「山」旅の途中

40代後半になって始めた山歩き。自分はどこから来てどこに行くのか。光、空気、花々の記憶を留めたい。

大雪山に紅葉を求めて③ 「白雲岳~北海岳~黒岳」

2007-09-23 12:55:44 | 表大雪
          「北海岳を目指して、北海平を行く」

17日の登山記録③
11時40分、白雲岳を下り、北海岳を目指す。平坦な北海平をのんびりと進む。チングルマの紅葉の背景にトムラウシ山や十勝連峰が浮かぶ。夏のお花畑はさぞかしにぎやかなことだろう。

     「北海平  チングルマの紅葉とトムラウシ山」

12時35分、北海岳の山頂に(2149m)。ここは巨大なクレーターをぐるり一周する「お鉢」の稜線だ。正面にでーんと北鎮岳が構えている。天候も下り坂なので、そのまま目指す黒岳方面に下ることにする。拡がる紅葉が美しい。

     「北海岳山頂から望むお鉢と北鎮岳(右)と比布岳」

     「桂月岳(左)と黒岳(右)」


13時50分に「黒岳石室」に。何度か来ているが、バイオトイレは利用したことがない。特に便意はなかったが、トライしてみた。使用後は自転車のペダルをこいで、おがくずを混ぜるというユニークな構造。200円の寄付金をちゃりん。20分休憩。
14時30分に黒岳山頂(1984m)に。午前7時過ぎから歩いているので、さすがに疲れた。

「黒岳石室を後にして。背景は凌雲岳(右)と北鎮岳(左)」

黒岳山頂も一瞬、立ち寄っただけで、リフト駅に向けて下山。急な下り道なので、予想通りに膝が痛み出した。困ったものだ。ストックのつき方をいろいろと工夫しながら、だましだまし下山した。「マネキ岩」周辺の紅葉が見ごろだった。夕方の雲が立ち、1日の終わりを告げていた。
15時40分、リフト駅に到着。
下山後は「黒岳の湯」で休んで、札幌へ戻る。

 「黒岳のマネキ岩」

これまでの「赤岳」登山記録
03年9月15日:銀泉台~赤岳~白雲岳
05年7月03日:銀泉台~赤岳~小泉岳
05年9月24日:黒岳~北海岳~白雲岳~小泉岳~赤岳~銀泉台
今回      :銀泉台~赤岳~小泉岳~白雲岳~北海岳~黒岳