いちごわさびの徒然草

アニメ大好き! ガンダム大好き! そんなこんなを徒然なるままに・・

<第52話>セカンド・ルナ / [小説]ガンダム外伝

2011-09-29 06:26:58 | [小説]ガンダム外伝
<ここまでの話>
【第1部】
<第1話> から <第24話>までのリンク
【第2部】
<第25話> から <第46話>までのリンク

【第3部】
<第47話>月面着陸・・
<第48話>敵か味方か?
<第49話>アロー市自衛軍
<第50話>大丈夫だよね・・
<第51話>フォン・ブラウンへ・・
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「よし♪ じゃぁ出発だ・・ まずは第4層に降りよう、私が運転するからな
 あとは口と耳があれば大丈夫だろ、聞いて回ればいいさ・・」

「そうですね♪ 行った事が無いんで、ちょっと楽しみでもあります♪
 マップは私が見ますので、運転はお願いいたします
 というか、軍に入ってからエレカー免許を取得したので、まだペーパー免許なので・・」

「なんだ、プチモビルスーツは180時間も乗っているのに、エレカーはペーパなのか?」

「てへっ♪」

と、ペロッと舌を出し、笑うチロル三尉の顔に癒される自分が居た・・

・・・

フォン・ブラウンの第4層、フォース地区へ下る道は、市を覆うドームの周回淵に設置されていた、
貨物用の大型車両がたまに通過する、フォース地区は上層とボトムズを繋ぐインターフェースの
役割を機能として持っている郡で、中央部にジャンク屋商会の会社などがあり、その北と南の両端に、
飲み屋や風俗や賭博場などの繁華街が構成されている街だ・・ 

(エレカーで来るんじゃなかったか・・)

私達のエレカーが目立つ・・ ここでは乗用エレカーが非常に少なく、あっても旧型だ・・
そして多くのエレカーは、貨物用にも使用できる月面バギーが大半だった・・
ひょっとしたら、このフォース地区にはドーム外の月面に直接出れるトンネルがあるのかもしれない 

「どこか、ちゃんとした所に駐車しないと、エレカーが盗難にあうかもしれんな・・」

「そんなぁ・・ 取られちゃうんですか?」

「ああ・・ そういう目をしている奴らばかりだ・・」

「確かに・・ アロー市の下層とは全然雰囲気が違います・・ シャフトが無いからかな?」

「まぁ・・ それもあるだろう、市の面積がアロー市の数倍はあるからな・・
 アロー市は直径が小さいから、最初から4層で構築されているが、
 直径の大きな、フォン・ブラウン市の設計は、元々第3層までだと聞いていた・・
 というか、実際に第3層まででフォン・ブラウン市の機能が全て構成されているだろ?
 その下の層は・・ 勝手にできたのかもしれんな・・ 人間の力は凄い物だ・・」

「勝手に掘っちゃった・・ って事なんですね・・」

「ああ・・ そう言う事だろう・・ 上層には空気があるからな、コロニーより安全だ
 コロニーからも流れてきている奴らが多いんだろう・・  で・・ここからがサウス地区か・・」

サウス地区の文字が路肩にある標識に書かれている・・
道の先には、繁華街のネオンがまぶしく光っていた・・
3層までは、人工太陽などで昼夜の自動制御が行なわれているが、それより地下には昼間は無い、
常に夜であり、ネオンが明るい・・繁華街のサウス地区は不夜城という表現がピッタリだ・・

「となると、サウスエンドはこのあたりだな・・」

と、駐車場のマークのネオンが見えた、椅子に腰掛ける初老の男が「P」と書いた旗を振っている
その店の前でエレカーを止め車外に出ると、ムッとした鉄くずの錆びた匂いと湿気に包まれた・・

「泊まりかい?」と初老の男がにやけた顔で覗き込む・・

「いや、店を探している、数時間だが預かってくれるか? 軍務だ・・」

「なんだ、お家に帰らないといけないのか? さては、かぁちゃんが怖いのか?
 そんな娘っ子みたいな、おなごと・・ わざわざアローから来るんだ、訳ありだろ?」

と、私の軍服や階級章、そしてチロル三尉をちらちら見る・・

「だから軍務だと言った! 訳ありだと高くなるんだろ?」

「逆さ 訳ありならお安くしておくさ、軍務だと2倍だね♪」

「そうか・・ さすがマスターは鋭いな・・ 秘密にしてくれよ・・ 司令がうるさくてな・・
 というか・・ 中々いい娘だろ? 士官学校出立てのピチピチだ♪・・」

「だろ? 訳ありだろ♪
 そうじゃないかと見たんだ、 なら、泊まりだね! 安くしておくが
 現金で前金だ! クレジットはダメだ、信用ならんからな!」

「分かった・・ 幾らだ?」

「3000ルナ貰おうか?」

「な・・なにぃ? さ・・ 3000ルナだとぉ! お、女が買えるじゃないか!!」

「嫌なら良いよ、ミナミじゃどこでもこんなもんさ、もっと高い店もあるからね・・
 と、いうか、盗難にあったらエレカーの賠償金はもっと高かったんじゃないかな?
 ほら・・ そこのガキ達が、綺麗なエレカーを見てるよね・・ ひっひっひっ♪」

道の反対側で5~6人ほどの子供達が、ジッとこちらの様子を伺っているのが見えた・・

「分かった分かった・・ マスターの言うとおりにするよ・・
 で・・ 店を探しているんだが?」

「やる前に腹ごなしか? 女の食欲と性欲は同じって言うモンな! 良い店があるぞ♪」

「いや・・ 知人がやっている店なんだが・・
 確か・・ ルナ2・・ いや ルナセカンド・・ セカンドルナだっけ?」

「ああ?・・ それってチーフの店か?
 それなら、その路地を入って右に折れた先にあるぞ、セカンド・ルナだ・・」

「そうか! ありがとう・・ 探すのに手間がかかると思ってたんだ、助かった!
 じゃ、3000ルナだな・・」

「いや・・ 300でいいよ・・ チーフの友人からは、ボッタくれないからな♪」

「おい・・ そういうものなのか?」

「ああ・・ そういうもんさ で・・ これを持っていけ!
 ホテルの割引チケットだ! これがあると、ボッタくられないはずさ、安く泊まれる
 じゃ、楽しんで来てくれや ひっひっひっ♪
 そうそう! チーフに会ったら、また酒を頼むって言っておいてくれ♪・・」

