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多忙な春期講習で、ブログに文章をアップする余裕がなく、ご無沙汰しました。
前回の山登りのブログで綴ったように、久しぶりに単月で3回目の山登りに出かけました。山菜師匠・山縣さんと奥様、そして熊本在住の翻訳家・Aさんと私の四人組の長閑な山登りでした。行き先は、湯の町・湯河原町にある幕山と南郷山です。湯河原駅からバスでちょっと行った所にある鍛冶屋バス停から歩き始め、二つの山を周遊して再び同じバス停に戻ってくるコースで歩きました。
神社前のバス停から幕山公園まで舗装道路を歩きます。あるいは、バス停から新崎川の川沿いに幕山公園まで歩くルートもあります。周囲には柑橘類の果樹が多く見られ、軒先に果実や野菜の無人販売を行っている場所が数ヶ所ありました。渓流に沿った幕山公園では、様々な遊びができそうなので、子ども連れで来ると、暖かくなるにつれていっそう楽しい場所となることでしょう。
幕山公園の向かいの登山口から登りが始まります。登山路は、梅林の中を縫うようにつけられ、板状節理の切り立った岩場は、ロッククライミングのゲレンデとなっていて、複数のパーティが岩登りの練習をしていました。梅の季節はすでに終わっていましたが、若干花を残した梅の木が見られ、梅の香を楽しむことができました。
梅林を抜けると、しっかりと整備された登山路が幕山山頂まで続いています。暑い夏を除いて、幕山だけでしたらハイキングコースとして、スニーカーで気軽に上れる山です。1時間ほどで、カヤトに囲まれた幕山山頂に到着します。山頂からは、真下に真鶴半島・左手に伊豆半島が望まれます。視界の半分が水平線を見渡すことができますので、開放的な明るい雰囲気の山頂でした。私たちは、そこで昼食をとった後、再び南郷山に向けて歩き出しました。
湯河原周辺は、源頼朝の逃避行ルートにあたり、推測されたルートが公園でもらった地図にプロットされていました。下の画像の小さな池は「自鑑水」と呼ばれています。「石橋山の合戦に敗れた源頼朝が平家の追っ手から逃れ、ここで自害しようとしたが、池の水鏡で髪を結い直すと、平家を破る自らの姿が映り、自害を思い留まった」という由緒ある場所でした。
箱根近辺と同様に、箱根竹だと思われますが、登山路を覆うように細長い竹が自生しています。その竹のトンネルの中を歩きます。幕山から南郷山までおよそ1時間ほどで到着します。南郷山の山頂は、幕山同様にカヤトで囲まれ、真鶴半島が幕山よりも間近に望まれました。
下りは画像のように、眼下に広がる太平洋に突き出した真鶴半島に向けて歩きます。天気が良ければ、とても爽快な気分が味わえる登山路です。麓近くにあるゴルフ場を巻くように道がつけられ、そこを超えれば民家が点在する舗装路となります。
この道が朝歩いた道に合流する地点から、左手に曲がればバス停は間近。けれども私たちは右手に曲がって、少し歩いたところにある柑橘類の無人販売所まで行き、お土産用に柑橘類を購入しました。朝通った時は、大玉のミカン一袋を途中で食べる目的で100円で購入しました。再びこの場所に戻ったのは、何か所か同様の販売所はありましたが、そこのミカンが美味しそうで安かったからです。全て一袋100円で、数種類の柑橘類が販売されていました。
下の画像は、麓の民家近くのミツマタと柑橘類の木です。ミツマタの黄色味を帯びた白色、柑橘類のオレンジ色、芽吹いた木々の若葉色、太平洋の青色、枯れたカヤトの淡いクリーム色、箱根竹の竹色、・・・様々な色との出会いが楽しめた軽登山でした。
いよいよ色鮮やかな百花繚乱の春本番がやってくることを実感できた、のんびりとした山歩きでした。
【標準的歩程時間】
鍛冶屋バス停~0.30~幕山登山口~1.00~幕山~0.20~自鑑水~0.40~南郷山~1.20~鍛冶屋バス停
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