先日、ドコモから発表された月2,980円の新プラン"ahamo(アハモ)"は業界やユーザーに衝撃を与えました。メインブランドの価格破壊的な料金でした。
その直後には格安SIMの老舗である日本通信が対抗プランを打ち出しました。すでに提供を開始しています。
ユーザー目線で比較したいと思います。比較対象はドコモのahamo(以下、D)、日本通信の合理的20GBプラン(以下、N)楽天モバイルのUN-LIMIT V(以下、R)です。なお、金額は全て税抜きとなります。
・データ容量
D:20GB(超過時は通信速度が1Mbpsに制限される)
N:16GB → 20GB(超過時は通信速度が制限される。通信速度は不明)
R:無制限。パートナーエリアは5GB(超過時は通信速度が1Mbpsに制限される)
各社とも有料で容量の追加ができます。DとRは1GB/500円、Nは1GB/250円となります。
・通話
D:1回5分以内の通話なら全国かけ放題。5分を超える通話は超過30秒ごとに20円
N:国内は月間70分以内。超過分は30秒ごとに10円
R:Rakuten Linkアプリ使用で国内かけ放題。アプリを使用しない場合は30秒ごとに20円
・メール
各社ともオプションでも用意されていません。
・SMS
D、Nは送信1通当たりの基本料金3円です。文字数によって料金は変わります。RはRakuten Linkアプリ使用で無料です。
受信は各社とも無料です。
・通信エリア
D:全国のドコモ4G/5Gエリア
N:全国のドコモ4Gエリア
R:全国の楽天4G/5Gエリアとパートナーエリア
・料金
D:2,980円/月
N:1,980円/月
R:2,980円/月
各社とも家族割などの料金割引サービスはありません。が、各種の条件を満たさないと料金が下がらないプランよりもはるかに安くなります。
ドコモのahamoは程々のネット利用かつ短時間の通話が多い人向け。
日本通信の合理的20GBプランはネット利用は程々で、通話回数は少ないが5分を超えることがある人向け。
楽天モバイルのUN-LIMIT Vはゲームや動画などでとにかくよくネットを利用し、通話も多い人向け。
単純化するとこんな感じですが、日本通信は通勤時間帯や昼休みの混雑時の通信速度に不安があります。
楽天モバイルはエリアとエリア内の充実に不安があります。さらにRakuten Linkアプリの通話品質にも問題があります。
SMSはLINEやFacebookのMessengerなどがありますのでクリアできます。
メールはキャリアメールがありませんので、フリーメールの利用が必須です。MNPで乗り換える場合には、前もって転送でキャリアメールからフリーメールに送信するなどして対策しないといけません。
通話に関してはiPhone同士であればFaceTimeを利用することでクリア可能です。
さて、KDDI(au)とSoftBankの対抗プランが来年の1月中には明らかになるでしょう。それを待つのも有りだと思います。