いちごわさびの徒然草

アニメ大好き! ガンダム大好き! そんなこんなを徒然なるままに・・

<第50話>大丈夫だよね・・ / [小説]ガンダム外伝

2011-08-09 06:55:58 | [小説]ガンダム外伝
<ここまでの話>
【第1部】
<第1話> から <第24話>までのリンク
【第2部】
<第25話> から <第46話>までのリンク

【第3部】
<第47話>月面着陸・・
<第48話>敵か味方か?
<第49話>アロー市自衛軍
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そんな時、急にドアが開いた・・
准将が帰られたのか?と、顔を上げると、ドアから一人の自衛軍ウェーブ(女性兵士)が
入ってきた・・

(ん? 誰も入ってこないはずなのだが・・)

と顔を上げ思った瞬間に、自衛軍女性兵士が銃を抜く・・

「きっさまぁ! そこで何をしている! 清掃員の分際で!
 司令の端末から離れ、手をあげろっ!!
 スパイだな?  警備兵! 警備兵はいるかっ!!」

(や・・ やばい・・ 誰も入れるな!と准将は言っていた・・
 というか誰も入ってこない筈なのでは・・)

「いや・・ 怪しい者ではない・・ ちょっと待て・・ 」

「うるさい! 携帯義務のIDカードはどうした? なぜ付けていない?!」

「いや・・ これには訳が・・」

と言いながら、手を挙げ端末から離れようとした、その時・・
空腹でのワインが効いたのか、足がもつれ転倒し自衛軍女性兵士の方に転がってしまう

「きっさまぁ! 抵抗するか!」

と言うなり、自衛軍女性兵士は私に飛び掛り、簡単に後ろ手を決めてしまう・・

(こいつ・・ ぶ、武道家か?・・ 強い・・)

「い・・ いたい・・ 」

「うるさい! このスパイめ! 警備兵! 警備兵はまだか!!」

その声とともに、ドカドカと小銃を構えた4名の警備兵が部屋に入ってくる・・
周りを取り囲まれ銃を突きつけられたとき・・

「何の騒ぎかね?」 と、ヒックス准将が部屋に戻ってきた・・

(助かったぁ・・)

「ハッ! 司令が不在時にスパイと思われる不審者が侵入し、ここに確保しました。
 スパイは、司令の情報端末を操作しており、容疑は明確です!」

准将は困ったような顔をして

「チロル君・・ 彼はスパイではない・・
 サイド6自治体との士官交換任務で2年の任期を終え、戻ってきたベリー三佐だ
 君が知らんのも無理は無いがな・・ 」

「えっ?」

「どうもな、異動の際にトラブルがあってな、まぁ連邦軍とジオン軍が戦争中だ・・
 そんな事もあるだろう・・ 手荷物が行方不明との事だ・・」

と、ヒックス准将は私を見てウィンクする・・ 話を合わせろ!と言う事だ・・

(私はサイド6から異動になった・・という事だな・・)

