白石勇一の囲碁日記

囲碁棋士白石勇一です。
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武蔵小杉最強リーグ&牛栄子ー鶴田和志(幽玄の間選手権)

2020年10月20日 23時59分59秒 | 幽玄の間

<本日の一言>
天元戦第2局は、井山裕太天元(31)が勝ちました。
今回も熱戦でしたね。
また、両者の形勢判断の正確さも感じました。



皆様こんばんは。
昨日はお休みしました。

さて、まずは先日ご紹介した武蔵小杉最強リーグについてお知らせします。
今週日曜日開幕です。

 

メンバーは大分集まりましたが、あと2名分ほど空きがあります。
引き続き参加申し込みやお問い合わせをお待ちしております。
他の日で調整することもできるので、初回に参加できなくても大丈夫です。

点数については暫定的に設定しておきました。
初回の話し合いにより、上下5点~10点ぐらい変更することもあるかもしれません。
なお、私の点数は基準になるので変動しません。



さて、それでは本日も幽玄の間選手権第2クール本戦トーナメントの対局をご紹介しましょう。
1回戦の牛栄子三段(21)-鶴田和志六段(25)戦です。

1図(実戦)
牛三段の黒番です。
黒1、3と突っかけたのは、牛三段らしい積極的な仕掛けですね。
Aの断点が気になりますが・・・。



2図(変化図)
白1には黒2、4の返し技を用意しています。
黒10までとなれば黒がやれるでしょう。



3図(実戦)
そこで、実戦は白1と曲がって黒の狙いをかわしました。
下辺黒を狙う作戦ですね。
白13まで、全面戦争に発展しました。
ところで、本図白5と2子を逃げ出した手では・・・。



4図(変化図)
白1と守っておき、白×を捨てる作戦もあったでしょう。
本図なら安全に下辺黒を攻めることができます。
私は苦労することが嫌いなので、ついこのような楽な道に逃げたくなります(笑)。
対局者次第で、展開は大きく違ってくるものです。

実戦は鶴田六段が力比べでポイントを上げたようです。
結果は白中押し勝ちでした。



☆各所で指導碁を行っています。皆様のお越しをお待ちしています。

日本棋院有楽町囲碁センター・・・JR有楽町駅前の交通会館9Fです。毎月1回、指導碁当番を担当しています。

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