白石勇一の囲碁日記

囲碁棋士白石勇一です。
ブログ移転しました→https://note.com/shiraishi_igo

新連載

2018年09月01日 23時59分59秒 | 仕事・指導碁・講座
<本日の一言>
最近野菜が高いですね。
近所のスーパーで、きゅうりが98円になっていてビックリです。


皆様こんばんは。
現在、NHK囲碁講座別冊付録と囲碁研究誌上で連載を持っていますが・・・。
この度、週刊碁でも連載が始まることになりました!
メインテーマは目算です。
今まで書籍や連載で触れてこなかったテーマですね。

目算ができない、苦手だという方は少なくありません。
その原因としては、数えることそのものが苦手ということも多少はあるでしょうが、それは本質的な問題ではないと考えています。
少なくとも、整地した状態ではどなたでもちゃんと数えられますからね。
人によって精度と必要な時間が変わってくるだけです。

では、目算が苦手な方の問題点は何かと言えば、どこが地になっているか分かっていないということです。
講座では、どなたでもそれを克服できるように、考え方と技術の両方をしっかりとお伝えしていきます。

目算ができなくても碁は問題なく打てます。
ですが、目算ができれば作戦や着手を決めやすくなる面は間違いなくあるでしょう。
そこで、目算をすることの効果についてもしっかりとお伝えします。
それが分かっていないと、練習したいとは思えないでしょうからね。

打ち合わせで編集者、ライターの方と確認したことですが、本講座は練習の仕方について学ぶものにもなると思います。
本講座を読んでいれば、普段の対局中にも練習することができ、上達につながるでしょう。
これは私の他の本や連載でも重視している考え方です。

連載開始日はまだ確定していませんが、そう遠くないうちにお知らせできるでしょう。
お楽しみに!




次回予告です。
名人戦第1局を眺めていたら、面白そうな形が浮かんだのでご紹介したいと思います。
黒先で手になるかどうかを考えてみてください。
手筋の応酬となりますが、果たしてどちらが勝つでしょうか?