室内楽の愉しみ

ピアニストで作曲・編曲家の中山育美の音楽活動&ジャンルを超えた音楽フォーラム

トリノ五輪前半終わって・・

2006-02-19 13:32:03 | Weblog
 開会式でパバロッティが歌った「誰も寝てはいけない」のタイトルどおり、トリノ五輪で寝不足だ。
 日本人選手たちは一生懸命やっているが、なかなかメダルが取れない。不言実行の昔と違って、今は皆、有言実行の時代だ。「メダルを狙います」「実力を発揮できればメダルは獲れると思います」これは、マスコミやマスコミを通して応援してくれる人に向けて言っている以上に、自分自身に向けて言っているのだろう。 実力を発揮するには自分で自分を信じて集中する事が何より重要だ。
 ところで、”実力”って何だろう?今までやって来た中で最高の記録?いや、私はその時のその瞬間に出たものが”実力”だと思う。昨日はできたが今日はできない、としたら、今日は”実力”が下がったのだ。しかし、その”実力”向上の為には本人の努力だけでなく、様々なものが必要だ。ウィンター・スポーツは日本では夏のスポーツに比べると、お手軽なものではない。雪印乳業の経営失敗の影響もさることながら、JOC会長まで務めた西武の堤氏の失脚も相当な影響があったんじゃないか、と思う。 スポーツ、芸術、科学研究などは同じ努力をするなら費用が多く使える方が有利なのは当たり前だ。
 マスコミは注目を集める為に、確かに過剰な期待感を煽ってきたが、選手同様、マスコミも日本国民の代表なのだ。思わしい結果が出なければ、皆んなで反省するしかない。
 そうは云っても、せっかくの四年に一度のイベントなのだから、最後までまだまだ寝不足につきあうど。