山旅の途中Ⅱ

自分はどこから来て、どこへ行くのか。
光、空気、花々の記憶を留めたい。

晩夏の森に、花笑う@滝野すずらん丘陵

2014-08-31 21:51:41 | 野歩き
                       2014年8月30日  レンゲショウマ  滝野すずらん丘陵公園




森の中で、ゆらゆらと 笑う。

レンゲショウマは、ちょっと妖しい存在感を放つ。(渓流ゾーン 平成の森)


☆レンゲショウマ


復元された水田の、生命のみずみずしさ。

カエルや虫がいっぱい。

絶滅危惧種のミズアオイが再生していた。(滝野の森ゾーン 野と水辺エリア)

☆ミズアオイ

とんぼと会うと、童心に火がつく。

赤トンボと呼吸を合わせたら、仲良くなった。


☆アキアカネ



北炭清水沢炭鉱ズリ山

2014-08-23 23:13:03 | ズリ山
                            2014年8月23日 北炭清水沢炭鉱ズリ山



雨模様なので、低い山に。

夕張の旧北炭清水沢炭鉱ズリ山 60m

7分で登る。

後続の若者。息を切らして「きつい」とつぶやく。

自分は、まったくの平常心。


見返りの旧炭鉱住宅街の屋根の赤と青が心にしみる。


☆見返りの炭住街


☆山頂のベンチ


近くの旧北炭清水沢火力発電所は、系列炭鉱の全電源を自力で供給。

その廃墟で「そらち炭鉱の記憶アートプロジェクト」が始まっていた。

栄枯盛衰の時間が静かに沈殿する。

日本の成長をけん引してきた労働の尊さよ。


☆ダムの奥に旧火力発電所

☆旧発電所内での現代アート展

☆過去のズリ山 
万字炭山ズリ山 2008年11月15日

大雪山の夜明けを待つ 桂月岳

2014-08-17 09:09:14 | 表大雪
                           2014年8月16日 桂月岳(1938m)  夜明けを待つ


黒岳、北鎮岳を歩き、桂月岳前のテント場で夜を待つ。

月が出る前の漆黒の空は星で満ちていた。

星灯りが山々を照らし、その稜線をくっきりと刻んでいる。

北斗七星、カシオペア座、北極星を確認。僕が知っているのはこれだけ。

時おり、流星群が長い尾をひく。

黒岳石室の管理人さんが夏の大三角、さそり座、ノーザンクロスなどなどを教えてくれた。


そして、桂月岳の山頂から夜明けを待つ。

蒼い空に朱色がにじみ、

やがて光の粒が、空に満ち満ちた。


 








☆来光を望んだ桂月岳


☆登山記録

2014年8月15日 
11時00分 黒岳七合目 リフト降車
11時40分 九合目
12時10分 黒岳山頂
12時40分 黒岳石室前テント場

13時30分 黒岳石室前 出発
14時25分 お鉢平展望台
14時55分 北鎮岳分岐
15時20分 北鎮岳山頂

16時30分 黒岳石室前テント場

20時15分 星空観察会

2014年8月16日
03時40分 黒岳石室前テント場
03時55分 桂月岳山頂
04時28分 ご来光


☆チングルマ

☆ウラシマツツジ

☆クロマメノキ

☆過去の桂月岳ご来光

桂月岳ご来光 2011年8月27日~28日


☆過去の黒岳
140815~16 黒岳~石室~北鎮岳、桂月岳
110827~28 黒岳~石室、桂月岳
070917   銀泉台~赤岳~小泉岳~白雲岳~北海岳~黒岳
061001   黒岳~北海岳~間宮岳~中岳~北鎮分岐~黒岳
060915 黒岳~北鎮岳
050924   黒岳~北海岳~白雲岳~赤岳~銀泉台
040904   旭岳~北海岳~黒岳
030713   黒岳~石室~お鉢平~北鎮分岐
020922   黒岳~石室~お鉢平
020913   黒岳~石室~桂月岳
020719   黒岳~石室 

☆過去の北鎮岳
140815~16 黒岳~石室~北鎮岳、桂月岳
080721   旭岳駅~当麻乗越~当麻岳~安足間岳~比布岳~北鎮岳~中岳~裾合平~旭岳駅
060915 黒岳~北鎮岳
050806 姿見駅~旭岳山頂~北海岳~北鎮岳~中岳分岐~裾合平~姿見駅







オンネトーから阿寒富士に登る

2014-08-10 09:13:44 | 道東
                              2014年8月9日 阿寒富士(右) 1476m


登山口のオンネトーでキャンプ。

先週、暑寒別岳で会った外国人カップルと再会する。

テントを打つ雨が騒がしいが、やがて静寂に。

翌朝、清々しい空気に満ちたアカエゾマツの森を登る。

☆針葉樹の森

☆ゴゼンタチバナ

☆イチヤクソウ



一気に視界が開かれた七合目から阿寒富士への道に折れる。


火山灰の踏み跡を注意深く、急登。


隣の雌阿寒岳の山頂にいた3人のランナーが猛烈なスピードで近づいて来た。


点が、やがて人のカタチになり、

山頂手前で抜かれた。


☆オンネトー

☆山頂

☆雌阿寒岳と黒い雄阿寒岳


ちぎれる雲の流れに懐かれて、

山頂に咲く花々と戯れた。

☆コマクサ

☆メアカンフスマ



☆登山記録
2014年8月9日(土)
05時30分 オンネトー登山口
06時40分 五合目
07時00分 六合目
07時10分 七合目 阿寒富士への分岐
07時55分 山頂  (2時間25分)
08時55分 下山
10時40分 登山口 (1時間45分)


 野中温泉別館 350円 硫黄たっぶりの源泉。石鹸は使えません。樹の香りも好 ☆☆☆

☆過去の登山歴
2010年7月17日 雌阿寒岳~阿寒富士途中


暑寒別岳とウニ丼

2014-08-06 10:53:27 | 増毛・樺戸の山
                          2014年8月2日 暑寒別岳(1491m)



真夏の海も見たいし、ウニも食べたいので日本海・増毛の山へ。

蒸し暑い登山路。五合目まで、アプの大群に包まれて歩く。

先行の外国人カップルは閉口して下山してしまった。

登山口は快晴だったのに、六合目から雲の中。


頂上台地のお花畑も、寂しげ。

☆ダイセツトリカブト

☆チシマギキョウ

☆山頂は雲の中


かつて登った六月は絶景だったので、山は時期の見極めも大事と知る。

それでも、下山中に雲が散り、山容を記憶に刻む。

往復20キロのご褒美、ウニ丼がうまかった。


☆うに丼


☆登山記録

2014年8月2日
08時20分:暑寒コース登山口
08時50分:一合目
10時10分:五合目
10時45分:七合目 ハイマツ帯
11時25分:八合目 扇風岩
11時55分:九合目
12時35分:山頂 (4時間15分)
13時00分:下山開始
16時10分:登山口 (3時間10分)

☆過去の登山歴
2006年6月25日