女流本因坊戦第4局

＜本日の一言＞
本日は有楽町囲碁センターにて指導碁を行いました。
お越し頂いた方々、ありがとうございました。
ちなみに、1年間の対局数は108局でした。
来年も多くの方々と対局できることを楽しみにしています。
＜/本日の一言＞

皆様こんばんは。
本日は女流本因坊戦第4局が行われました。
早速振り返っていきましょう。



1図(実戦)
謝依旻女流本因坊の黒番です。
白1のハネに対し、手抜きで黒2とは意表の一手でした。
白3と出られて、黒×が取られてしまいますが・・・。





2図(実戦)
黒7までと頭を出せますし、白×がダメ詰まりの嫌な格好になっています。
形勢はよく分かりませんが、元々黒が苦しそうな戦いだっただけに、黒が上手く捌いたのではないでしょうか。
謝女流本因坊が柔軟なところを見せました。





3図(実戦)
もう1つ印象的だったのはこの場面です。
黒△と押された場面、白×はまだ生きていませんが・・・。





4図(実戦)
白1～5と手抜き！
黒6と打たれて部分的には眼がありませんが、黒は取りに来れないだろうと言っているのですね。
読みに自信があるのでしょうが、それにしてもなかなか怖い打ち方です。
もし死んでしまえば、それでおしまいですからね。
藤沢里菜挑戦者らしい、目一杯の頑張りでした。


結果は藤沢挑戦者が勝ち、女流3冠となりましたね。
全体的に競った勝負の多いシリーズでしたが、僅かに藤沢挑戦者の読みが上回ったでしょうか。