グリフィンへ配属前の『L4方面警備中隊第7MS小隊』時代には、サイド6自治軍と
一緒だった・・ これは話を合わせやすい・・

「警備兵! 配置に戻れ! ここは問題無い・・ 報告も不要だ、分かったな・・」

「ハッ! 司令! 戻ります!」

と、警備兵が部屋を後にする・・
その場にはチロルと呼ばれる三尉が、呆然としたまま立ちすくんでいた・・
目が合うと、はたと気が付いたのか敬礼をし、私を直視する

「も・・ 申し訳ありません! ご・・ご無礼をお許しください!」

「ああ・・ いや大丈夫だ・・ また、悪くは思っていないから安心してくれ
 チロル君・・ だっけ?」

「はっ! 宙空防衛隊MS中隊 第2MS小隊パイロット候補、チロル三尉であります
 以後、お見知りおきを!!」

「ほう! モビルスーツパイロットなのか?」

と、言うと同時にヒックス准将の顔を見た
准将は『まぁな・・』という顔で微笑し、彼女に告げた・・

「そう硬くなるな・・ このベリー三佐はモビルスーツのパイロットでもある」

「えっ! そうでありますか!
 ひょっとしたら、わが隊に今度就任されるという噂の中隊長殿では?」

「いや・・ そうではないがな・・ まぁ質問などには答えることも出来よう!
 そうだな? ベリー三佐・・」

「そうですね・・ MSに関する簡単な質問であればなんなりと・・」

「はっ! まだまだパイロット候補ではありますが、
 今後ともご指導ご鞭撻いただきますよう、宜しくお願いいたします!」

先ほどまでは眼光も鋭く、きつい感じに見えたチロル三尉だが、
MSパイロットと知ってか、また私が三佐ということからか、急に表情が和らぎ
純粋に目を輝かす少女の顔になっていた・・

(ん?・・ けっこう可愛いじゃないか!・・)

「ああ・・ いつでもいいぞ、
 というか美味しいお店でもあったら教えてくれ、今度一緒に行こう♪」

「ありがとうございます! 是非、今度ご一緒ください♪」

(おっ・・ いい感じぢゃないか♪)
と・・ 死んでも治らない病気が再発した♪

「で・・ チロル君・・ 君は何の用事でここに来たのかね?」

「あっ・・ そうです! 主計班から司令のお渡しするように・・と預かった・・」

「ひょっとしたら・・ ドアの外の荷物か?」

「あっちゃぁ~ しまった・・
 申し訳ありません! 大事なお荷物を廊下に忘れたままで・・」

と、チロル三尉は慌てて廊下に荷物を取りに行く・・
その後姿を見ながらヒックス准将が私に向かってつぶやいた・・

「頼むぞ・・ トラブルは起こすな! 解っているな・・」

「はい・・ 了解です・・」

「よろしい・・」

と、准将が言うのと同時にチロル三尉が布袋の荷物を持って入ってきた・・
少々大きめの荷物ではあるが、ここでは重力が低いので片手で持っている

「ほう! どうやら軍装一式だな?」

「そうですね・・ 私もそのように思います・・」

「開けてくれ・・」

チロル三尉が布袋の口紐を解くと、中からアロー市自衛軍の軍服が出てきた・・
見えた階級章は二本線に星がひとつ・・ 少佐?

「早かったな、時間がかかると思ったのだが・・
 どうやら君のだ、ベリー三佐!」

「えっ? 私のですか?」

「ああ・・ 間違いない!
 またチロル君にやっつけられないように、早く着替えたまえ!」

「そんなぁ・・ 私は不審者だと勘違いし・・」

と、その場でチロル三尉がもじもじしている・・

「そうだな・・ 確かにチロル君は正しく職務にも責任を持っているようだ・・
 今も、三佐の着替えを、不審者として監視するため、最後まで見ている!」

「えっ!・・ し、失礼しました!!」

見る間に彼女の顔が、真っ赤に変化していく(やっぱり可愛い♪)
と同時にその顔を伏せ、慌てて部屋からチロル三尉が出て行った・・
そのあとには、准将の楽しげな笑い声が響いていた・・

「彼女はまだ若いですね・・」

「そうだな、士官学校をでて、9月から配属になったばかりだ・・
 まだまだ、2等兵と変らんよ
 ただな・・ 今年はいつもの新人士官とは、やはり違っている・・
 士官学校在籍中に、まさか戦争が起きるなど、考えていなかっただろう・・
 近隣諸国で戦争をしている最中に、軍に入る事を決めた今年の新人士官は
 決意が明確だけに鍛えがいがあると思っている・・」

「そうですね・・ わが隊にも、今年入った少尉が居ますが・・
 本当にしっかりしています・・ 自分の時とは全く異なりますね・・」

と、話をしながら、
ユカ少尉やミィ少尉・・ そしてMIAのリン少尉の顔が脳裏に浮かんだ・・
(そうだよな・・ ほんと、しっかりしているよな・・ )