と、駐車場の初老の男が指を1本立てたサインを頭上に差上げ、店の中に入っていく・・
先ほど道端でエレカーを見ていた男の子達が、ジャッキを持って駆け寄ってきて
手際よくエレカーを駐車スペースにロックした・・

(なんだ、このガキ達・・ 爺の手下じゃないか・・)その中の年長らしき子が・・

「旦那! 確実にお預かりします! ご安心ください♪」

と、言いながら手のひらを私に見せて突き出す・・

(チップか・・ 小銭が無いな・・)

私は100ルナ紙幣を彼の手に乗せ、ウインクした・・

「す! すげぇ!!!  まいどです!! 俺、サンダースって言います。
 困ったら何でも言ってください! 次回もご指名を! サンダースです♪」

と、深々とお辞儀をし、ニコニコしながら紙幣を高々に差し上げ、子供達の方に走っていった・・

「5ルナから10ルナですよ・・ 普通は・・」

「そうなのか・・ 小銭が1枚もなくてな・・
 まぁ3000ルナ払う事を考えれば、安い物だし、こんな場所だ・・
 味方を作っておくことも大事な戦術さ・・ じゃ・・ 行くぞ・・」

「というか、先ほどのおじいさんとの会話・・
 一体、何を言っていたのですか? 私には何がなにやら・・ もう、信じられない!」

「そうか? このような場所での会話だ・・ 全て冗談だって解らんか?
 だから、言葉の遊びだと思って慣れろ・・」

「言葉の遊びだけだったら、どうしてホテルのチケットを受け取るんですか? 
 それって、お泊り決定じゃないですか? そんな・・ もう・・ 心の準備も・・ 」

「だからぁ・・ 大丈夫だって言っているだろ? 
 まぁ、仕方なく一緒に泊まったとしても、何もしなかったらいいんだろ?」

「やっぱりぃ!! 一緒に泊まるんだ!
 食事も性欲と一緒って何の事? もう、ほんとに・・」

「ん? やっぱりその気なのか?
 ・・・ 
 なんてのは、ほんと冗談さ
 ただ、こんな街だ、ホテルはビジネスタイプじゃない事は解るよな、
 だから2部屋などリザーブできん・・ だからと言って、あれをする訳でもない・・」

「本当ですか? 約束ですよ・・ 本当ですよ・・ 三佐ぁ・・」

「ん? 『三佐ぁ・・』って言ったな・・ やっぱ1発は必要かなぁ?・・♪」

「え~ え~ え~ え~ え~ !!!!!」

「約束を破ったチィロが悪い♪ 行くぞ!、 それとも、ここに残るのか?」

「えっ、待ってくださいよぉ・・ さ・・ 三佐ぁ・・ 」

「あっ・・また言った♪・・ これで2発か・・
 やっぱ、したいんだ・・ まぁ私は、いつでも受けて立つがな♪」

「え~ え~ え~ え~ え~ え~ !!!!!!」

相変わらずうるさく言いながらも、私の服のすそを掴んで付いてくる・・
色々と言葉で攻めた事が功を制したのか、話し言葉がごく自然になってきた・・
全く想定外ではあったが、結果として女性連れになったことが有利に働いている。
というか、むさいオッサンが他市の軍服を着てうろうろしていると、非常に目立つのだが
それが同じ軍服を着ていても、女性連れだと何故か溶け込み目立たないのだ・・
木を隠すのなら森に、繁華街で隠れるのなら女性連れ・・ って事かもしれない・・

・・・

駐車場の親父に教わったように、路地に入って右に折れ、先に進むと
「セカンド・ルナ」と書かれた看板が見えた・・

ドアを開け、中に入る・・ レストランとバーとが合体したような店だ・・
テーブルが6つに、8人掛けカウンターが1列の小さな店だが、
客の入りはほぼ8割がたという感じで、繁盛して事が読み取れる・・

「はーい♪ いらっしゃい・・ ちょっと待っててよ・・ すぐ行くから・・」

と、カウンターの中から懐かしい声がした・・ チーフに間違いない・・
奥の空いていたテーブル席の椅子に腰をかけ、横の席にチロル三尉も席についた・・
暫くすると、カウンターの中から声の主が、ガチャガチャと義足の足音と共に出てくる

「どうもお待たせして済みません、アロー軍の旦那・・
 いつも居る、店の娘が休んじまって、また、こんな日に限って忙しくなるってもんで・・
 って・・ あれ?・・ あれ??   ちゅ・・中尉? ♪」

「元気そうだな? 来ちゃったよ♪」

「おいこら!、そこの金も持たずに、ただ飯を食いにきやがる雑魚ども!
 邪魔なんだよ とっと席を空けろぉ!!」

と、カウンターの端で食事をしていた2人を掴み、席を無理やり空けさせる・・

「おいおい・・ 乱暴な・・ 良いのか?」

「いいってモンよ! ここは俺の店だから、俺様がルールブックだ♪」

「相変わらずだな♪」

とカウンターに付くと、ジョッキに注いだビールを2つ出してきた。

「いやぁ! 嬉しいですね、本当に来てくれるとは♪ マスドラ破壊作戦以来ですから・・」

「そうだな・・ あの時は貴様は死んだと思ったぞ・・」

「まぁ・・ 閻魔さんに嫌われちゃったみたいで・・ おかげさまでまだ生きてます・・
 この足と引き換えになっちゃいましたが・・
 で・・ 中尉どの!、その格好(制服)はどうされたんですか?
 いや、3日前だっけ、オーリンが『大尉』って言ってましたよね、
 なのに、2本線(佐官)って?」

「まぁ、色々あってな、呼称は中尉でいいが、今は2本線だ、そしてこいつが今日の相棒だ♪」

「さっすがと言うか、ジオンの野郎どもとドンパチしている最中だってぇのに、
 こんなピチピチのお嬢ちゃんと・・ 相変わらずお盛んですなぁ♪
 まぁ何はともあれ、来てくれて嬉しいですよ中尉♪ あっ・・ 今は少佐殿っすね・・」

「三・・ いや・・ あの? 中尉って?」

「あっ? 嬢ちゃん ごめんごめん・・というか、嬢ちゃんも少尉さんなんだね♪
 実は、俺と一緒の隊の時、少佐殿は中尉だったって事で、つい口癖でね♪
 この店の名前も、中尉と同じ隊に居たときの基地名から取っている・・
 だから、この店に来る奴は、何がしかの関係で連邦軍と関係ある奴ばかりさ♪」

「なるほど・・ ルナ・セカンドと聞いた時、ルナ2を思い浮かべたからな・・
 やっぱり、ルナ2で間違いではなかったんだな♪
 で、チィロ・・ 連邦軍ではそうだった・・って事だ・・ 気にするな・・」

「中尉ぃ・・ 連邦軍では? ・・って?」

思わずチーフを目で威嚇し首を左右に振る・・ (ややこしそうだと解れ!)

