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「マッキーのつれづれ日記」

進学教室の主宰が、豊富な経験を基に、教育や受験必勝法を伝授。また、時事問題・趣味の山登り・美術鑑賞などについて綴る。

マッキーの山登り:1年で最も寒い時期の北高尾山稜縦走

2008年01月28日 | 日帰りの山登り

 先週23日は、東京でも久しぶりに雪が降りました。1年で最も寒い時期になり、また私の教室では、そうした天候に反して、熱気と緊張の高まる季節となりました。  

 昨日1月27日(日)は、山登りを予定し、朝5時台・6時台・7時台と、どの時間帯に起きられたら、どの山に登るか前の夜に考えていました。当日起きたのは、結局7時ちょっと前で、疲労がたまっているのかな。(どちらかというと、精神的疲労)起きてから、やはり行き先は高尾と決まりました。  

 京王線新宿発8時20分の準特急に乗りました。先週は高尾メインルートを登ったので、今回は北高尾の稜線を歩くことにしました。北高尾は、登山道に雪が積もっていて、場合によっては凍結箇所もあることが予想されました。  

 高尾駅で降り、ちょうど出発するバスに乗って、霊園前で9時25分に下車。北高尾が初めてというおじいさんとしばらく一緒に歩きました。20分ほど舗装道路を歩くと、登山口に到着に到着します。

 
八王子神社・八王子城山への登山道入口

 登山口から、八王子神社のある八王子城山に向けて階段を含む登りとなります。神社に到着し、家族の健康と生徒の合格祈願をしました。神社のすぐ脇に、大きな碑とベンチが設置されている、眼下に新宿までを展望できる場所があります。八王子城跡は神社から少し歩いたところにあります。そこには、その旨を記した小さな石柱があるのみです。

八王子神社

  登り始めて、1時間ちょっとで富士見台に着きました。左にベンチがあり正面に富士山を望むことが出来ます。そのまま進むと高尾駅に下りることが出来ます。右に大きく下るルートが北高尾山稜です。

富士見台から見る富士山

  ここから、登山道には雪が積もって、凍結箇所もあり、特に下りはスリップに注意して歩くことになります。北高尾山稜は、展望の大きく開けたピークは少ないので、景色を楽しむというより、どちらかというと、幾つものこぶが連なるアップダウンの多い稜線歩きを楽しむ(体力トレーニングする)ルートです。

 
スリップ注意の凍結した岩場・上の丸太は滑落防止用手すり

 景信山の北側にあたる稜線では、日照が少ないせいか、真冬の冷気に包まれていて、ザックの外につけたペットボトルのお茶を飲もうとすると、それは凍る寸前の冷たさでした。

痩せた尾根伝いの登山道

  関場峠を越え、凍結した堂所山の急坂を慎重に登り、雪に覆われた寒々した頂上に13時40分に到着。ここまでが、北高尾山稜です。今回は、20~30人の団体を除けば、出会った登山者はわずかでした。

雪に覆われた堂所山

  堂所山から、高尾~陣馬の主脈縦走路に入っても、時間が遅かったせいか、行き交う登山者も疎らでした。また陣馬山までの登山道は、今日のルートでは一番雪が多く、20センチ以上積もっているようでした。

雪が積もった陣馬山への登山道

  樹林に入ると、雪は少ないものの、登山道はアイスバーンになっていて、スリップに注意しなくてはなりません。14時20分明王峠到着。遅い昼食をとりました。あまりにおいしそうな音を立てて出来上がった鍋焼きうどんを、となりの登山者がうらやましそうにのぞき込みました。

 
寒い冬、山で食べる鍋焼きうどんは最高

  明王峠正面に、西日に照らされた富士山が望まれました。山桜の咲く頃、この峠からは「富士に桜」の光景が見られます。先週は、ここから相模湖駅に下ったので、今回は陣馬山まで足を伸ばすことにしました。


明王峠から西日を浴びる富士山

 15時15分陣馬山に到着。頂上は、予想に反して積雪はなく、登山者も疎らでした。陣馬高原下のバス停までは、①和田峠まで階段下りをするコースと、②緩やかな登山道を下りるコースと、③新たにつけられた樹林の中を抜けて、和田峠と陣馬高原下の中間点に出る登山道と3通りの道があります。


