<本日の一言>
昨日は武蔵小杉最強リーグの第2節が行われました。
嬉しいことにメンバーが2人増え、私を含めて11人になりました。
今後もさらに盛り上げていきたいと思います。
皆様こんにちは。
昨日は農心杯第7戦が行われました。
日本の3番手芝野虎丸九段(21)は、韓国の申旻埈九段(21)と対局しました。
それでは振り返っていきましょう。
なお、農心杯の対局は日本棋院ネット対局幽玄の間で中継されています。
1図(実戦)
申九段の黒番です。
白1のハネが凄い発想でした。
あえて黒2と切らせ、白3からぐんぐん押して黒×を仕留めようというのですね。
肉を切らせて骨を断つといった印象です。
2図(実戦)
空中に空き三角を作る白△!
黒Aには白Bの押しがぴったりというわけですね。
それにしても、プロの碁ではこういう手はあまりお目にかかれません。
形より読み優先の状況ということですね。
3図(実戦)
取られている石を白1と逃げ出した手、白Aと切れるにもかかわらず白11と眼を持った手に注目しましょう。
この背景には物凄い読みがありました。
4図(実戦)
白4が利いたことがポイントです。
このために白△と逃げておいたのですね。
結果、黒×と白×の振り替わりになりました。
恐ろしいほどの読みです・・・。
ただ、この後白Aと切った手はやりすぎだったと思います。
それで白が形勢を損ねたようでしたが、後半の追い込みが強烈でしたね。
芝野九段、見事な勝利でした。
本日14時からの、唐韋星九段との対局も楽しみです。
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