いちごわさびの徒然草

アニメ大好き! ガンダム大好き! そんなこんなを徒然なるままに・・

<第11話>連邦軍の内情・・ / ガンダム外伝

2007-07-11 11:17:04 | [小説]ガンダム外伝


<ここまでの話>
「<第1話> から <第8話>までのリンク」http://blog.goo.ne.jp/ichigowasabi/e/63984e00a496cc4ceab13c1caab8e05c
「<第9話>捜索・・」http://blog.goo.ne.jp/ichigowasabi/e/b0d54d30299ac0b2dd3cbc2f50ff1da2
「<第10話>地獄耳?」http://blog.goo.ne.jp/ichigowasabi/e/fce28cf5b960fc78bf7e731c7ea0714b
・・・
<補講>
「ガンダム外伝を楽しむための補講(1)ラグランジュポイント」http://blog.goo.ne.jp/ichigowasabi/e/5568bd9e6a727ee790bc1ebec0e0042c
「ガンダム外伝を楽しむための補講(2)MS運用艦グリフィン」http://blog.goo.ne.jp/ichigowasabi/e/6db85f7b1fcf391b3f6bfc42d339cbc1
「ガンダム外伝を楽しむための補講(3)MS小隊の構成と運用」http://blog.goo.ne.jp/ichigowasabi/e/f1a12da2cbb09456acce246711ca2997
・・・・・


看護室の中は、さながら戦場のようであった・・
コンペット准尉を探したのだが、どうやら走り回っているとの事で、
この部屋にはいなかった・・
私はクロヒッツ少佐と2人で、看護室内の負傷兵達を見て回った・・

「みんなやけに若いですねぇ・・」

「そうね・・ 学生? 子供?って感じも受けるわね・・」

その中の1人に年齢を聞くと・ 学生であり、志願した兵だという・・
連邦軍はこんな子供まで戦争に動員しなければならないほど不足しているのか!

そんな若い兵の中に、数人のベテラン兵士も混じっていた・・
その中の1人が私達を見つけ、直立し敬礼をする・・
私達は、そのベテラン兵士に流れて行った・・

「楽にして良いぞ!」

ベテラン兵士の胸にMSパイロット記章があるのに気が付く・・

「ん? 貴様は・・ もしや?クマ軍曹か?」

「そうであります! 救出頂き、本当に感謝いたします!」

「そうか・・ ワサビィだ・・」

私とクマ軍曹は、何を言うのでもなく、握手を交わしていた・・
一度でも生死を分かち合い、共に戦った戦友である・・
言葉は不要だった・・

「こちらは、第21独立部隊MS運用艦グリフィン副艦長のクロヒッツ少佐だ・・」

「クマ軍曹ね♪・・ ザクを一機撃破と聞いているわ・・ 凄いじゃない!」

「え・・ あれは大尉が・・」

「いや、軍曹のバルカン掃射で奴の動きが止まった・・
 あれは軍曹のスコアだ・・ 私が見ていた間違いない ♪」

私は軍曹にウィンクで合図を送ると、軍曹は照れ笑いを浮かべた。

「で・・ 様子はどうなのだ?」

「はっ! 大丈夫であります!!
 あっ! 大尉どの! オーリン曹長を助けていただいたそうで!
 本当に感謝であります!」

「いや・・そんなに、硬くならんで良いから・・・
 で・・ オーリン曹長は今どこに・・」

「はっ! 准尉殿と精密検査とかで、治療室に入られています・・」

「そうか・・ で・・ まだ口調が固いぞ、軍曹♪
 で・・ 攻めてきたジオンの奴らについて・・ 教えてくれないか?・・」

「ハイ・・ 地球衛星軌道上からルウム方面に向かうルートを進んでいた時
 突然奴らが現れたのです・・
 母艦は確認できず何処からの飛来か不明で、いきなりMS4機でかかって来ました・・
 あっと言う間にです・・ かなりの手馴れですね・・
 装備がバラバラでしたので、輸送船荒らしの海賊みたいな奴らではないかと・・」

「ジムの出撃は3機か?」

「・・・ かろうじてですが・・」

なんだ・・ 言葉を濁すな・・ 

「しかしあのドクロ野郎、今度会ったら、絶対にやっつけてやる!
 最初に私にかかってきやがって、私の右手と左足を破壊した後、
 トサカ付きに相手をさせやがった・・
 それを楽しむかのように、手を出さずに見ていやがった・・
 思い出しても胸糞悪い!」

