山旅の途中Ⅱ

自分はどこから来て、どこへ行くのか。
光、空気、花々の記憶を留めたい。

残雪光るニセコ連峰 目国内岳

2015-06-22 20:44:26 | ニセコ、羊蹄山


2015年6月21日


この日のテーマは、

目国内岳(1220m)の山頂からニセコ最深部の新緑と残雪を見る。

体力許せば、未踏のパンケメクンナイ湿原に降りよう。









北海道南部に咲くフギレオオバキスミレ、ベニバナイチゴを

確かめながら登山路を行く。


二時間ほどで山頂に。


目の前に横臥する雷電山、新緑の中に残雪が眩い。

来し方を振り返ると、羊蹄山とニセコ連峰。

たった一人の山頂に、爽やかな風が鳥たちの賛歌を運んできた。










体力戻して、湿原に下る。


そこは、今だ雪解けの春。

ショウジョウバカマ、チシマザクラが静かに咲いていた。











□登山記録

06時50分:入山
07時30分:前目国内岳(980m)
09時00分:山頂

09時30分:岩内岳分岐を下る
10時15分:パンケメクンナイ湿原入口
10時25分:ここから折り返す
11時40分:岩内岳分岐に戻る
11時55分:下山開始
13時25分:登山口に戻る

♨ 新見温泉  山菜そば&入浴 1200円   旬の「笹の子」など具沢山




□過去の記録

2007年6月24日


黒松内 歌才ブナ林にオオルリ歌う

2015-06-13 12:33:12 | 道南


2015年6月7日

曇りの黒松内岳を下山して、温泉から出たら快晴。

帰路、歌才のフブナ林を歩く。

木漏れ日のいたずら。

野太い幹をキャンバスに

ブナが己の葉影を刻んでいた。





オオルリ♂の歌が聞こえたら、♀がやってきた。

口に翅虫。じっと動かず。僕がいるから巣穴に行けないのか。


そっと立ち去った。




ブナの森・黒松内岳

2015-06-09 22:42:07 | 道南



2015年6月7日 黒松内岳(739m)


新緑のブナが放つシャワーを浴びて


黒松内岳で遊ぶ。


曇天ながら、ライトグリーンの日傘に心身が包まれた。


足もとににはタケノコ(根曲がり竹)が、ふたつ、ひとつ。


我を忘れて、いまココに集中。


タニウツギの紅色が眩しく


全山に響くツツドリの声が初夏を告げていた。



















プナの葉に目を凝らすと、


いくつかの樹に、実の赤ちゃん。


風雪に耐えた幹の向こうに、目指す山頂が屹立して、意欲をそそる。


山頂からは右手に太平洋、左手に日本海。


この地に感謝。








☆登山記録
08時30分:登山口→ブナ林う回路
08時55分:三合目 本路と合流
09時15分:五合目 タケノコ採り
09時35分:六合目 稜線に出る
09時55分:七合目 ツツドリの合唱響く
10時15分:八合目
10時35分:山頂

11時25分:下山開始
12時20分:登山路に戻る


☆過去の登山記録
2005年10月30日 曇り/雨