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WカンファFinalGame5~サンダー怒涛の3連勝王手、ホームスパーズに土

2012年06月05日 | NBAバスケ

 

 

 ウェスタン、イースタンともにGame4まで、すべてホームコートチーム勝ち星上げ2勝2敗タイで迎えたGame5。

 

 どちらかに必ず王手かかる。ウェスタンは明らかに風向き変った

 

 

 

 

ウェスタンFinal Game5 OKC・サンダー(3勝) 108-103 SA・スパーズ(2勝)

 

 スパーズは好調ベテランSGジノビリを3月以来という、今シーズン8試合目のスタメン起用してきた。必勝体制で臨んだスパーズ。

 そのジノビリは期待にこたえて両チームトップスコアラーの34点たたき出した。FG:11/21、3Pt:5/10と見事な活躍であった。

 

 ではどうして負けたのか?スパーズ敗因は3つあると思う。

 

  1. パーカー、ジノビリのガードコンビで珍しく10TO(ターンオーバー)、チームで21TO、そして12Stl(スティール)喰らってしまった。

  2. 50%を軽く超えるFGアベレージでチーム牽引してきたPGパーカーが微妙にシュートリングはじかれてる。FG:5/14、3Pt:0/1という結果。

  3. スタメンSFレオナードはじめベンチメンバー(S.ジャクソン以外)ショットに積極性少し失っている。

 

 各ピリオド序盤はスパーズペースで先行するが、ピリオド後半サンダーに追い上げられ全体的に息切れを感じた。サンダー怒涛の3連勝といっていいだろう。スパーズ20連勝後の3連敗

 

 一方、サンダーも終盤ウェストブルックTOで2点差まで迫られ、あわや逆転かという状況作ってしまった。結果、ウェストブルックはTO6であったが、相棒ハーデンがTOゼロという安定感で最終盤スリーお見事だった。今日のハーデンは1ゲーム通じてMVP級の働きした。ウェストブルック45分と交代少なかった理由がAst(アシスト)断トツの12で良いショットに結びつくゲームメイクできてる部分をHCは判断していたと思う。スタッツには現れにくいが、彼のStlとアグレッシブなディフェンスは確実にパーカーに効いて目に見えないミスをも誘った感じである。

 

 さらに、サンダー支えた要因として3ピリオドまでの貯金9点の流れは、ベンチメンバー「クック、コリソン、フィッシャー」が大きな貢献したと思う。スパーズベンチメンバーより少ないショット試投で確実ないい働きしてる。Game4で凄い存在感示したイバカとパーキンスはファウルトラブルとスパーズディフェンス対応で前回のようなオフェンスプレイできなかった。それにしてもサンダーチーム総合力とスモールラインアップ作戦はここに来て功を奏してると思う。

 

 サンダーホームコートGame6で勝ったほうがFinalへ勝ち上がる(サンダー勝てば当然だが)雰囲気する。スパーズパーカー本来のPGプレイ取り戻せば、まだまだこのシリーズ何が起こるかわからないだろうな。もちろん、6:4くらいでサンダー有利に針動き出している。

 

 

 

 

 シリーズ終盤煮詰まってくると、鍵握るのはやはりスパーズ「パーカー・ジノビリ・ダンカン」、サンダー「デュラント・ウェストブルック・ハーデン」である。

 

 この新旧3対3対決がこのシリーズ決着決めるのであろう。

 

 ポポビッチHCが試合後、達観したスゴイコメント 『NBA優勝レベルにあるチームはロードで勝つ。サンダーはそれをやってのけた。』

 

 世代交代起きるのか? 来シーズン持ち越すのか? 素晴らしく面白すぎるシリーズになった。

 

 反対のイースタンも異なる意味で窒息しそうな苦しい展開の大接戦演じてる。

 セルティックスVSヒートもGame5がこのシリーズ大一番の勝負になるのかもしれない。