陣馬山頂上

 今回は、③樹林の中を抜けるコースで下りました。樹林の中の登山道は、至る所で凍結していて、スリップしそうになりました。陣馬高原下のバス停に16時20分に着き、40分発の高尾行きのバスに乗り帰路につきました。


陣馬山山頂から、富士山に向かって傾きかけた太陽

 東京近郊の山では貴重な、新雪をキュキュと踏みながら歩く楽しさ、若干凍結した箇所をギシギシと音を立てて通る楽しみを味わった山登りでした。他の登山者も、久々に降った雪の感触を味わうように、冬山歩きの楽しさを満喫しているようでした。1年で最も寒い時期、そのような時期に山に出かけた人にのみ許された、ご褒美のような楽しさだったことでしょう。

 

 (標準参考タイム)霊園前バス停~0.30~登山口~0.40~城山~0.50~富士見台~1.15~ふれあいの道分岐~1.00~関場峠~0.45~堂所山~0.40~明王峠~1.00~陣馬山~1.00~陣馬高原下バス停(合計7時間40分) (今回の実際の所要時間・休憩を含まず)5時間50分

 

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マッキーの山登り:登り初め…高尾山

2008年01月21日 | 日帰りの山登り
 1月20日、日曜日。1ヶ月半ぶりの山登りでした。私にとって山登りは、体力維持に役立つ以上に、精神的安らぎとそのバランスを維持するのに役立っているようです。相当イライラしている時期でも、自然の中を歩き回ると、気分転換が出来て、精神衛生上とても良いようです。

 年末年始のハードワークで、山登りが出来なく、この日曜日にと思っていました。事前の天気予報は、曇りとか雨とか、あまりかんばしいものではありませんでした。
 
 朝6時過ぎに起きると、外は曇り空で、相当に寒そうでした。7時前に家を出て、列車に乗り込むと、天気予報が悪かったせいか、この時期の日曜日の登山者数としては、大分少ないようでした。

 高尾山口より、稲荷山コースで高尾山を目指します。しばらく登っていないことと、お節料理などを食べ過ぎたせいか、脂肪が付いた私の体は、登り始めるとその重さを感じさせます。

 稲荷山コースは、この時期登り口が凍結しているのですが、今回凍結箇所はありませんでした。ここは、冬の日だまりハイクに適したコースです。

 稲荷山コースの頂上直下には、最後に少し長い階段登りがあります。このコースを通るときは、途中休憩しないで、かつこの階段を休まず上ります。すると、その階段登りのきつさによって、その時の体力を測定できるのです。

 私にとって、自分の体力を測定することのできるコースが、以前もう一つありました。それは奥多摩の鷹ノ巣山の稲村岩尾根の登りです。20歳代の頃より、毎年夏山に出かけるときは、必ずこの山に登って体力チェックをしたものでした。

 高尾山頂上に立つ頃には、大分天候も良くなってきて、青空が広がり登山日和となりました。


高尾山頂から少し霞んだ富士山を望む

 奥高尾に入ると、いつ降った雪か、登山道に残っていました。日影になったところには、「霜柱の花」が見られました。薄い膜状にバラの花のようにカールしていました。(残念ながら写真取り忘れ)


登山道に雪が見られる

 城山・景信山は、高尾山よりも人出(団体登山者)が多いようでした。多分小仏バス停からの団体の登山者が多かったからだと思います。団体は、天候で山登りを簡単に取りやめることが出来ないからでしょう。


城山茶屋の登山者の人たち

 明王峠茶屋で昼食をとりました。持参したコンロで、天ぷら玉子うどんを作って、熱々をいただきました。(こんど調理後の写真を載せます。)スーパーなどで火に直接乗せて暖められる、アルミホイール製の鍋に入ったうどんや蕎麦が売っています。これですと、食べ終わった後は、小さくたためるのでコッヘル持参よりも便利です。

 明王峠からちょっと行くと陣馬山です。しかし、陣馬山を下山コースとすると、どちらに下りてもバスを使うこととなります。藤野駅まで舗装道路を歩くことも出来ますが、この道もおもしろくない道です。温泉で一風呂浴びて帰るのも一考ですが、一人でタクシーを呼ぶのも山登りとしては、情けないようです。

 今回は、明王峠から相模湖駅へ下る登山道を利用しました。ほとんど樹林帯で、登山道の終わり近くで、眼下に相模湖を眺めることが出来ます。


杉林の中の登山道


登山道から相模湖が見え始める

 また、コース終点に与瀬神社があります。ここの石階段は、傾斜が45度あり、上から見ると怖いくらいです。山にある神社仏閣の石階段には、傾斜のきつい所が少なくありません。


