「山」旅の途中

40代後半になって始めた山歩き。自分はどこから来てどこに行くのか。光、空気、花々の記憶を留めたい。

大雪山 黒岳~北鎮岳 紅葉ウォーク<2>

2006-09-19 21:45:51 | 表大雪

■9月15日の登山記録②■
【写真:黒岳石室方向、北鎮岳~凌雲岳を望む】

9時50分。
黒岳山頂では大勢の登山者が「綺麗だねえ」と歓声をあげていた。
けしてベストの光景ではないが、初めて見る人は、本当にびっくりするだろう。
感動した、あの日の初心を忘れないで・・・

黒岳石室に向かう下り路から見た北鎮岳、凌雲岳の紅葉・・・
去年9月24日と比較すると、初々しくも鮮明だ。
去年はピークを過ぎて少々暗く、今年はピークの少々直前か?
ベストの時期に出会うのは至難の業。

凌雲岳、烏帽子岳を眺めながら、平坦な雲ノ平を行く。
表大雪は一度上がってしまえば、平坦で大きな台地が広がる。
これが楽しい。
大雪山の、氷河期に連なる風景だ。
     
【写真:凌雲岳】        【写真:烏帽子岳】

11時にお鉢平展望台。
2002年9月に初めてここに来たときは、荒々しい光景に息を呑む。
だんだん慣れて、感動が薄らぐのは、まだまだ山の楽しさを体得していないからか?

11時40分に北鎮岳分岐。
いつのまにか雲がひろがり、期待していた旭岳は見えない。
紅葉が美しい裾合平方向も視界が悪い。
去年9月17日、当麻岳から見た旭岳、裾合平の紅葉は絶景だった。
記憶の中で静かに反芻する。


 
【写真:お鉢平展望台】

12時に北鎮岳の山頂。
一瞬晴れて、愛別岳、比布岳の眺望を得る。
紅葉ロードをUターンして、15時45分に黒岳7合目の登山口に戻る。


     
【写真:北鎮岳から見た比布岳】      【写真:愛別岳】

いつもの「黒岳の湯」で汗流して、少々仮眠。札幌に戻る。

※過去の登山記録
【黒岳】
■020719 黒岳~黒岳石室
■020913 黒岳~黒岳石室~桂月岳
■020922 黒岳~黒岳石室~お鉢平展望台
■030713 黒岳~黒岳石室~お鉢平展望台~北鎮分岐
■040724 黒岳~黒岳石室~北海岳の途中まで
■040904 旭岳~北海岳~黒岳石室~黒岳
■050924 黒岳~北海岳~白雲岳~赤岳~銀仙台

【北鎮岳】
■050806 旭岳~北海岳~黒岳石室~北鎮岳~裾合平