「まぁ・・ ・・ どうでも良いか・・ じゃ、旨いもんでも食ってください!
 そうだ! ムサカを食ってください! 女房の郷土料理なんですがね、俺の一番のお勧めです。
 ポテトとなすびをスライスして、トマトソースとホワイトソースで挟んだグラタンって事かな」

「それは旨そうだな♪ じゃ、それを2つ・・ そして、美味しい水も2つだ!」

「おっ! 実は地球のキリマンジェロで取れた極上の天然水を入荷したんですよ! 旨いですよ♪」

「そいつはいいなぁ! 合成水じゃないんだな! 是非それを貰おう!!」

「了解であります中尉♪  お~い! ムサカ2つだ!・・」

「はいよ~♪」

厨房の奥から女性の声がした・・

「嫁さんか?」

「まぁね、いつまでもチョンガーで右手が恋人って年でもないし・・
 この街に流れ着いた時に知り合ったんだけど・・ いい娘でね・・ 俺が押し倒したんだ♪」

「そうか・・ それは、おめでとう! 幸せそうで私も嬉しいよ♪ あとで紹介しろよ」

「嫌だね♪ 中尉は手が早いから・・ 穴さえあれば人妻であろうが関係ないし♪」

「いやいや違うぞ・・ 手さえ繋がなかったら妊娠はしないから大丈夫だ♪」

「え~?そうだっけ・・ 目を見ただけで妊娠するんじゃなかったんすかぁ? ♪」

横できょとんとするチロル三尉を放置し、昔に騒いだバカ話の内容で2人で大笑いになる

(これだけバカ笑いするのも久々かもしれんな・・)と、平和がいかに大切であるかを実感する。

暫くすると、チーフの奥さんが出来立ての料理を持って厨房から出てきた

「あら? チーフとお知り合いなの?」

「ああ! この前も話しただろ? 『種馬ワサビィ』の通り名を持つ連邦のエースさまだ!」

「始めまして奥さま・・
 アロー軍のベリー三佐です、芸名が連邦のワサビィ中尉って事かな・・」

と、手を差し出す・・ すると、チーフが手で制止した・・

「だめですぜ! 握手すると妊娠しちゃうんで・・ ♪」と、また2人で馬鹿笑いする・・ 

「そうそう! 俺の活躍の話を女房にもしてやってくださいよ、
 俺の言う事なんか、これぽっちも信用してくれなくって・・ 」

「そうだな・・ チーフもエースだったからな・・ あのザクも落としている♪」

「へぇ・・この人がぁ? 嘘じゃなかったんですね♪ 信じられないけど・・」

「まぁ、旦那の言う事は、素直に信じてあげる・・ これが夫婦円満の秘訣だよ♪
 さて・・ おいしい料理が冷めないうちに、ご馳走になろうか!」

「そうそう! 食べてください! 絶対に美味しいんだから♪」

この所、戦闘食続きであったこともあり、久しぶりの暖かい出来立ての料理に舌鼓を打つ・・

「このお料理・・ めちゃくちゃ美味しいですよね♪」

と、半分放置され、少々不機嫌気味だった、チロル三尉も絶賛する

「そうだろ? 美味しいだろ? 俺の女房が作ったんだ、まずい訳はないさ♪」

「これ・・ レシピとかは企業秘密なんですか?」

「企業だと? 面白い事言うね♪ 嬢ちゃん少尉・・ 知りたいか?」

「あっ、チロル三尉です、チィロでいいです・・
 レシピ知りたいです!! 教えてくれますか?♪」

チーフが奥さんの方を見る・・ と・・

「そうね、この子可愛いし素直そうだし・・ 気に入ったわ♪
 こちらにいらっしゃい、教えてあげる♪」

「わーい! 三佐ぁ! 行って来ます♪」

「おい! チィロ!!・・」

「はい?」

「3発だぞ・・ 覚悟しろよ♪」

「え~ え~ え~・・ まだ、続いてたんだぁ・・」

「早く行って来い!」

「は~い・・」

と、しょげた感じでチロル三尉が厨房に向かう・・
チーフは気をつかってか、食事が終わった店の客に対し、『今日はもう閉店だ!』と、
どんどん追い出していく。
30分もすると、あれだけ繁盛していた店内は我々だけになっていた・・

「で・・ この後はどこに行くご予定ですか?」

「まぁな、今日の用事は貴様に会うことだったからな・・ その後は・・ ここに行くのかな♪」

と、駐車場の親父からもらった割引券をチーフに見せた・・

「ほう・・そこですか・・ ついに中尉もAV出演するんですね? 通り名は伊達じゃねぇ!って」

「ん? どういうことなんだ?」

「そこのホテルは盗撮カメラが設置されているって有名なんですよ♪
 俺としては、嬢ちゃん少尉殿のお姿は拝見したいところですが、
 中尉の、いや、種馬ワサビィのマッスルスティックは見たくねえなぁ♪」

「おい・・ 今はその名はやめろ・・
 というか、親父が言ってたぞ、ぼったくられないって・・」

「そりゃそうでしょ・・ いくら宿代が安くても、映像が高価で売れますからね・・
 というか、その割引券、お連れが素人娘でなかったら、入手できません・・
 可愛くて、うぶそうで・・ 映像が高値で売れるな・・ って思った場合に、
 あの親父が出すんですよ・・  確かに嬢ちゃん少尉だったら、買い手が付きますからね♪
 まぁ・・ここは、そういう街なんすよ♪」

「そうか・・ あのクソ親父・・ そういえば貴様に酒を頼むと言っていたが・・」

「そうでしょ? 画像が売れて金が入るから酒を注文できるって構図です。」

「さすが、やり手の親父だな・・ というかチーフ、さすがだ、良く知っているな・・」

「そりゃ、そうでしょう! この街で生きていくには、いろんな情報を掴んでおかないと・・
 というかね・・ 実は俺が女房を押し倒した時の奴が、市場に流れちゃって♪
 女房の親は激怒して、傷物にした!って、かなり絞られましたが、
 結果として嫁にすることができ、ある意味被害者ですが、ある意味感謝でもあります。」