わびさびた与瀬神社境内


おっかなびっくり下る、ストックを持つ高齢登山者


傾斜45度の石階段

 今回は、予想に反して天気の良い山登りでした。しかし夕暮れになり、気温も下がり、その夜は21日大寒の未明にかけて、関東の山間部で雪が降ったとのことです。

(参考:標準タイム)
高尾山口~1.30~高尾山頂~1.00~城山
~1.00~景信山~1.20~明王峠
~1.45~相模湖駅 (計6時間35分)

(今回の実際の歩程タイム)4時間45分




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マッキーの山登り:山で出会った風景…その3.飯豊連峰縦走

2008年01月11日 | 日帰りの山登り
平成18年の夏山は、新潟に帰省した折りに、飯豊連峰を縦走しました。

その時の夏山の風景を紹介します。心和む動植物です。


ガスも晴れてきた、飯豊の登り

 8月12日に福島側山都駅よりバスで川入に入り、12日・三国小屋、13日・梅花皮小屋に泊まり、14日にエブリ差岳まで縦走し、足ノ松尾根を通って新潟の胎内側に下りる2泊3日のコースでした。


遙か昔から、飯豊の稜線と登山者を見つめる姥権現
 
 ずっと昔、女人禁制の霊山とされていた<飯豊山>に、どうしても一度は登ってみたいと思いたった女の人がいたそうです。

 男が二十一日間の精進潔斎をして登るのを、その女性は四十二日間の苦行を済ませて登りました。

 ところが、途中まで来て、心身ともに疲れたと言って一休みしたら、不思議なことに、そのまま石と化してしまったということです。(姥権現の伝説:抜粋)


 初日と2日目は、午前中にものすごい雷雨でどうなることかと心配しましたが、午後は天候が回復しほぼ予定通りの山歩きができました。


至る所にマツムシソウが咲いています

 飯豊縦走路一帯で、短い山の夏を精一杯生きている、可憐な高山植物を見ることが出来ます。そうしたお花畑を通り抜ける山歩きで、誰もが夏山の楽しさを満喫することができるでしょう。


ニッコウキスゲの鮮やかな黄色が夏山を彩ります

 3日目は、梅花皮小屋から北股岳・門内岳と経由し大石山に到着。ここで同じ梅花皮小屋より縦走してきたグループは、エブリ差岳の前にそびえる鉾立峰を見て、下山していきました。麓の温泉に浸かり、ビールで乾杯して帰ると話していました。


大きな山容を見せるエブリ差岳に向けて、いざ出発


鉾立峰の登り

 私は、その話を聞いて少し迷いましたが、軟弱になりそうな気持ちを立て直し、疲労を感じ始めた体に気合いを入れて、エブリ差岳を往復しました。


太陽に光り輝く夏草

 最終バスに間に合うように、風の吹き抜けない猛暑の足ノ松尾根を下りました。すぐに水もなくなり、疲労もたまっていたせいか、長く感じられた下山路でした。


とても大きなオニヤンマ…人間なんて恐れません


夏山~ 灼熱の中、大きな声で鳴くクマゼミ

飯豊連峰縦走は、高山植物と稜線歩きを十分に楽しむことの出来た、充実した夏山登山でした。




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マッキーの山登り:今年の山登り回想

2007年12月13日 | 日帰りの山登り
今年の山登りは、計23回。あと1回で、月平均ちょうど2回。

エリア別に分類してみると、

高尾山系
小仏バス停~景信山~城山~高尾山~高尾山口駅(3回)
高尾山口駅~高尾山~城山~景信山~小仏バス停(2回)
高尾山口駅~高尾山~城山~景信山~陣馬山~一ノ尾根~藤野駅
石楯尾神社バス停~生籐山~醍醐丸~陣馬山~小仏峠~小仏バス停
八王子八峰登山(今熊山~高尾山)


初冬の山の木々

北高尾山系
高尾山口駅~高尾山~城山~景信山~堂所山~八王子城山~霊園前バス停
高尾山口駅~高尾山~城山~景信山~堂所山~富士見台~駒木野~高尾駅
高尾山口駅~高尾山~城山~景信山~堂所山~富士見台~日影バス停
霊園前バス停~八王子城山~堂所山~明王峠~相模湖駅