「ああ・・ そんな感じを私も受けた・・
 艦長も言われていたが、どうやらジオン軍海兵隊のように思える・・
 個人技スキルでは奴らの方が上かもしれん・・
 しかし、私も軍曹と同様に無性に腹が立っている、次は逃がさない!
 やり方が気に食わないからな!」

「大尉殿もそう思われましたか・・ そうですよね・・
 まるで、子供に与える玩具のように・・ くそぉ!!」

「まぁ・・ 生きてさえいれば、また刃を交わす可能性もあるってもんだ!
 よくぞ、最後まであきらめず、頑張ったな・・ 
 ところで・・君達の母艦サドだが、
 見たところ運用艦とは言えないような作りだったな・・
 MS保持索を甲板に設置しただけのように見えるが・・」

「ハイ・・我らの船はジャブローから打ち上げられた物資(MS保持索など)を
 衛星軌道上で受取り、巡洋艦の上部甲板にMSデッキとして取り付け、
 MSを運用するように簡易改装された艦ですので・・
 最初からMS運用を考えて作られた艦ではありません。
 MSに乗務するのも、一旦艦の外に出て乗務するしか方法が無く、
 今回のように奇襲を掛けられると・・ 
 艦の回避行動中に艦外に出るリスクは、とんでも無く高く・・ 
 この艦とは雲泥の差です・・
 艦の運用もMS運用を主とされている訳でもなく・・・」

「なにぃ? 戦闘中に艦外に出てMSに乗り込むのか?」

「そうです・・ まぁ作戦展開中はMSコックピット内で待機です・・
 それが、奇襲だったら・・ 乗り込む前にやられてしまう事もあり・・
 で・・この艦ですが・・回収された際に見た時には・・
 単なる補給艦コロンブスか?・・ と思いましたが・・
 私の考えが間違っていた事が先ほど解りました。」

「何が違っていたんだ?」

「着艦は右舷のカーゴデッキに入りましたが、
 左舷のMSデッキに移動し装備を見て仰天しました!
 まるで、噂話で聞く、ホワイトベースのような作りで・・
 MSデッキの人に聞くと、ルナ2での改装とか・・ 
 やはり『ルナ2統治エリア(宇宙軍)』は宇宙の事が解っていますね。
 その点、ジャブローは何も解っちゃいない・・
 あっ! すみません! 今の発言は取り消します!
 ジャブローには宇宙の事をもっと知って欲しいという願望であります!」

「そう硬くならんでも良い。ここには憲兵は居ないからな ね? 少佐殿 ♪」

「ええ・・ ここなら思った事を全て話しても大丈夫よ・・」

「恐縮です・・いやこの艦は、凄い装備ですよ・・
 ジムも新型のコマンドタイプですし・・
 なんと言っても、この艦の搭乗員の錬度の高さが凄いです・・」

「その訳は私が答えるわね・・」

クロヒッツ少佐が話を始めた・・ 私の知らない話も出るかもしれない・・

「この艦の主たる部署要員は、ルウム以来の生き残りで構成されているの・・
 ルナ2のワッケイン司令が特別に編成したのね・・
 大尉には、ちょっと話したとおもうけど・・この艦はペガサス級などの
 MS運用の実験艦だったの・・ そのために要員の錬度も高いのね・・」

クロヒッツ少佐の話が続く・・

「最初はね、MSパイロットは他のメンバーで構成されていたの・・
 でも、ルナ2出発前に要員の変更があって、
 本来なら私も含めて、艦の要員の半分もルナ2残りの予定だったんだけど・・
 でもね、補充要員の不足と出発スケジュールの関係で
 要員はそのままで出発しちゃったわけ・・
 ・・・
 ただ、MSパイロットは、ルナ2アグレッサー隊(指導教育隊)として抜けちゃって
 新しく配置されたのは新任の2名だけ・・、あとで補充との条件で出発したのね、
 その後、ワッケイン司令からサイド6のコロニー保守隊から1小隊まわそう・・
 との話で、ワサビィ大尉の隊が、この艦に配属されたって経緯があるのね・・
 ルウム戦役を宇宙戦闘機セイバーフィッシュで駆け抜けた、歴戦の隊長がいるって・・
 女癖が悪いのが 玉に瑕と・・ワッケイン司令もおっしゃっていたわ・・」