「なんだチーフ!、貴様盗撮されたんだ♪ その画像データは今もあるのか?」

「中尉・・ この世界です、削除しても削除しても裏ネットから消える事はありません・・
 店に来る客の何人かは、女房の顔を見に来て居るんですがね・・
 きっとおかずにするんでしょう・・
 でもね、女房の奴は開き直っています。俺との分だから、見たかったら見てよね♪って・・
 いい娘でしょ?  女は開き直り、それで男は勃ち直る♪ ってね」

「いや・・ ほんと、貴様にはもったいないな♪」

「ということで、黙ってた方が良いかな?とも思ったのですがね・・」

「いやいや、ありがとう ここまで知ってて画像が流出したら、私の確信犯って事になる
 ただ、記念に一本欲しいかもしれんがな♪」

「なんとなく解ります、というか中尉らしいや♪・・
 で・・ そろそろ、本音に入りませんか?
 邪魔者はいないし・・ 3日前の急な連絡から、急な訪問・・
 そして、アロー軍の制服に、正式な少佐の階級章・・ そしてあの子・・ 突然すぎて・・
 そして、名前もワサビィではなく、ベリーと・・ 」

「だよな・・ というか、さすがだチーフ・・ あの子の前では話を合わせてくれて・・」

「まぁ・・ なんとなくですがね・・ 裏があるな・・ プンプン臭うぜ! ってね・・
 というか、返答の結果次第では、ちょっと困った事にもなる可能性もあるんですがね・・」

と、チーフはおもむろに隠し持っていたハンドガン(拳銃)を、私に突きつけた・・

「お・・ おい チ・・ チーフ!・・」

「中尉、大事にはしたくない・・ 正直に俺の質問に答えてください・・」

<第53話>スパイ容疑・・」に続く

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Copyright ichigowasabi


どうなるの?・・AKB48(第2回じゃんけん大会・結果♪)

2011-09-21 07:31:16 | Weblog

ども、わちゃびんです。

台風がまた来ています・・
すでに各地で被害も出ているようですが、まだ、これからというか・・

   ほんと、自然は怖いです・・
   被害が大きくならないことを祈るしかないのかな・・


ということで、本題ですが・・
この数箇月、色々とゴタゴタがあった、AKB近辺ですが、
昨日(9/20)東京の武道館で無事「AKB48 24thシングル選抜じゃんけん大会」が実施され、
AKB48 24thシングルの選抜メンバーの座をゲットした16人が選ばれたようです♪

まぁ・・前のブログでも書いたように、楽しんじゃえ♪ って事で
トーナメント表を眺めて、このブロックだったら、誰が良いかなぁ(^o^)とか
決めておいて、昨日の実況を楽しんでいました(笑)

とにかく、誰が1位のセンターを取るか? なんかは、あまり興味がなく、
誰が、選抜に入れるのか? が、わちゃびんの楽しみ方みたいです(笑)


ということで、68人の参加者の中で、誰が選抜に入ったのか? 見ていきましょう(^0^)/
(画像は全て、クリックで大きく表示されます)


Aブロック

<わちゃびんの予想>
中田ちさと はずれ
多田愛佳 はずれ

ちぃちゃんもらぶたんも・・ そうは思い通りにはならないか・・
というか、いきなりですよね NMB481期研究生 肥川彩愛さん 初選抜がNMBではなくAKBです(すげぇ)



Bブロック

<わちゃびんの予想>
平嶋夏海 はずれ
米沢瑠美 はずれ

ああ・・ なっちゃん・・ 来て欲しかったなぁ・・ 



Cブロック

<わちゃびんの予想>
藤江れいな 当たり♪
河西智美 当たり♪

やった v(=^0^=)v  れいにゃん!! キタ━(゜∀゜)━! (笑)


Dブロック

<わちゃびんの予想>
岩佐美咲 はずれ
仲谷明香 はずれ

わ~ん なかやん・・ なかやん・・ ぐすん・・


Eブロック

<わちゃびんの予想>
大家志津香 当たり♪
小嶋陽菜 当たり♪

おお!!! しーちゃん キタ━━━(゜∀゜)━━━!! (爆笑♪)


Fブロック

<わちゃびんの予想>
山口夕輝 当たり♪
鈴木まりあ はずれ

うむ・・ ゆっぴ(山口夕輝)彼女は絶対に「来る」と思っていました・・
だって、NMB48ではチームNに落ちたのに、辞退者が出て繰り上げでチームNに入り
その後の1stシングル選抜に入りました・・ そして、大阪のじゃんけん予選を勝ち上がり・・
また、2ndシングルも2期生が入ってきたため、落とされたのに、また、謹慎者が出て
繰り上げされ、連続で選抜に入り・・ という「運」をもった子なんです。ほら!来でしょ(^0^)


Gブロック

<わちゃびんの予想>
松井珠理奈 はずれ
宮崎美穂 はずれ

じゅりなは勢いで来ると思ったんですが・・ SKEからはカツオ(桑原さん)が入りましたね♪
で・・ ゴルファー山内鈴蘭 うん、やったね♪(って、わちゃびんはみゃおやんか!)

(どっちにしようか、悩んじゃって・・ (笑) 基本DDだもん・・ (汗;))



Hブロック

<わちゃびんの予想>
北原里英 当たり♪
前田亜美 当たり♪

きたりえ、あーみん おめでと♪
というか、さしこ(指原莉乃)はやっぱり太田プロですね、なんか「さしこらしい」というか(笑)
前回王者のうっちー(内田)を破り、2回戦で敗退・・ という、皆が想像した通りの展開というか・・)


ということで 16中 7人正解

正解率 43.75% って すごくね? (´▽`) (平均で23%ぐらいですもんね)




さて、私は興味がないのですが・・ やっぱセンターは誰? ですよね・・

こんな感じになりました♪

決勝ブロック1
決勝ブロック2



麻里子さま・・ なんか・・ すごくね?

   (あっ! これ「有終の美だ!」とか言ってんじゃないよ~!)



