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カナダ 隠居生活

今まで世界をさまよい、2010年50歳、カナダにケアギバー 留学し、就職。2015年次女と念願の永住権獲得。

ヘレテージ フェスティバル

2012-08-05 23:37:14 | 日記
 昨年は指をくわえてみていたお琴。今年は演奏することができて大変うれしい。娘は折り紙を教えるボランティアに参加させたが、なんと鶴の折り方も忘れたようで役ただづ。それでもふくれながら午後の後半は必死にピカチュウの作り方をカナダの子供たちに教えている姿をみて一安心した。
 私は母の浴衣を着て、友人が美容師なので髪の毛もアップにしてもらって、娘も大きなリボンを髪につけてとてもかわいらしくなった。友人と3人で浴衣を着て歩くととても目立ってしまった。
 琴は六段という曲を30分間 3回弾いた。最後にきちんと弾いたのは中学3年生今の娘と同じ年のころだから、37年ぶり。6年間しかしていないのだが、楽譜を読まずに先生の手を見ていつも練習していたからか、結構記憶に残っている。今回は楽譜をみながら弾いたので間違いが少なくなった。さすがに最後はへとへとになってしまったが、マラソンと一緒で脳内アドレナリンが満杯に出て、達成した充実感で満たされた。来年は千鳥の曲をマスターし2曲交互に弾ける様になろうと欲が出る。
 私の後に尺八をふく金髪のカナダ人男性がいて、不思議な感じであったが良い音色であった。琴と尺八の名曲はお正月によくかかる春の海。残念ながらここの日本人会にはクラブはない。好きでやってる人は何人かいるらしいが。
尺八の男性はスカイプでバンクーバーの先生から習っているらしい。私は独学でやっているがやっぱり仲間がほしいと思う。
 私のお琴の先生は母の友人で、数十年前に肝臓の病気でなくなった。きっと最後まで美しいことの音を思いながら闘病されていたのだろう。今でも琴を弾いてると先生の声や姿が良く浮かぶ。千鳥の曲には歌が入るが練習していると先生の声も聞こえてくる。10代の頃にはなかなか歌いにくかったが、今は何とか歌えそうだ。
 琴を弾くには着物が必要だし、なにやら私の老後はどっぷり日本文化に使って味のあるものになりそうだ。専門学校に通っていた頃、必須科目の中にお茶の作法があった。橋本先生から教わったが、お手前しながら居眠りしている同級生の姿を大笑いしたものだ。表千家だったかな?おまっ茶は粉っぽくて苦い記憶しかないが和菓子が大変楽しみであった。

 
コメント
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