風信子(ひやしんす)の☆本の紹介&エッセー☆俳句

濫読・雑読の風信子(ひやしんす)が気の向くままに、お気に入りの本を紹介いたします。

☆ 高槻市営バスの不祥事。

2012年06月26日 | ☆ 風信子の高槻情報
高槻市営バスの不祥事が続いている。

読売テレビ(6/25 18:36)のニュースによると、
  
 高槻市営バス前所長ら2400万盗み懲戒免(大阪府) 
 大阪府高槻市の市営バスの前営業所長ら3人が、バスの運賃収入約2400万円を盗んだとして25日、懲戒免職された。

 市は刑事告訴を検討している。懲戒免職になったのは高槻市営バスの前営業所長と運輸主任の男性2人の計3人。
高槻市によると、前所長らは約2年間にわたりほぼ毎日、営業所の金庫から3万円程度の千円札を抜き取るなどして、総額約2400万円の売上金を盗んだという。

 売上金を保管していた金庫の鍵は所長の机の引き出しにあり、3人はカギを持ち出し金庫を開け、現金を盗んだことを認めている。また市営バスでは1月に、総額4100万円が不明になっていたことが発覚。3人が盗んだ2400万円との差額については行方が分からないという。市は警察に盗難の被害届を出しており、差額1700万円の行方も含め、警察の捜査にゆだねる。

 


 最初にニュースの事を知ったときは、大阪市役所の現業職員の不祥事のように末端の職員の悪事が発覚したのかと思ってしまった。

市内に3か所程ある営業所の2か所を管理する所長(53才)を筆頭に管理職だというから呆れ果てるしかない。

 さらに4月27日の産経新聞の記事には4000万円の不明金とあり差額1700万円の窃盗は余人の仕業かもしれないようだ。上司のやり口をみて下吏も見習うという風潮があったかも知れない。
 
 毎日のように3万円も盗むなど信じられないことだが、飲食に使ったという他のニュースもあり飲食=酒食だな。とピンときた。

もっとも使い道はパチンコであろうというネットの指摘もあるのだが、調べに対して飲食に使ったというニュースを見た記憶もあったので酒食ではないかなと思う。

 別のニュースの記事中城西国際大学非常勤講師の宮田佳代子は「考えられない」といいながら、「消費税増税で生活が苦しくなれば、こうした犯罪はもっと増えるのではないか」と消費税に絡めてコメントした。

とあったが、今回の件には当てはまらない内容だ。

 高槻市の職員の給料は低下している民間給与とは違う。50代で管理職ともなればかなりの金額となるはずである。

 サラリーマンなら仕事のウサを酒で晴らすというのは決まり。とはいえ、風信子が見聞きした市職員の夕暮れ時の過ごし方はイササカ度が過ぎた酒食へのこだわりであった。

風信子の父親も公務員であったが帰宅後の晩酌が主であったが、たまの付き合い酒も本人好ましくイソイソと友人との交友を楽しんでいた。

 ところが、平成15年までは市の臨時職員として過ごした風信子の経験によると週に5日を付き合い酒に過ごすという風な職員もあり、上司がそういう傾向だと課の雰囲気がその様なものになってしまうものだ。そのような雰囲気は現在に至って残るとしたらソレは古風なものなのかもしれない。

 古臭いやりくちだが、高槻市営バスの人間関係は旧態依然のやりかたでコミュニケーションを計っていたのかもしれない。

 それが悪いかというと自己責任(健康を損なうであろうというのも含め)であり何ら問題はないように思われる。

だが、その毎日の飲酒資金をどこから持ち出すかというと疑問なのである。風信子が過ごした職場は課長職の人物の鷹揚さを示すためかのような酒席への誘いがホボ毎日のようにあり臨時職員(アルバイト)としては難儀した。

 週に一度しか参加しない風信子などは、つきあいが悪いとなじられさえしたのである。当然に夫帯者であるがゆえに週に2度は無理なのである。その週に一度の御誘いは当然に上司が持つと決まっている。他の女性達も夫帯者持ちであったが、課の上司に気に入られないと次の更新が消えるのではないかと恐れて無理やり参加するのだという愚痴を聞かせてくれた人もいた。(まるでコンパニオンである。その頃の上司は当然ながらすでに退職しているはずだ。)

 まあ、そんな話は10年ひと昔前の話であるからアルバイトの御茶汲みという制度も消えた現代ではない話かもしれない。そこが高槻市営バスの人間関係は旧態依然のやりかたでコミュニケーションを計っていたのかもしれない。という想像である。

 夫婦共稼ぎで資金をねん出していた職員もいたかも知れないが、そうでないと部下へのオゴリ資金は苦しいはずだ。それが日常的な抜き取りとなったとしても厳罰を持って臨むべきであるが、古風な職員の意識は非常に低く、公僕意識は薄かったのであろう。

 つまり、「自分はこのように頑張って業務に励んでいるのに、給与に反映されておらずモットこれくらいの酒席代位は貰っていても良いはずだ。」

というような驕った気風が蔓延しているのではなかろうか。

このような民度が低いのは地域性もあるのかも知れないと大阪市の職員の不祥事についても思いだしている。橋下市長の「税を地方自治体が管理するべきである。」という説を聞くと、日本政府全体の予算管理の過ちを、民度の低い大阪府内でやることが可能であろうか。これ以上の不祥事が起きないと思えるだろうか不思議だ。むしろ悪化するとすら思える。 


参考資料

「4000万円はどこへ? 大阪・高槻市営バス」産経新聞:2012.4.27

「高槻市営バスの収入、管理職ら2400万円盗む」読売:2012年6月25日

「高槻市営バス前所長ら2400万盗み懲戒免」大阪:読売TV

「市バス職員が窃盗を認めるも未だに一部の行方の分からない高槻市営バス営業所の不明金」北岡たかひろ議員

「高槻市営バス」ツイッター検索




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