「そうか・・ その部下達は、今も前線に居るのだな?」

「はい・・」

「じゃ・・ 早く特務を終わらせて、帰らないといけないな・・」

「そうですね・・ じゃ・・ さっさと着替えましょうか!」

軍装の袋の中には、下着から制服上下、軍靴、制帽などだけでなく、
身分証明証と認識票などが入っていた・・

「これは・・ 」

「ああ・・ 全て本物だ・・ そういう世界だ・・
 ただな・・ 申し訳ないんだが、短銃(ハンドガン)は、渡す事は出来ない
 理解してくれ・・」

「了解です。というか、ここで私が軍務に付く事はありえないでしょうから
 無いほうが都合が良いと思います。」

「すまんな・・ ただ、下層(地下地域)に行けば、拳銃の所持者も居るようだ、
 簡単に誰でもマーケットで入手可能ってのは、どこでも同じさ
 必要だと思ったら、個人で責任を取ってくれ、
 そうそう!・・ 実が想定外だった事が1つあるぞ♪
 正式な軍装を調達するために、正式なルートを通したらな・・
 なんとまぁ・・ 給料がでるんだそうだ♪
 主計窓口で身分証明書を見せると現金で支給される・・
 まぁ、あとで連邦軍には請求するがな・・」

「ほう! 給料が出るんですか! それはありがたい♪」

「嵌めは外さんようにな♪
 盛り場などは探せばどこにでもあるが、1層目や居住区域がある外周の重力リング内は、
 ちょっと高級だ・・ 座っただけで札束が飛ぶところもあるから注意しろ
 だが下層に行けば、あっちの方も色々揃っている♪ 低重力のアレも面白い物だ♪
 ルナリアンは金で動くからな・・ その点ビジネスライクで後腐れがないが・・
 くれぐれもトラブルだけは起こすなよ! 種馬ワサビィ♪」

「えっ!! どうしてその名を!!」

「いや・・ 悪いがちょっと調べさせて頂いた
 宇宙戦闘機隊やMS隊での君の戦績は凄いじゃないか! ビックリしたよ・・
 実際、君の特務の合間にでも、時間があったらMS隊への助言をお願い出来ないか
 とも考えている・・ 早く帰りたい気持ちは理解しているが・・ どうだ?」

「そうですね・・ 時間的にできるか?が、今は分かりかねますので・・
 お約束は出来ないです・・ でも、できることであれば、おっしゃってください♪」

「おお!! そうか!!
 こりゃチロル君も喜ぶだろう♪ その時は、頼むぞ!」

「了解です♪」

「ただし! 私の部下には手は出すなよ♪」

「またぁ・・♪」

と、2人の笑い声が部屋に響いた・・

・・・

アロー市自衛軍の制服に着替え、ヒックス准将が教えてくれた主計窓口に向かい
当座に必要と思われる現金を手に入れた・・
艦隊勤務になってから約10日が経過し、その間、アルコールを口にしていない・・
行方不明のマスミン大尉の情報の入手が優先課題ではあるものの、
まとまった現金を見ると、ちょいと一杯引っ掛けようか・・ との思いもよぎる・・

(月都市の下層かぁ・・ 面白そうだな・・ 
 というか、なんらかの情報も得られる可能性もあるか・・ )

既に次の行き先は、フォン・ブラウン市のチーフの店と決めていた。
その地下トンネルは、下層にある・・

(下層に行く事は必然だな♪)

と、正当な理由ができたことに、口元がほころび、何故か股間も膨らんだ・・

街中を歩いていくと、シャフトステーション(エレベータ駅)を見つける。
都市の下層(地下)と上層を結ぶエレベータだ、貨物用の大型の物は外縁地区にあり、
街中の物は人間用で、誰でも乗ることができるはずだ・・
シャフトステーションに入るが、行き先表示があるだけで、その行き先名が
どんな場所なのか知らない私には、単なる記号にすぎない
まぁ好奇心から、どんな場所か解らなくても行ってみる事は、ある意味楽しいだろうが、
無限に時間があるわけでもない・・

(ガイドブックか地図は必要か? )

と、少々自制心?も働き、キオスクに向かう・・

「・・・ ベリー三佐! ・・・ ベリー三佐ぁ!! ・・・ 」

突然、私の進行を妨げるように、人影が私の前に現れた!