選抜メンバー

では、今日はこの辺で (#^.^#)

<第51話>フォン・ブラウンへ・・ / [小説]ガンダム外伝

2011-09-11 23:44:58 | [小説]ガンダム外伝
<ここまでの話>
【第1部】
<第1話> から <第24話>までのリンク
【第2部】
<第25話> から <第46話>までのリンク

【第3部】
<第47話>月面着陸・・
<第48話>敵か味方か?
<第49話>アロー市自衛軍
<第50話>大丈夫だよね・・
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「よし! シャフトは途中下車だ! フォン・ブラウンに行くぞ! どうする?」

「えっ! 私ですか?」

「いや、無理強いはしないつもりだが・・
 フォン・ブラウンまで行くと、帰るのが遅くなる・・ それでも良いなら・・」

「特に今日は何も予定がありませんので、私は問題はないですが・・」

「そうかぁ?・・ ひょっとしたら・・ 泊まるかもしれんぞ♪」

「えっ! そ・・ でも、あの・・
 大丈夫・・ うん、私、明日は非番だし・・ 大丈夫だよね・・ うん・・」

「そうかな? 大丈夫かなぁ? う~ん・・ わからんぞ?」

「え~ え~ え~!! だって心の準備が・・」

「おいおい♪ リアクションが大袈裟だな 冗談だよ・・って 半分だけな
 さて、そろそろ3層目だ・・ 降りるぞ!」

「えっ?、 なんて? 今、半分って ねぇ 三佐ぁ・・ ねぇ・・」

ゴチャゴチャと、うるさいのだが、チロル三尉の言葉には、私に対する不信感が全くない事が
感覚的に感じられるのか、何か心地よい♪・・
また、癖なのか? 『え~』と言う度に目が大きくなり、そして、目をそらさず、
じっと私の目を覗き込むように正視する・・
その視線に思わず目をそらしてしまいそうだが・・ その覗き込む顔がなぜか可愛い♪

(そういえば、最近は私がM系にばかりなっていたらかなぁ・・)

つい、いじめたくなるのだが、それが心地よいため邪魔にも感じず、
なぜか自然と顔もほころんでしまう・・

「あ~ぁ なんか悪い事を考えている顔ですよね~
 というか、お返事してくださいよぉ! 無視ですか? 放置ですか? 三佐ぁ・・」

シャフトが第3層に止まり、ドアが開く・・
そのまま、私が降りると、チロル三尉も私に続いてシャフトを降りる・・
が・・ 何か小さな声でブツブツ言っている・・

「私の家がここだから、降りただけで・・
 フォン・ブラウンに行く訳じゃないんだからね・・ うん・・ お家に帰るんだから・・」

「さて・・ 地下トンネルってどっちにあるんだ?」

「は?・・」

「だから、地下トンネルだ・・」

「は・・ハイ・・ リニアの乗り場は少々離れています、
 シャフトステーションの出口付近に、トロリーバスターミナルがありますので、それで行くか
 またはエレカーで、リニアステーションまで行けば・・
 というか、エレカーを借りたら、乗り換える必要なしで地下トンネルの通行が可能ですよ
 そのままエレカーでフォン・ブラウンまで行けちゃうって手もありますが♪
 リニアより時間がかかりますし、少々お高いところがミソですが・・ 」

「そうか・・ そういう手もあるんだな・・
 エレカーだと寝てても行けそうだな・・ 私が泊まりになっても、三尉はそれで帰れるし・・」

「そ!! そうですよね!! 私は帰れますよね!! エレカーを借りましょう♪」

「そんなに帰れることが嬉しいのか? 私は泊まりの方が嬉しいのだが♪・・」

「三佐・・ それ、セクハラです!」

(なんだ? さっきまでの弱気が、帰れるとなっただけで、これだけ強気に出れるものなのか?)

「というか、エレカーで行くって、実は初めてなんです! 滅茶苦茶高いんですよ!
 フォン・ブラウンまで遊びに行っても、リニアにある時間までに帰るのが基本で・・
 エレカーで帰るより、宿泊する方がはるかに安いんですから!」

「そ・・ そう言う事なのか・・ というか、借りるのはチロル三尉が・・」

「ダメですよ~! 三尉ごとき下っ端のお給料でエレカーなどに乗れるわけがなく!!
 そこは高額所得者の三佐が・・」

「いったい幾らなんだ? まぁ仕方が無いか・・ エレカーを借りる方が楽そうだしな・・
 確か、フォン・ブラウン市内でも使えるんだよな?」

「はーい♪ 決定ですね♪ エレカーで行きましょう♪」


・・・


シャフトステーションの入口横にあるエレカーターミナルで、空車のエレカーに
軍の身分証をかざし車中に入る、コロニーにあるエレカーと仕様が同じなので違和感は無い。
エレカー運転席正面のナビゲーションシステムに、私の名前が表示されている・・
認証はOKみたいだ・・(ヒックス准将・・ 正式って・・ さすがです・・ )
行き先の入力を求められたため、チーフの店の名前を入力すると、暫くの検索の後
基幹道路の出口名が表示された・・ そこまでは自動運転で行く事ができる。
基幹道路では、電磁誘導で電力は外部から給電されるが、期間道路を出ると
エレカーに搭載されているバッテリーで駆動する・・
つまり、基幹道路以外は自分で運転する必要があると言う事だ。
行き先に表示されている基幹道路の出口名に「OK」と入力すると、
静かにエレカーが動き出した・・

(チーフ・・ この前、少し無線で話をしたが、元気そうだったな・・
 というか、急に顔を出すと、どんな顔をするだろう・・ビックリするだろうな・・)

「三佐・・ どちらに行かれるのですか?」

「うん・・ 戦友だ・・ ケガをして今はコックをしている・・」

「えっ? 三佐・・ ・・ 三佐は戦闘に参加されたのですか?」

(うっ・・ しまった・・ ついチーフの事を考えていたから・・ポロリと・・)

「いや・・ サイド6自治軍から地球連邦軍に出向していてね・・ その時の仲間だ・・」

「戦闘って モビルスーツ戦ですか!?」

「いや、彼とは宇宙戦闘機中隊で一緒だった・・」

「そうですか・・戦闘機隊なんだぁ・・ じゃぁザクとは戦ってないんですか?」

「なんだ? がっかりしたのか?
 しかしな、実はザクとは数回戦った事があるぞ、彼とも一緒に戦った・・」

「えっ! えっ!! ザクと戦って・・ それで生還されたんですか?!!」

「まぁな・・足があるだろ? で・・いくつかザクを落としたが、それは機密だ・・」

「え~ え~ え~ !! 戦闘機でザクをですかぁ! 秘密ってそんなの無いですよね
 そのお話を聞かせてください!! やっぱり何かある!って思ってたんですよ~♪」

「おいおい・・ そんなに目を輝かせるなよ・・ で・・ なんだ?その何か?って」

「だって、司令の感じからして、きっと重大な任務についていた人だ!って直感です♪
 だから、シャフトでお見かけしたときに、これはチャンス!! って思ったんです
 それにエレカーだもんね、時間はたっぷりありますよね♪ トンネル内は退屈だし・・」

