室内楽の愉しみ

ピアニストで作曲・編曲家の中山育美の音楽活動&ジャンルを超えた音楽フォーラム

色々ありました【其の一】

2007-05-23 01:57:44 | Weblog
「シベリウス&コルンゴルト没後50年記念コンサート」が先週14日に始まった3日間のリハーサルから、昨日の”ピアソラによせるコンサート”が終わって、今日帰るまでの9日間、全日程が終了しました。 無事に終わったか・・?いや~、それが、色々ありました。

【其の一】交通編
 先ずは、ツアー初日17日の原ノ町行きの朝、川崎での人身事故で東海道線が大幅に遅れ、各駅ごとに、駅の手前で前の電車が駅から出るまで待機して、益々遅くなり、10時のスーパーひたちに乗り遅れてしまいました。 おまけに1時間後の電車はいわきから先は各停で原ノ町まで84分もかかり、結果的には1時間半の遅刻になってしまいました。「不可抗力だから仕方ない」とおっしゃって下さる皆さんの優しさが身に染みました。

その翌日、上野に向かうスーパーひたちが、強風で大幅に遅れる見込みであることが分かり、タクシーで山越えして福島から新幹線で東京に向かうことになりました。これが素晴らしいドライブとなりました。爽やかなお天気で、新緑の山々、遅咲きの山桜、高い木々の合間に藤の花が至るところで咲いていて、あっという間の90分でした。代々木上原のムジカーザに着いたのは、希望到着時刻の1時間後でした。

さて3日目19日は自宅から兵庫の丹波篠山への移動日で、9時半頃新横浜の新幹線で新大阪に着き、12時5分の福知山線に乗り換える予定でした。新大阪駅の電光板で12時5分を探すと、ありました13番線。ところが、これが大間違い! 「高槻の次は京都」とアナウンスしていたのです。それまで、2号車を探して、スーツケースを転がしながら、11号車から何枚のドアを開けたことでしょう!道理で、指定席っぽくない電車。通りかかった車掌さんに聞いたら「京都で1分乗り換えで新大阪方面の電車が来るけれど、無理でしょうから、新大阪で1時間時間位、電車待ちになりますね」と言われました。電車が着くのが2番線で、乗りたい電車は5番線。階段もちかい!京都駅1分乗り換えに賭けることにしました。スーツケースを持ち上げ、ダダダダダ・・階段を駆け上がり、またダダダダダ・・駆け下りる。発車のベルが鳴っていたけれど、メゾソプラノの駒ヶ嶺さんが乗りおわるとドアがしまる。間に合いました。一方、レールパスを持っている弦楽器組はレールパスでは”のぞみ”には乗れなくて、”ひかり”に乗るのに、混んでいてグリーン車しか空いていない、とみどりの窓口で言われ、別途グリーン料金を払わされた上に、福知山線を乗れない筈の時間の切符を渡され、私たちが乗車せざるを得なくなった福知山線の自由席に座っていました。こうしてこの日、始めて合流できました。

「どうも、毎日”電車トラブル”が続いているね」「明日から3日間は電車に乗らないから大丈夫」などと日本語、英語、フランス語、フィンランド語で話ながら柏原に着いたのでした。