「ベリー三佐! どうして無視されるのですか?」

目の前に、少しほっぺを膨らませ、上目遣いに私を睨みつけるチロル三尉が居た、
ベリー三佐という名前には、まだ慣れていない事もあり、呼ばれていることに
気が付かなかったようだ・・

「おう・・ チロル君じゃないか・・ 」

「もう・・ 先ほどお会いしたばかりなのに、またこんな所でお見かけしたので、
 嬉しくなってお声をかけたのに・・ 無視されるとショックです!」

「すまんすまん 無視した訳ではない・・ 少々考え事をしていた物でな・・」

「そうですか? 無視されたのでは、ないのですね? よかったぁ♪」

「いや、こんな可愛い子を無視はできないだろ♪」
(というか、早く自分の名前に慣れないとまずいかもしれんな・・)

「そんなぁ・・ お世辞でも嬉しいです♪
 で・・ 三佐は、このシャフト(エレベータ)に乗られるのですか?」

「いや・・ 行き先の地名だけでは、どこか解らんのでな・・
 このまま何も考えずに乗るか、それともガイドブックでも買おうかと・・」

「そうなんですか? このシャフトは下層の繁華街に行くエレベータですよぉ♪」

と言いながら、チロル三尉は意味ありげな顔をし、先ほどとは異なった上目遣いで
私を見る・・ あんたもお好きね~♪ と思っていることは、彼女の目で解った・・

「そうなのか・・ 知らなかった・・ 勉強になるな・・
 というか、君はどうしてここに?」

「私ですか? 私は単に通勤経路なので・・」

「そうなんだ・・ 繁華街に住んでいるのか?」

「そんなぁ・・ あそこは人が住む場所じゃないですよ! その1層上の住宅街です・・
 まぁ、場所が場所だけに、お水さんが多い住宅街ではありますが・・」

「良く行くのか? その下層には・・」

「近いですから、頻繁に行きますよ・・ 何でも手に入るし・・」

「司令が、危ないともおっしゃってたが・・」

「そんなの、近くに住んでいたら関係ないですよ、富裕層の人たちが来ると危ないって
 思うだけで・・ 普通ですよ♪ 危なかったら行きません・・」

「そうだよな・・ 危なかったら人は集まらないからな♪」

「じゃ・・ 今から行くんですね♪ 私も行こうかな・・」

「おいおい・・ 行くって、決め付けているだろ? というか、なんか奢れって事か?」

「あああっ!! さっき司令の部屋で『美味しいお店でもあったら教えてくれ、
 今度一緒に行こう♪』って言ったじゃないですかぁ! あれって嘘ですか?」

「いや、嘘じゃない・・ というかその後に『私の部下には手は出すな』と司令がな・・」

「もう・・ 私、子供じゃないんだから・・ 司令はいつも子ども扱いで・・」

「おいおい・・ そんな風に言うものではないぞ、父親のような良い司令じゃないか・・」

「分かってますけど・・ でも・・ 」

「まぁ、ここで会ったのも何かの縁だ♪ じゃ!一杯行くか?」

「ですよね♪ そうこなくっちゃ! MSの操縦の事とか教えてください♪」

「なんだ・・ 目的はそっちか・・ あっちじゃないのか?」

「あっち? あっちて、何ですか? 戦闘機?」

「まぁいい・・ とにかく行こうか・・」 

「はい♪」

二人はシャフトの改札口に向かって歩き始めた。
民間人の場合、シャフト使用料金は自動販売機で購入する方法か、
クレジットカードを改札口センサーにかざす方法かを選択できるが、
軍関係者は身分証をかざすことで通過できるらしい・・
そんな事をチロル三尉に教えてもらいながら、下層(地下)行きシャフトに乗り込んだ・・