「そんな・・ 話す事など、そんなに無いぞ・・ というか具体的に何を聞きたい?」

「じゃ、宇宙戦闘機でザクを落としたのが軍機なら、その時の戦法を教えてください♪」

エレカーは市街地を抜け、地下トンネルに入っていった。
キャノピーがロックされエア-がエレカー内に充填される・・ トンネル内は真空だ
周りの景色は単調になり、チロル三尉の言うように確かに退屈でもある・・
そこにチロル三尉のおだての上手さにも乗せられ、ルウム戦役での話を始めてしまった
一通りの武勇伝から、宇宙戦闘機での戦術論になった時、飽きてきたのか・・

「で・・ お話の途中ですが・・
 司令は『三佐はMSパイロットだ』って、おっしゃってましたよね・・
 そろそろモビルスーツのお話を聞きたいなぁ・・ って♪
 三佐はいつからモビルスーツに搭乗されたのですか? で・・戦闘経験は?」

「なんだ・・ 戦闘機の話は飽きたのか? これからだと言うのに・・
 で、興味はやはり、モビルスーツか・・ まぁ、戦闘経験はあるがな・・ 」

少々素直なチロル三尉の相手をするうちに口が軽くなっているようだ・・

「え~ え~ え~ !!! やっぱり! やっぱりあるんですね♪」

「こら! 顔が近い♪・・ まぁ戦闘機とMSは全く異なると言われるが
 基本的なパイロットのセンスは、どちらも同じだと思う・・
 私は運が良いのかもしれない・・ 連邦軍のMS配置計画の1期生に入れたからな、
 早い段階で訓練に入り、連邦宇宙軍でも最初の頃にMSに乗った・・
 知っているだろ? 連邦軍の初の量産型ジムっていうモビルスーツだ・・」

「ハイ知っています。最近は後期量産型や新型も出ているそうで・・」

「良く知っているな・・ 初期型はマシントラブルも多かったが、
 ジムに標準装備されているビームスプレーガンは、すごい武器だと実感できた・・
 最初の配属は試験隊でな、輸送船護衛任務が主な任務だったんだが・・
 ジオン軍は連邦軍にはMSなどは無いと思っている頃で、更に、ビーム兵器を携帯している
 何てことも考えていなかった時代だ、大概が1小隊3機ほどのザクで、2機出てくることが
 多かった・・ 最初は連邦軍は1小隊を戦闘機と同じく5機のMSで編成したからな
 ザクマシンガンは初速が遅いだろ? 対峙したらビームスプレーガンの連射で即効でけりが
 付いてしまう・・ 今まで劣勢だった連邦軍なのに、我らの小隊は無敵だった・・
 が、それは携行できるビーム兵器のおかげでな・・ MSだから勝てた訳ではなかったんだ
 最初だけさ・・ 強かったのは・・ まだ、制宇(空)権がジオンに取られていたからな・・
 ジオンのMSパイロットは優秀だから、こちらにビーム兵器があることが解ってくると
 戦術を変えてきたんだ・・ 調子に乗って慢心した連邦のパイロットは、性能では劣るザクが
 相手でも、生きて帰っては来なくなったんだな・・」

「やっぱりジオン軍のパイロットの方が熟練者が多いって事なんですね・・」

「そうだな・・ 戦闘機や戦車乗りが適正だけでバンバンMSに機種変えしても、
 やっぱり、MSで慣れているジオン軍との実力の差は明白だったんだ・・
 その頃からかな、ちゃんとした戦闘論や戦法などが真面目に議論され始めた訳だ・・
 ただ・・ そのように考えるのも一部の人間でな・・
 一人前のパイロットに育つまで待てない訳だ、今の状況だな・・
 ジオンに対し、連邦軍は待った無しの攻勢をかけているだろ?
 つまり、経験不足のパイロットでも、物量でジオンに対抗する戦術を取れば・・
 ということだ・・ アロー市で良かったな・・ 連邦軍に志願してたら、今ごろは最前線だぞ」

「そんなぁ・・ まだシュミレーションと、工事用プチモビルスーツで180時間ですよ・・」

「立派じゃないか? 実はな100時間も乗ってない奴らが戦場に出ているんだ・・
 16~18の子供もだぞ・・それが現実さ・・ で・・ その後は、サイド6自治軍だ・・」

「サイド6って・・ つい数日前にジオンのモビルスーツがコロニー内で大暴れした
 ってニュースがありましたが・・ 三佐はその場に居られたのですか?」

「ああ・・ 居たよ、2度目の戦闘時は宇宙に出てたので、
 コロニー内の事はニュースでしか知らんが・・」

「2度ある事は3度ある・・ って言いますよね・・
 中立だって言っても攻めて来ると防ぎようが無い・・
 アロー市だって中立だから安全とは絶対に言えないって事で
 あのニュース以来、月面都市でも危ないって噂が・・
 私達に今できる事は何か?って 私の仲間達も毎日議論しています」

「そうだな・・ 有事の際に、市民を守ること・・これが君らの一番大事な使命だろ?
 そのためにも、訓練を積み上げる事が大事と思うな・・」

「君らですかぁ 私達ですよね 三佐?」

「あ・・ ああ・・ すまんすまん・・
 外が長くて、連邦軍根性が染み付いたかもしれんな、許してくれ 私達だ♪」

「はい♪ そういう事ですよね!
 で・・ モビルスーツでのお話・・ もう少し聞きたいですっ♪ 」

「って・・ 結局MSの話が一番聞きたいようだな・・ じゃあ・・ 」

と、先ほど話した、ルナ2所属時の輸送艦護衛任務の話の続きから、幾つかの話を経て、
グリフィンでの話になった時、ドクロ野郎の事を思い出した・・
話がドクロ野郎との戦闘の話になる、話しながら異様に力も入る・・
(やっぱりこいつは許せん!)
そして、つい先日の戦闘の話になると、口が止まった・・