「えっ!それが私なんですか?
 なんだ・・ ルナ2のワッケイン司令の命令だったんですか・・
 女癖が悪いなんて、そりゃ偏見ですけど・・・ ♪
 確かに司令には、サイド6への転属が決まった際に言われましたね・・ 
 『そんな所(L4)で遊んでて、楽しいか?ワサビィ・・
  まぁ、良い話があったら、楽園に移動させてやるからな、お前さんにとって
  一番楽しい楽園にな・・』って・・
 その楽園が、グリフィンだったんですね・・
 まぁ少佐殿のような聡明な美人がおられるグリフィンは確かに楽園ですが・・
 司令も人が悪いなぁ・・一言言ってくれれば良いことを・・」

「仕方ないわよ・・ 軍機ですからね・・
 言われたように、女癖さえ悪くなかったら、意外とマシな男なのにね♪
 大尉は口がお上手そうで・・」

「少佐殿・・ それは誤解です!
 まぁ、司令も良くここまでデタラメを吹き込んだものだ・・・ 参ったなぁ・・
 本当に少佐殿のような美人には、そう簡単にはお会いできる物でもなく・・
 なぁ、そう思うだろ、軍曹!」

「そうですね・・ 大尉殿の言われるとおりです。 少佐殿は美しい♪」

クマ軍曹・・ 結構やるなぁ・・ 中々いい奴だな♪

「で・・ 軍曹・・
 救助した彼らを見て感じているのだが・・
 君らの艦は子供の集まりだったのか?・・」

「そうですね・・ 
 我々の乗艦していた『サド』の要員は半数以上が新兵で、錬度は非常に
 低かったと思います。艦長も新任で、始めて艦長になられた大尉でした・・
 まぁ、戦時特需で少佐扱いとなっておられましたが・・
 元の乗員は艦長も含め、数ヶ月前にジャブローに大量に降ろされたそうです。
 ジャブローには、次期決戦のためのマゼラン級などの新造艦が百数隻
 準備しているらしく・・
 それには、MS搭載機能も装備されていて、そのための要員を全軍から集めて
 いる・・と聞いています・・
 我々の前の小隊長も、同じパイロット仲間も何人かジャブローに降りています・・
 それに代わってやってきたのが、新米の小隊長でしたが・・
 青ちゃんでしたが、責任感は強い人でした・・
 でも、責任感だけでは戦闘には勝てません・・ 」

クマ軍曹の話は続く・・

「我々MS隊はまだ良い方です!
 隊長のマーク少尉は青二才でしたが、一生懸命隊長を務めようと・・
 無理して・・
 その隊長を私は守れなかった・・・
 というか・・
 ボール小隊の隊長に比べると、青二才でもずっとましな隊長でした・・」

「ボール小隊というのは『マウイ』の搭載小隊か?」
 
「はい・・ ボール小隊の小隊長などクズだった・・
 ボール小隊に配属ののパイロットは我々のようなパイロットでなく
 学徒動員の志願兵だったんです・・ ウェーブ(女性兵・士官)もいました・・
 その志願兵を『ヒヨっこ』と馬鹿にして・・
 ろくな訓練もせず・・  
 まぁ、MSではなく簡易戦闘ポッドに乗せられた・・って気持ちも
 解らなくはないですが・・
 よく言われましたよ・・ 
 『お前らは良いよな! モビルスーツに乗りやがって!』とか
 また、私達の隊長に対しても
 『青二才のお守も大変だよねぇ・・
  ママのおっぱいが恋しくて、敵前逃亡しないように気をつけな!』とか・・
 出航してからは別の艦ですので、それ以降は解りませんが・・ 」 

「ああ・・ そういう輩は何処にでもいるのだが・・
 配属された部下がかわいそうだな・・
 結局、ボールは2機とも『マウイ』の甲板上に残っていたそうだ
 学徒兵の彼らは出撃すらできなかったんだな・・」

「出撃というより・・  ばら撒きなんです・・」

「どういう意味なんだ?」

「ある意味仕方が無いかもしれません・・・」

「仕方が無い? 意味が解らんが・・」

「そういう訓練を受けていない・・と言う方が正しいかもしれません・・
 現在準備されている決戦の計画をご存知でしょうか?」

「噂はあるが・・ 詳細は聞いてはいない・・
 少佐は何かご存知ですか?」

「いいえ・・ この艦の中だったら・・ 参謀のマスミン大尉ならご存知かも・・
 あとは、艦長が何かをご存知の可能性もあるわね・・
 でも・・ ごめんなさい・・ 私は知らないわ・・」