「ところで、知っている店はあるのか?」

「そうですね・・ 実は私達MS中隊の数人が集まっている店はありますが・・
 風紀上よろしくないと言うか・・ だから私は行かないのですが・・」

「ん? 風紀上とは?」

「怪しいお姉さん方が沢山おられると言うか・・ まさか三佐も?」

「いや・・ まぁ男子たる者、来る者は拒まず! だな♪」

「やっぱりぃ・・ 男ってみんな同じなんですね・・
 あっ!、さっきの『あっち』って・・ まさかこっちの事ですかぁ?」

「そうかな? こっちじゃなく、そっちかもしれんな♪」

「男ってずるいなぁ・・ いっつもごまかすんだからぁ・・」

「そうか? ずるいのは男だけじゃないだろ? 女だってずるいと思うぞ・・」

「どんな所がですか?」

「いや・・ そうだな・・ 常日頃喧嘩が絶えないくせに、なんか気になる
 サインを送ってくるとかさ・・ でも、それでその気になったら肘鉄をくらう!」

ふと、マスミン大尉の顔が脳裏に浮かぶ・・
YUKIKAZEがアロー市自衛軍に回収されていたら、彼女もMIA確定なのだが・・
根拠という訳ではないが、YUKIKAZEが消えた事から、彼女はどこかで生存している
と感じているのだ・・

「ああ・・ 確かに女性にいますね・・ それ、ツンデレです・・」

「ほう・・ ツンデレと言うのか?」

「ハイ!、普段はツンツン、2人きりの時はデレデレ、だからツンデレです♪」

「2人の時はデレデレだと? そうは感じないがな・・」

「デレデレも個性が出ますので、一般的にツンデレの人は、デレデレが下手くそです
 自分の本音を上手く出せないから、ツンツンしているんですよぉ・・
 というか・・ 三佐のいい人ですか?」

また、口角を上げ、楽しげに上目遣いで見上げてくる・・

「えっ・・ いい人? (奴がか?)・・」

一瞬思考が止まる・・ 何故かマスミンの笑顔が頭に浮かんだ・・
(やはり、情報が得られる可能性が高い手段をとるべきだな・・)

「イイナァ・・ いい人が居るんだぁ・・ 私なんて誰も相手してくれないし・・」

「いや・・ いい人ではないのだがな・・」

(何言ってるんだ・・ 普通この場合は『そんな事無いよ、君は可愛いから・・』とか
 『俺が相手してやるよ♪』とか言うのが王道というか鉄板じゃないか・・)

「というか、行き先を変えたいのだが・・
 フォン・ブラウンに行く地下トンネルは、これから行く繁華街にはあるのか?」

「フォン・ブラウンですか?」

「ああ・・ フォン・ブラウンだ、地下トンネルで行けるだろ?」

「えっとぉ・・
 目的地の下層の繁華街にはありません、次の3層目にトンネルがありますが・・」

「よし! シャフトは途中下車だ! フォン・ブラウンに行くぞ! どうする?」

「えっ! 私ですか?」

「いや、無理強いはしないつもりだが・・
 フォン・ブラウンまで行くと、帰るのが遅くなる・・ それでも良いなら・・」

「特に今日は何も予定がありませんので、私は問題はないですが・・」

「そうかぁ?・・ ひょっとしたら・・ 泊まるかもしれんぞ♪」

「えっ! そ・・ でも、あの・・
 大丈夫・・ うん、私、明日は非番だし・・ 大丈夫だよね・・ うん・・」


<第51話>フォン・ブラウンへ・・」に続く・・・

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