農人ナベさんは、東日本大震災の被災地・福島県で、有機農業を続けています。
風評被害に屈することなく、今年も、有機栽培米「ミルキークイーン」を作りました。
以下、ナベさんの最近のお便りから、一部転載します。
みなさまが有機栽培米「ミルキークイーン」を購入してくださった代金の「5%」を、相馬市の福祉協議会に寄付しております。
2012年9月現在、累計85,000円を「震災孤児等支援金」としてお届けしました。
これは、相馬市がもうけた「震災孤児等支援金支給基金」から、親御さんを亡くした子どもたちに支給される制度です。
みなさまが相馬やわたしを応援してくださるお気持ちを寄付することで、みなさまの温かいご支援が震災孤児にとどき、かれらの未来に少しでも役立つものと確信しております。
東日本大震災と、東電福島第一原発の事故から、1年7か月以上がたちました。
福島県では、県内の仮設住宅などに10万人、県外には6万人、計16万人がいまだに避難生活をよぎなくされています。
2011年末には、野田首相が「原発事故は収束」と宣言しましたが、なにを根拠にしたのか不明で、私にはその実感はありません。
福島県・相馬市の農人ナベさん、お便りありがとうございます。
被災地への支援は、これから先にこそ、ずっとずっと必要だということ、肝に銘じておかなければなりませんね。
被災地からはなれた場所に住んでいる我々にもできることを、細々とながら、でも、こつこつと続けていかなければ。