「どうされたのですか?」

「いや・・ 思い出すのも辛い戦闘も数多くあるんだ・・と言う事だ・・
 もう・・ この辺で良いだろ? 」

「すみません・・ やっぱり戦争なんですよね・・
 意味があるのかな?・・ 宇宙の民が互いに戦うって・・
 こんな事を言うと、叱られると思いますが・・ 三佐だから言えそうな気がして・・
 私達は中立を宣言していますが、結局は裏で地球連邦のお世話を受けている訳で・・
 でも・・ 地球連邦って正しいのでしょうか? 私はジオン公国も悪いけど
 地球連邦だって悪いようにも思ってて・・」

「おいおい・・ 外では言うなよ・・
 だがな、チロル三尉の言いたい事は解った・・ というか解ると思う・・
 叱らないさ♪ 」

「やっぱり、三佐は思った通りの方でした♪ 言ってちょっとスッキリしました♪
 で・・ 三尉とかじゃなくって、チロルとかチィロって呼んでください♪
 そして、もっともっと色んな事を教えてください!!」

「って・・ いろんな事って・・ あと教えることは・・ あっちの事か?」

「もう! 三佐ぁ・・ セ・ク・ハ・ラ ですってば♪」

「だな・・ じゃ私も三佐じゃなくって良いぞ・・」

「え~? なんて呼べば・・ ベリーさん?」

「いや、名前は味気ない・・ う~ん そうだな・・ おにいちゃん とかどうだ?」

(うん、名案だ!・・ フォン・ブラウンでチーフに会ったときに『おにいちゃん』と
 呼ばれていたら、説明しなくても新しい彼女か何かだと思ってくれるだろう・・
 というか、ベリーなどと異なる名前で呼ばれると、いろいろと都合が悪くなりそうだ・・)

「え~・・ おにいちゃんですかぁ・・ 」

「だめか?」

「だめですよぉ・・ なんか照れくさいし・・ 年も・・」

「てめぇ・・ 年って言ったな! これぐらい離れた兄弟もいるだろ?
 というか、慣れちゃうと言いやすいぞ、そしてな、おにいちゃんと言われると
 手も出せなくなる効果もあるしな・・ 『ベリー三佐ぁ』とか萌え声で言われると
 あっちがその気になるかもしれんぞ♪ どうする?」

「何ですか? その萌え声って・・ というか、いつもそっちの話になるんですね・・」

「そうだな、社交辞令と言っておこう、半分本気で半分冗談だ・・ 死んでも治らん♪」

「はい!はい! ご病気という事ですね・・ では・・ 冗談であると信じますね♪」

するとチロル三尉は私に敬礼をし・・

「了解であります♪ 身の安全のためにも
 全力で『おにいちゃん』と呼称させていただきます!」

といいながら、ペロっと舌を出す・・(いい感じじゃないか・・)

「よ~し! じゃあ練習だ! チィロ♪」

「え~・・ いきなりですかぁ・・ えっとぉお・・
 あ~ん! やっぱだめですぅ・・ もうちょっと時間をください 三佐ぁ・・」

「ん? 今『三佐ぁ・・』って言ったよな・・ 次に言ったら本当に宿泊だ!」

「え~ え~ !! 冗談ですよね? ねぇ!! 」

とか馬鹿話をしているうちに、地下トンネルを過ぎ、エレカーは検問所に入った、
フォン・ブラウン市の検問だ、エレカーが止まり3人の兵士がエレカー内部を
確認するが、アロー市自衛軍の識別と軍服着用のため、細かな質問はなく
身分証の確認だけで通過する・・
これが地球連邦軍の身分証明と制服だったら、入市にはかなりの時間が必要だ・・

エレカーは基幹道路の支線に入り先に進み、数分後に基幹道路EXITを通過し
エレカーターミナルに停車する・・

「さて・・ 第4層のサウスエンド地区に行きたいんだが・・
 ナビでは基幹道路はここまでで、シャフトも第4層には行ってないようだ
 私は来た事がないので分からんが・・ チィロは行った事があるか?」

「フォース(第4層)ですか? ボトムズ(最下層)の1つ上ですよね・・
 というか、フォースもボトムズも、私は行ったことが無くって・・
 ジャンク屋さんとか、ジオンのダイクン派などが、ジオン公国から隠れて住んでいるとか
 地元の子(フォン・ブラウン)でも、あまり行かない所ですよ
 アロー市の最下層より、危ないとも言われています・・」

(ボトムズって嫌な呼称だな・・ ルナリアンの格差社会か・・)

「まぁ、そうかもしれんが、そんな所でしか商売できない奴らも居るって事だ、
 というか、そういう所の方が、本音で生きているんじゃないかな、人間らしい!」

「そりゃ三佐の・・」

「こら!『おにいちゃん』だ♪」

「えっ? い・・ 今のカウントですか?」

「う~ん 『三佐ぁ♪・・』じゃなく『三佐』だったからセーフにしよう・・
 でも、次からはアウトだ♪」

「よし! セーフ!・・
 で・・ 言われる事も分かりますが、やはり少し危険かと・・」

「じゃ、チィロはここで降りろ! 危ないところには連れて行けんからな!」

「いや・・ えっとぉ・・ 危険なのは私ではなくって
 おに・・ いや、ですから私も行きます!」

「ん? そんなに、『おにいちゃん』と言うのが嫌か?」

「うん・・ だってぇ・・ そんな単語は、やっぱり私の辞書には無いし・・」

「というか、危険だから兄弟の振りをするんだ、軍務だと思え!
 でな・・ さっきから中途半端なタメ語と敬語のチャンポンは違和感があるぞ・・
 本当の兄貴だと思えば、もっと言いやすいだろ?」

「はぁ・・ 私には兄は居ませんし・・ まして上官に対し・・
 というか、意味があるような無いような・・ 」

「いや・・ 意味があるから言っている・・ そして上官と思わんで良い!
 どうなんだ? 呼ぶのか? そしてタメ語だ、それが連れて行く条件だ・・」

「はい・・ わかりました・・ ・・・おに・・・」

「ん? 聞こえんな?」

「はいはい・・ わかりましたってば! おにいちゃん!」

(おっ・・ いい感じじゃないか・・ やっぱり予想したように萌えるな♪)

