「山」旅の途中

40代後半になって始めた山歩き。自分はどこから来てどこに行くのか。光、空気、花々の記憶を留めたい。

黒岳から北海岳廻りでお鉢一周

2006-10-06 22:30:20 | 表大雪
【写真:白雲岳を背に北海岳を目指す登山者】

■10月1日 お鉢一周の登山記録
層雲峡ユースに宿泊。雪見を期待し、6時20分のロープウェイに乗る。
観光客で大混雑。雲海を抜け、青空を刻む黒岳が見えると大歓声。
雲にはロープゥエイの影が「ブロッケンの妖怪」として浮かぶ。
やはり早起きは得だ。
       
【写真:5合目から見た黒岳】   【写真:雲海と屏風岳】

7時に7合目の登山口から入山。途中、紅葉は終盤。逆光で色はよくわからない。
8時:黒岳山頂。お鉢を囲む山並みは軒並み冠雪。
初めて体感する大雪山・白銀の世界。
本当に来て良かった!
     
【写真:白雲岳~北海岳】【写真:北海岳~間宮岳】【写真:北鎮岳~陵雲岳】

黒岳から北海岳へ向かう途中、ウラシマツツジ、チングルマも
霜の花を咲かせていた。
  
【写真:ウラシマツツジ】  【写真:チングルマ】  【写真:霜柱】

9時50分:途中、雪を踏みしめながら北海岳山頂に。
一部の吹き溜まり以外は夏道で登山に支障は無かった。
北鎮岳などの山並み、見下ろすお鉢も雪化粧。
ここからピストンで黒岳に戻るつもりだったが、
あまりの絶景で、お鉢を廻ることにする。
ここで一緒になったツアー登山者も後に続く。
      
【写真:積雪】    【写真:北海岳山頂から見たお鉢】 【写真:白雲岳】

凛とした空気を感じながら、冠雪した山肌を行く。
眠っていた魂の野生が甦る。
旭岳、後旭岳を眼前に、幸せな気分が心の底からこみ上げてきた。

【写真:後旭岳~旭岳】


次第に雲が広がり、時おりガスに包まれながら稜線をゆく。
山の天気は変わりやすい。
間宮岳からの下りは硬い雪で歩きにくい。慎重に。
10時45分:間宮分岐
11時30分:中岳
11時45分:北鎮分岐 神戸から来た夫婦は前日16時30分ごろ、
銀泉台林道を車で下っている途中、ヒグマと遭遇したという。大喜びだった。

【写真:間宮分岐】

13時10分:再び黒岳山頂。下山中は、順光で紅葉も晩秋の輝き。

【写真:山腹の晩秋紅葉】

14時:黒岳7合目登山口に戻る。
3週間通った秋の大雪山歩きも終了。
技術のない僕にとって、大雪山は夏山納め。
すっきりと満足感。

※過去の登山歴
今回  黒岳~北海岳~間宮岳~中岳~北鎮分岐~黒岳
050924 黒岳~北海岳~白雲岳~赤岳~銀泉台
050806 旭岳~北海岳~北鎮岳~中岳分岐~裾合平
040904 旭岳~北海岳~黒岳