今週に入ってwatchOS7.3とiOS14.4がリリースされ、待望の心電図機能が実装されました。
欧米などでは2018年に発売されたApple Watch Series4から使用できていたのですが、日本では2020年後半に厚労省の認可が下りていました。しかし、なかなか実装されずにいました。
私もリリース直後にバージョンアップして、実際に使用してみました。
使用方法は非常に簡単です。まず机やテーブルにApple Watchを装着した腕を乗せて心電図アプリを起動し、Digital Crownに指を30秒間ほどタッチするだけです。
心電図アプリは文字盤のコンプリケーション(文字盤に組み込めるアプリ)として組み込み、素早く起動することも可能です。
心電図はiPhoneのヘルスケアアプリに転送され、見ることができます。また、PDFとしてメールの添付ファイルなどで送信することも可能です。
実際に計測した心電図のスクリーンショットをご覧ください。
上に「洞調律」とありますが、これが正常な状態です。心臓の病気が判定できるのではありません。Apple自身もそう記述しています。
かかりつけ医は「異常がある事はわかるが、正確には病院などで心電図を取る必要がある」とのことでした。参考程度ということでしょう。
欧米などでは心拍計アプリで心房細動が通知され、心電図を取ったら異常があり、病院で精密検査を受けたら心臓病が見つかった。→早期治療につながり救命されたという事例が多くあります。
日本では年配者には必要な機能だと思うのですが、スマホは難しいというイメージがあります。何しろキャリアが年配者向けに簡単スマホなどと称するスマホを販売しています。これはスマホは難しいというイメージ植え付けているようなものです。
本当はApple WatchとiPhoneの組み合わせで年配者にも利用して欲しいのですが…