「よし♪ じゃぁ出発だ・・ まずは第4層に降りよう、私が運転するからな
 あとは口と耳があれば大丈夫だろ、聞いて回ればいいさ・・」

「そうですね♪ 行った事が無いんで、ちょっと楽しみでもあります♪
 マップは私が見ますので、運転はお願いいたします
 というか、軍に入ってからエレカー免許を取得したので、まだペーパー免許なので・・」

「なんだ、プチモビルスーツは180時間も乗っているのに、エレカーはペーパなのか?」

「てへっ♪」

と、ペロッと舌を出し、笑うチロル三尉の顔に癒される自分が居た・・

<第52話>セカンド・ルナ」に続く・・・

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どうなるの?・・AKB48(処分決定:AKB大場、森、NMB島田・・)

2011-09-03 11:46:48 | Weblog

う~む・・ 台風はまだ上陸してないし・・
というか 滅茶苦茶速度が遅いですよね、
長期間に同じ場所にいるので、土砂災害などかなりの被害がでるのでしょう・・

  天災って怖いです。


ところで、昨日のサッカーW杯予選・・ 北朝鮮との試合 

いやぁ! ほんとに最後の最後まで、ハラハラさせて、
ロスタイムにやっと待望の1点が・・
思わず「よっしゃぁ!!」と叫んじゃいました(笑)

  サッカーってマジでガチなので、見ていて楽しいですね♪

ホームでの勝ち点3を死守出来たことで、良いスタートが切れたと思います(^o^)/



さて・・ 昨日サッカーの試合を見たあと、そろそろブログにアップしようかな
とパソコンを立ち上げ、既に書いてある「小説 ガンダム外伝」の続きをアップしようと・・

ん? なにかメールが・・

  戸賀崎ブログとNMB公式を見ろ!  って・・


そういえば「9月初旬までには、正式見解を発表します」って戸賀崎支配人が書いてましたね
また、NMBの雇われ支配人も「8月末には何らかの見解を・・」と書いていました・・

つまり・・
前の記事「しまれな」からの一連の流れ・・の何らかの結果(答え)が出た・・って事ね・・


早速、戸賀崎ブログに・・ 内容は?・・

森杏奈(なんちゃん) 2011-09-02 22:08:17
http://ameblo.jp/akihabara48/entry-11005822810.html


森杏奈(なんちゃん)は、既にAKBを辞めることを決めていたのでしょう・・
やっぱりな・・ 昔を回想するようなブログは、そんな決断をしている表れだったんですね・・

まぁ、一連の流出騒ぎと腰痛とが重なって、モチベーションの維持もできなかったのでしょう
でも、それも人生です。ゆっくり静養して、また出てきたくなったら頑張れば良いのですから♪

ということで、この騒動から、残念ですが1名のAKB脱退者が出ちゃいました・・



大場美奈(みなるん) 2011-09-02 22:08:35
http://ameblo.jp/akihabara48/entry-11005802211.html

さて・・ 実際にどうなのか? は、本人のみが知るところではありますが(大汗;)
大場さんは謹慎となったようです・・ まぁ謹慎を自分から申請する事などはないので
これは運営側の処分と見て間違いないでしょう・・

  チーム4のキャプテン辞退、じゃんけん大会の辞退、当分の間の謹慎となりました。

実際に上記の森さんと大場さんの2人は、この事件が発覚してから公演にも出てないし、
握手会にも出てません・・ 実質上の謹慎中だったわけで・・

その期間がいつまで?は不明ですが 現在の謹慎を続ける・・と言うことになります。
(謹慎中に悪い方に転がると、脱退まで行っちゃうよ・・ プラスに転がるようにね♪)


さて・・ チーム4・・ キャプテン不在に・・
まだ十分に立ち上がってもいないチームなのに・・ この先が心配ですね

ということで、戸賀崎(tgsk)支配人は、2人の処分を行いました!
ある意味、AKBはまだ不祥事に対するプロセスが機能している事を証明したわけです。


・・・


さて・・ そうなると、この一連の騒動の最初・・ NMB島田玲奈(しまれな)ですよね

NMB公式サイトを見に行くと・・
http://www.nmb48.com/news/etc/etc_2011_09_02_02.html

ほう! 年内謹慎ね・・ NMBの運営側も、やればできるやん!
というか、AKB側とも、かなり話し合ったのでしょうね・・

最初は「おとがめなし」の発表・・
その後、「8月末に見解をだす」・・ でも8月中には何もなく(爆笑:このへんが吉本?)

本人の、しまれなブログ 2011-09-02 01:29:58 分ですが
http://ameblo.jp/nmb48/entry-11005002771.html

まだ、本人には何も聞かされていないんですね、前日の夜には・・

それが、HP発表後は・・
しまれなブログ 2011-09-03 01:47:50 分です
http://ameblo.jp/nmb48/entry-11006062909.html

なんかなぁ・・この24時間で色々あったんだろうな・・

NMB島田玲奈さんの印象が、学校側の対応などもあって、悪くなってたんだけど・・
やっぱり、KYORAKU吉本の運営が糞なのかもしれません・・


  AKB側は2人に自宅待機(謹慎)させ、約束の期日に処分を発表 キリっ!

  なのに
  NMBは、ギリギリまで方針も告げすメンバーを公演こき使い(笑)
  公表した発表期限を守らず、更に「一度決めた決定を覆した・・」


大人の世界?ってことで、本人からの謹慎の申し出で・・ で処理していますが
上記のブログを見た限り、本人からの申し出なんて 大嘘ですね(爆笑)

  大人の世界を使うなら、もっと上手にやって欲しいものです・・
  (せめて、経験が少ない中学生や高校生には気づかれないように・・)

まぁ、当日こんな話が、運営から島田玲奈さんにあったのでしょう・・

「悪りぃなぁ・・
 tgskからさぁ『大場、森を処分するから島田を処分しなさい』って
 言われちゃってさぁ・・ ほんと偉そうだよね本店は・・
 なんか面倒な事になるから、本店のじゃんけん大会は辞退しよっか?・・
 で・・次の大きなイベントは・・ 新年はAXあるからなぁ・・
 じゃ・・年内謹慎って事で おk?」

あくまでも、妄想ですが・・ ほんと・・ これに近かったりして・・(笑)


ということで、じゃんけん大会は、辞退者が3人出ましたが
まぁ・・ 想定範囲の処分結果になったのではないかなぁ・・ って事ですね

では 今日はこのへんで (´▽`)