<本日の一言>
本日は横浜の宇宙棋院にて、級位者教室の講師を務めました。
生徒さんの出席率は、普段の3割ぐらいマイナスに・・・。
屋内ゲームとは言え、囲碁も意外と雨風には弱いですね(笑)。
</本日の一言>
皆様こんばんは。
本日、三星火災杯本戦が開幕しました。
日本からは井山裕太九段、柳時熏九段、芝野虎丸七段が出場しています。
今回は芝野七段と陳耀燁九段の対局をご紹介しましょう。
1カ月ほど前には芝野七段が苦汁をなめさせられた組み合わせですが、果たして今回は?
なお、三星火災杯の対局は全局幽玄の間にて中継されています。
1図(テーマ図)
陳九段の黒番です。
黒△に対しては、まず白Aと切る手が思い浮かびます。
すると黒B、白Cといった進行になりそうですが・・・。
2図(実戦)
芝野七段、なんと要石の白×を捨ててしまいました!
もったいないようですが、黒が取っている間に上下で得をしていますし・・・。
3図(実戦)
さらに、白1のシチョウ当たりも打てるというわけです。
うーむ、なるほど・・・。
芝野七段は戦闘力だけがクローズアップされがちですが、実は優れた大局観の持ち主でもあると思います。
時々プロにも意図が分からないような打ち回しをするようなことがありますが、それは芝野七段にしか見えていない判断基準があるからなのでしょう。
4図(実戦)
局面が前後しますが、黒1に対して右上隅を捨てて白2、6と先行した打ち方にも感心しました。
右上隅での損失は約30目ですが、右辺白を補強する価値はそれ以上だと判断したのです。
ここも芝野七段の大局観が表れた場面と言えるでしょう。
本局は難しい戦いが続きましたが、見事芝野七段が勝利を収めました。
世界戦優勝経験者を相手にしても、全く動じる様子がありませんでしたね。
井山九段と柳九段は残念でしたが、まだチャンスはあります。
明日以降も日本選手を応援しましょう!
本日は横浜の宇宙棋院にて、級位者教室の講師を務めました。
生徒さんの出席率は、普段の3割ぐらいマイナスに・・・。
屋内ゲームとは言え、囲碁も意外と雨風には弱いですね(笑)。
</本日の一言>
皆様こんばんは。
本日、三星火災杯本戦が開幕しました。
日本からは井山裕太九段、柳時熏九段、芝野虎丸七段が出場しています。
今回は芝野七段と陳耀燁九段の対局をご紹介しましょう。
1カ月ほど前には芝野七段が苦汁をなめさせられた組み合わせですが、果たして今回は?
なお、三星火災杯の対局は全局幽玄の間にて中継されています。
1図(テーマ図)
陳九段の黒番です。
黒△に対しては、まず白Aと切る手が思い浮かびます。
すると黒B、白Cといった進行になりそうですが・・・。
2図(実戦)
芝野七段、なんと要石の白×を捨ててしまいました!
もったいないようですが、黒が取っている間に上下で得をしていますし・・・。
3図(実戦)
さらに、白1のシチョウ当たりも打てるというわけです。
うーむ、なるほど・・・。
芝野七段は戦闘力だけがクローズアップされがちですが、実は優れた大局観の持ち主でもあると思います。
時々プロにも意図が分からないような打ち回しをするようなことがありますが、それは芝野七段にしか見えていない判断基準があるからなのでしょう。
4図(実戦)
局面が前後しますが、黒1に対して右上隅を捨てて白2、6と先行した打ち方にも感心しました。
右上隅での損失は約30目ですが、右辺白を補強する価値はそれ以上だと判断したのです。
ここも芝野七段の大局観が表れた場面と言えるでしょう。
本局は難しい戦いが続きましたが、見事芝野七段が勝利を収めました。
世界戦優勝経験者を相手にしても、全く動じる様子がありませんでしたね。
井山九段と柳九段は残念でしたが、まだチャンスはあります。
明日以降も日本選手を応援しましょう!