室内楽の愉しみ

ピアニストで作曲・編曲家の中山育美の音楽活動&ジャンルを超えた音楽フォーラム

高校野球

2006-08-18 23:31:23 | Weblog
 今年の高校野球は凄い!
逆転、延長戦、サヨナラ試合だらけだ。昨日と今日の準々決勝も、駒大苫小牧vs東洋大姫5-4,智弁和歌山vs帝京13-12,早稲田実業vs日大山形5-2,福知山成美vs鹿児島工業2-3,と、1点差試合ばかり。早実vs日大山形も逆転ゲームだった。1試合をプレイボールからゲームセットまで見ていないし、全てのゲームを見ている訳でもないのだが、接戦が目につく。点差があっても、最後の最後まで、どうなるか分からないので、どの試合もドラマティックだ。
 ひとつの理由としては、打力の向上があるらしい。バットが以前より重くなって、全身で、つまり下半身も使ってスイングする打法を身につけるのが、当然になってきたらしい。打高投低とまでは云えないかもしれないが、打撃力があれば、諦めることなく、最後まで闘える。
 器具やトレーニングの進化ばかりでなく、精神力、集中力の発揮の仕方も、多くの先輩、先人の経験を学ぶ、学び方がより発達してきているのではないだろうか?”甲子園”という最高の舞台でプレイできる喜びを、十二分に味わいながら、楽しそうに笑っている顔が多い。仲間のエラーでガックリ来たのが顔に出てしまう選手、同点に追いつかれて緊張の糸が切れてしまった選手・・色々な表情が面白い。負けて泣くピッチャーも多い。あそこまで本気で、「自分はやれる!」と信じてやっていたのだから、それが叶わなかった現実は、受け入れがたいだろう。解るなあ・・。
 あとさきを考えず、一生懸命やっている姿。そしてその中に、人間らしい純粋な喜怒哀楽が見える高校野球。「感動を与えられるように頑張ります!」という選手宣誓は、好きじゃないし、口を開けて感動がやって来るのを待っている訳じゃないけど、やっぱり高校野球、面白いな~。
 

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