「いや・・ 私も詳しく知っている訳では無いのですが・・
 その決戦でのMS運用について、亡くなった隊長がちょっとだけ話されていたので・・」

「MSの運用とは? どんな運用なんだ・・」

「母艦は単なるキャリィだと・・
 戦場近くまで艦隊で進軍し、あるポイントでMSや支援ポッドを発進させる
 つまり・・ 戦場の最前線に『ばら撒く』のです。
 発進させた後は、通常の艦隊戦に入ります・・
 MS隊と支援のボール隊は中隊単位でかたまって行動し、常に1対nで戦闘に入り
 弾薬がなくなったら、後方に配置されている、コロンブス級の補給艦で弾薬等を
 補充し、再度戦場に向かう・・
 ですから、サラミス級の要員たちは、MS母艦としての操艦術等全く知らない
 素人の集まりなのです・・
 ですから、我々MSパイロットは、巡洋艦の荷物に過ぎない扱いなのです。」

「モビルスーツがこの戦争の優劣を決する位置付けであるのに、まだ艦隊戦を行おうと
 しているのか?・・・ ジャブローの考えはバラバラじゃないか!
 連邦軍はモビルスーツ戦を中心に作戦を進めていくのではないのか!・・」

「意見が分かれている・・と感じますね・・
 大尉のおっしゃるように、MSを前面に出すのなら・・
 マゼラン級の新型艦は造船しないでしょう・・ でも現在も造船されています・・」

「この艦を見ていると、そのような話は信じがたいが・・」

「そりゃ・・この艦は、特別なんですよ!
 MSパイロットにとって、こんな優遇された艦は、噂のホワイトベース
 ぐらいではないでしょうか・・
 この艦は本当に恵まれていると思います・・ 雲泥の差なんですよ・・」

「そうなのですか 少佐・・」

「そうね・・ ある意味、軍曹の言う事が当っているのかも知れないわね・・
 でも、私もルナ2で実験艦として、テストテストに明け暮れていたのよ・・
 だから・・最前線がどのようになっているのか・・報告でしか聞くことが出来なくって・・
 ごめんなさいね・・
 でも、グリフィンはグリフィンとして、特務を受けてこの空域で作戦中なの・・
 それも、同じ連邦軍として・・ 同じなの・・
 理解していただけるわね・・ 軍曹・・」

「少佐殿・・ 申し訳ありません・・ 口が多すぎたようです。
 ご心配には及びません! 十分に理解しております!」

「いや・・ 軍曹を攻めている訳ではないからな・・
 気にするな!
 それで・・ その決戦用のMS運用がなぜ『バラ撒き』になるのか
 もう少し教えてくれないか・・」

「そのようなMS運用しか教えられていない・・と言うことです・・
 今はまだ、決戦ではなく、通常の哨戒任務などなんです・・
 なのに、敵と遭遇した時に、どのように対処したら良いかを、知らないのです・・
 先ほども言いましたが・・ MSパイロット等は、艦の要員から見たときには、
 邪魔な存在・・ そう!、よそ者なんです・・
 敵と遭遇した時には、艦の乗員300人を助けるのが優先であり、
 MSパイロットは犠牲になっても仕方が無い・・と思っているのです。
 結果かもしれませんが、我らMS隊を敵の前にばら撒いて、その隙に逃げようと
 した行動の現実がその表れです!・・」

「すまんが・・、母艦がMS隊を見捨てた・・という事なのか?・・」

「私達がジムに乗り込み、発進準備を開始したのですが、奴らは私達の発進準備が
 まだできていない状態なのに、ジム3機の保持策を開放し、宇宙に放り投げたのです・・
 つまり敵前に私達ジムをばら撒く事で時間を稼ぎ、その隙に自分達は逃げようとした・・
 という事です・・」

「軍曹・・ 実は・・・ 私も、そのような噂は聞いたことがあってな・・
 にわかには信じたくは無かったのだが・・
 現実として実際に行われている・・と言うことなんだな・・」

