函館港イルミナシオン映画祭 会期中広報「イルプレ」

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オートバイ少女

2008年12月06日 | 2008
「草の上の仕事」と同時上映された「オートバイ少女」。
この二作は、本映画祭の第1回上映作品でもあります。
17歳の少女とオートバイというインパクトのある組み合わせです。
1人オートバイに跨り、父親に会いにやって来たみのるの姿は、子どもと大人の狭間をさまよっているように感じました。
みのるは父親に会いに行くことで、自分を探しにいったのではないでしょうか。
高校も辞め、父親に捨てられたと思っているみのるは、自分のルーツを確認したかったのだと思います。
自分が思い描いていた理想の父親とは違う現実の父親に会い、さらに腹違いの妹が居ることを知ったみのる。
監督・脚本・制作をされたあがた森魚さんは、この父親をどのように作るかとても葛藤されたそうです。
親子とは、血の繋がりとは何か、ということを考えさせられる作品でした。

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