ダイヤモンドオンラインに良い記事があった。
http://diamond.jp/articles/-/18458
コダックの決済書から経営状態がどうなっていて、破綻していたのかがとても解りやすく書いている。
コダックは実は8年間営業利益無しという状態だった。それが
『つまり、「フィルム事業での圧倒的な優位性から稼いだ利益を内部留保」→「稼いだキャッシュは自己株式取得に回し、株主還元を強化したので手元にあまり残っていない」→「銀塩写真フィルムからデジタル技術への急速な技術変化において、研究開発投資するだけの余裕キャッシュはなかった」といった構図が見えてきます。』
とても分かりやすい。内部留保が一杯あったのに株主対策に使ってしまい、事業再編も後手に回って、それがここ数年の自社株式の低迷でキャッシュフローが急速に悪化。そして倒産に至った訳だ。
株主の権利保護のために、倒産してしまったというのはアメリカらしい話しだ。
さてフィルムはついにリバーサルフィルムの生産を修了した。遅きに失したかもしれない。印刷機部門は好調なようだ。もともと腐っても鯛といおうか技術レベルの高い会社だ。今後どうなるのか。
なお日本のコダック株式会社だが、アメリカのイーストマン・コダックの子会社ではない。コダック製品の販売会社だが、現在無借金経営を続けている。ポラロイドと日本ポラロイドの時もそうだったが、日本がアメリカを救う事もあり得るかもしれない。
典型的なアメリカにありがちな倒産劇だった。デジタル化に遅れていた訳ではなかった。ただ販売が増える中で、追加の研究投資出来るだけのお金がなかったのがよくわかる。
http://diamond.jp/articles/-/18458
コダックの決済書から経営状態がどうなっていて、破綻していたのかがとても解りやすく書いている。
コダックは実は8年間営業利益無しという状態だった。それが
『つまり、「フィルム事業での圧倒的な優位性から稼いだ利益を内部留保」→「稼いだキャッシュは自己株式取得に回し、株主還元を強化したので手元にあまり残っていない」→「銀塩写真フィルムからデジタル技術への急速な技術変化において、研究開発投資するだけの余裕キャッシュはなかった」といった構図が見えてきます。』
とても分かりやすい。内部留保が一杯あったのに株主対策に使ってしまい、事業再編も後手に回って、それがここ数年の自社株式の低迷でキャッシュフローが急速に悪化。そして倒産に至った訳だ。
株主の権利保護のために、倒産してしまったというのはアメリカらしい話しだ。
さてフィルムはついにリバーサルフィルムの生産を修了した。遅きに失したかもしれない。印刷機部門は好調なようだ。もともと腐っても鯛といおうか技術レベルの高い会社だ。今後どうなるのか。
なお日本のコダック株式会社だが、アメリカのイーストマン・コダックの子会社ではない。コダック製品の販売会社だが、現在無借金経営を続けている。ポラロイドと日本ポラロイドの時もそうだったが、日本がアメリカを救う事もあり得るかもしれない。
典型的なアメリカにありがちな倒産劇だった。デジタル化に遅れていた訳ではなかった。ただ販売が増える中で、追加の研究投資出来るだけのお金がなかったのがよくわかる。