「連邦軍は最近いい調子なのですが・・
 そのいい調子に乗ってちょっと嫌になるような事象が出てきているよな・・
 早い話が・・いい気になっている奴らが増えてきているのです・・
 地上軍のオデッサ作戦の成功以降、連邦の反撃が、顕著に表れている事で
 自分達が偉くなった、強くなったと錯覚してる輩が増えたというか・・
 ちょっと腐り始めているのではないでしょうか・・」

「ばら撒かれた・・ か・・ 嫌な話だな・・ 」

「そうですね・・ ばら撒かれ、まだ起動できていなかったオーリン曹長機に
 ジオンの奴らが取り付いたのですが、私より早く起動できた隊長が中に割って
 入り、集中砲火を受けました・・ もう袋叩きです・・
 一方的にやられる!と思った時に、隊長は1機のザクに取り付き、相打ちに・・
 というか・・ 自機が爆散するのが解ってたので、ザクを道連れにしたのでしょう・・
 脱出だって出来たのに!・・」

「オーリン曹長機は?」

「そのままです・・ 起動中に突然保持索を解除された物だから、
 電気系統がショートしたようです・・
 ジオンの奴らは、オーリン曹長機を鹵獲しようとしていました・・
 それだけは、まずいと・・・ 私は起動がかかってから曹長機を保護するように
 動きました・・
 起動がかかった時には、母艦はやられてしまっていましたから・・
 今から考えると、逆に保持索を解放してくれて良かったのかも、と感じています。
 ボール小隊は解放されていなかったのでしょう?」

「ああ・・ 脱出装置が働いていた・・との報告が上がっている・・
 救助した30人ほどの中に、パイロットが含まれているか、軍曹わかるか・・」

「そうですね・・ 顔を見ればわかると思いますが・・ この部屋だけでは
 無いので・・ 探しておきましょうか・・・」

「ビー!ビー!ビー! エマージャンシー! エマージャンシー!
 スクランブル待機のモビルスーツを発進します!
 各員、第2戦闘配置に!
 MS隊ワサビィ大尉、至急ブリッジまで!」

と軍曹と話をしている最中にエマージャンシーコールが発令された!
ズン!とモビルスーツがカタパルトから発進される震動が起きる・・
ミィ少尉が発進したのだろう・・

「軍曹!また後で! 少佐! ブリッジへ!・・」

私と少佐はコントロールデッキに向かっていた・・・


「<第12話>艦隊戦http://blog.goo.ne.jp/ichigowasabi/e/5eb7d34311a4712d15ee730d4f493f8cに続く・・・

(2007/07/11 11:17)



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1 コメント

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この記事へのコメント (いちごわさび)
2007-11-19 03:10:38
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Kumachan
今回はえらく長文ですね。
面白いけど。(笑)
ホワイトベースの噂がちらほらと出てくるんですねえ。。。
(2007/07/12 20:28) [返信]


いちごわさび
そうですね・・
丁度この時期に、ホワイトベースが宇宙にあがり、サイド6に立ち寄っています。
連邦軍の中で、徐々にエスパーの集まりの艦とのうわさが出始めた頃と一致し、丁度、ソロモン戦の1週間ほど前になるわけです。(アムロがララァと出会う頃)
(2007/07/13 00:04)


いちごわさび
書くの忘れました・・

>今回はえらく長文ですね。

クマ軍曹が一杯しゃべるから・・…♪~(^ε^)
(2007/07/13 00:11)


豆葉
先がまったく予測不可能です。

ふと思ったんだけど、MSって何?
今まで気にも留めなかった言葉だった。

そして今回はドキドキしないで済みました!
今回は長セリフが多く色々な名前が出てきたけど、
徐々に人間関係も複雑化するの?

名前と関係を、覚えていられるかな…
(2007/07/12 21:48) [返信]


いちごわさび
人間関係と戦闘状況と、アニメのガンダムの時間経過(日付と出来事)を平行で考えていますが・・
確かに人間関係の進みがちょっと弱いです(反省するも・・人数が多くなると遅くなっちゃうんだもん・・)

もう登場人物が10人以上になりましたね。
私は書くほうだから、名前、階級、立場・・は覚えていますが・・
たまに忘れるのが「口調」です・・
ですから・・ 1話の口調と、今の口調が・・・ 若干変わってきているかも知れません(^^);

もし見つけたら・・ こっそり教えてくださいね (^^)ゞ
(2007/07/13 00:10)


いちごわさび
あっ・・こっちも・・
MSって モビルスーツの事。
つまり、ロボットの事 (^O^)/
(2007/07/13 00:14)
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