大震災の被災地・福島県相馬市の「農人ナベさん」より、ご報告が届いています。 一部を転載します。
福島県内のほかの地区から、「国の暫定規制値をこえる放射性セシウムが検出された」というニュースが連日ながれ、国や県が調査した測定値の信頼がゆらぎました。
そこで ――――
我が家のお米、有機栽培米・ミルキークイーンの「放射能値」を、自費で測定することにしました。
国や県には、個々の農家の放射能測定はしてもらえないので、自分で信頼できる民間の業者に依頼しました。
我が家のお米の放射能分析結果は
有機栽培米・ミルキークイーン (精米)
放射性ヨウ素 ヨウ素131 不検出 (検出下限値50Bq/Kg)
放射性セシウム セシウム134 不検出 (検出下限値25Bq/Kg)
放射性セシウム セシウム137 不検出 (選出下限値25Bq/Kg)
この分析結果から、我が家のお米は安心してお召し上がりいただけることと確信しております。
東日本大震災から9ヶ月がすぎ、地元紙の見出しは「原発事故」や「放射能」についてのものばかりです。
いまや東日本大震災ではなく、「福島原発災害」のみが強調される今日となりました。
「わたしたち福島県民は、なにか悪いことをしたのでしょうか?」と言いたくなる毎日です。
福島県産の農作物、とくにお米の風評被害は、予想以上にきびしい状況です。
「福島県産」というだけで、安全なお米も売れません。 出荷の価格も、安く値切られてしまいます。
我が家のお米の注文にも、キャンセルが多く、その対応に苦慮しております。
このような状況は、だれかを恨んだり、嘆いたり、非難しても、あの震災の前にはもどりませんので、前向きに考えてすすんでいくつもりです。
今後とも、温かいご支援をよろしくお願いいたします。
ラン吉ママより
試食米をお受け取りくださったみな様に、この分析結果のコピーをお渡ししております。
どうぞご理解をたまわりますように。。。。