南高尾山系
高尾山口駅~高尾山~城山~大垂水峠~大洞山~草戸山~高尾山口駅

中央線沿線の山
初狩駅~高川山~禾生駅~九鬼山~禾生駅
梁川駅~矢平山~高柄山~御前山~上野原駅
笹子駅~道証地蔵~滝子山~初狩駅
百蔵山登山口バス停~百蔵山~扇山~君恋温泉~四方津駅


高川山からの富士山

奥武蔵山系
芦ヶ久保駅~二子山~武川岳~伊豆が岳~子ノ権現~吾野駅
浦山口駅~武甲山~小持山~大持山~鳥首峠~名郷バス停
外秩父七峰縦走ハイキング


武甲山を望む

その他の山
新潟粟が岳
朝日連峰縦走(小国口・五味沢~大朝日岳~以東岳~大鳥池~泡滝ダム)
那須岳山頂駅~那須岳~朝日岳~三本槍岳~峰の茶屋~那須岳山麓駅


朝日岳からの那須岳

週1回の休みに出かける山登り。
仕事が忙しく、体を休めたくなる誘惑に駆られる日曜日。

目覚ましをリセットしても起きられず、
薄暗いうちに出かける山登りが出来なかったとき、
快晴の青空を眺め、家でごろごろしていている惨めさ。

山行きの決断を躊躇し、少し遅めに出かけるのに最適な山。
やっぱり来て良かったと、期待を裏切らない山。
季節のごとに、山登りの楽しさを教えてくれる山。
今年、私にとって、高尾山はそんな山でした

今年は、奥多摩(八峰登山を除く)・丹沢に行かなかったことに驚く。
15の春に、山に登り始めてちょうど節目の40年。
今年は、「ありがとう。高尾山。」と言いたい年でした。




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マッキーの山登り:南高尾縦走

2007年11月19日 | 日帰りの山登り
 高尾山域は、様々なバリエーションルートのある、手頃で楽しい山歩きができるエリアだと思います。

 二週間前は、高尾駅から出発して、八王子城山から入り、北高尾山稜を縦走し、堂所山・明王峠と経由し、相模湖駅まで歩きました。メインルートである、高尾山~景信山~陣馬山の華やかさに対し、北高尾山稜は、アップダウンが多く、体力増進ルートと言って良いと思います。



 昨日の日曜日、もう一つのルートの南高尾山稜を歩きました。高尾山口駅8時50分に出発し、まず琵琶滝ルートで高尾山に登りました。相変わらず、人出は多く、冠雪した富士山が望まれました。



 高尾山から一丁平を経由し小仏城山まで歩いて一服。その手前から、大垂水峠へ下る道があります。しばらくは、滑りやすい急坂が続きますが、やがて緩やかな下りとなり、国道20号線とクロスする大垂水峠に着きます。

歩道橋を渡ると、南高尾山稜ルートの始まりです。登山ルートは整備されています。(され過ぎて、一部階段が多い。)大洞山・コンピラ山前後を除けば、水平道に近い所が多く、晩秋より初春までは、日だまりハイクに適しているルートだと思います。北高尾に比べ、南面した登山道は太陽が照らして、明るい印象があります。

三沢峠から、草戸山を経由し、稜線を北上し、四辻と言う所で尾根から下ると高尾山口駅に出ます。午後2時50分駅到着。(この北上ルートを東高尾山稜として分ける場合もある。)



 とても寒い朝でしたが、昼頃はまさに小春日和で、終日好天に恵まれた紅葉狩りにはもってこいの一日でした。ただ、夜になるにつれ気温が下がり風の強まり、木枯らし1号が吹いたそうです。

 晩秋から初冬にかけて、落ち葉を踏みながらの山登りが、私は最も好きです。様々な色の落ち葉で敷き詰められた山道を歩く楽しみは、格別です。また、汗かきな私は、少々寒くなったこの時期がベストコンディッションと言うこともありますが。

 近年は、月2回程度の山行きです。体験したこと、思ったこと、感じたことをこれから綴っていきます。

(今回の歩程参考タイム)
高尾山口~0.55~高尾山~0.45~城山~0.25~大垂水峠~0.25~大洞山~1.00~三沢峠~0.20~草戸山~0.50~高尾山口駅


 
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