沖縄・伝統文化

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玉城流・翔節会公演

2006-01-06 19:14:00 | 舞台公演
新年そうそう、玉城流・翔節会の舞台公演がありました。翔節会は、玉城盛義翁に師事した玉城節子家元によって創設された琉舞の会派です。当日の舞台公演の様子を玉城節子家元の許可を得て撮影したなかからご紹介します。

古典・女踊り「稲まづん節」に続いて登場した豊作祈願の踊りの一場面です。
四人が祈り手のしぐさで稲田の豊作祈願を込めて踊ります。

若衆姿で踊る「タノムゾ節」、元服前の少年が四書五経の学問に励んで六芸を学び、やがては首里に奉公して親孝行することを誓うという内容の踊りです。あでやかな衣装の若衆が扇子を持ってきびきびと踊る若衆踊りは、めでたい席に欠かせぬ祝儀舞踊の一つです。

会場内も手拍子と笑いで沸いた「稲しり節」、農民姿で稲の脱穀の様子を明るく陽気に踊ります。

画像は雑踊り「加那ヨー天川」、男女が水辺で戯れる様子を小気味よいテンポで踊ります。「天川」という別の踊りもあるのですが、この加那ヨー天川は、「加那(かなー)」という人が創作したものだと聞いたことがあります。

梅の小枝を手に玉城節子家元が踊る「梅の香り」、踊り終えたところで教師・師範が登場し、家元の周りを囲んでより華やかな舞台になりました。