ヒロシマ平和映画祭 Hiroshima Peace Film Festival

2013年12月、第5回開催!

今回は、過去上映作品のなかから、「今こそ、もう一度」な作品プラスαを上映予定。

アメリカ大使館前抗議行動逮捕事件への声明

2011-02-24 11:53:35 | 日記
高江での工事強行に対してのアメリカ大使館への抗議行動で、
不当逮捕も起きています。

声明を転載します。

(事務局CHO)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【声明】アメリカ大使館申し入れ行動での弾圧を許さない!
    二人の仲間をただちに返せ!

                            2011年2月23日
         反天皇制運動連絡会(hanten@ten-no.net)
                fax.03-3254-5460

 2月20日午後、アメリカ大使館申し入れ行動に参加していた二人の仲間が、私
たちの目の前で、赤坂警察署によって一方的な暴行を受けたうえ、逮捕理由も告
げられず不当に逮捕された。逮捕者は髪の毛を掴まれて引きずられ、むりやり警
察車輌に押し込められた。その行動に参加し、現場をともにしていた者として、
私たちはこのことに対する強い怒りと悲しみを抑えることができない。

 その日、「沖縄を踏みにじるな! 緊急アクション実行委員会」が呼びかけ、
「辺野古への基地建設を許さない実行委員会」、「ゆんたく高江」などが協力す
るかたちで、アメリカ大使館に向けたデモと申し入れ行動が予定されていた。
 主催者によれば、デモ申請においてアメリカ大使館前を通るデモコースが追求
された。しかし、警視庁に申請書も受け取らせていたにもかかわらず、直前にな
って東京都公安委員会はコース変更を「決定」した。デモは当然の権利であり、
そもそも届け出制ではあっても許可制ではない。このような決定それ自体が不当
だ。主催者側はただちに東京地裁に不服申し立てをし、一方的なコース変更をは
っきりと拒否したという。
 同時に集合地点も変更されていたが、当初の予定通り新橋駅前に集まった参加
者たちは、その場でアピール行動とビラまきを行ない、その後アメリカ大使館か
ら少し離れたJTビル前まで徒歩で移動した。だが、そこから先は封鎖され、すで
に十重二十重に警備の警官の壁が築かれていた。
 アメリカ大使館へも事前にアポも取っていたというから、警察が申し入れを阻
止する理由など全くない。仮にアポが取れていなくても、大使館に行く権利はあ
る。しかし警備責任者に「どういう根拠でわれわれの通行のじゃまをするのか」
と説明を求めても返事らしい返事などかえってはこない。理由などないのだ。警
察は暴力的に参加者をJTビル前の広場へと封じ込めた。その中で逮捕は起こった
のである。 

 2003年3月の対イラク開戦以来、残念ながら、これは日常化させられた現実で
ある。アメリカ大使館に対する申し入れは、常にこのJTビル前で止められ、さん
ざん交渉を繰り返した末、ようやく代表者だけが大使館に行くことを許されると
いった不当な規制が敷かれ続けているのだ。今回の行動も、結果として6人だけが
通り、壁を突破することはできなかった。しかし、新橋駅前に集まった人たちに
向けて、「無届集会であるからただちに解散せよ」と大音量でがなりたて、妨害
と恫喝を続ける愛宕警察署に対して、主催者側は原則的に、しかししなやかに抵
抗し、現場ででき得る限りの意思表示を試みながら、警察とも交渉して、当日の
行動をきちんとやりきっていったのだ。この一連の行動において、なんら混乱な
どなかった。混乱が生じるとすれば、それはひとえに警察によって引き起こされ
るものでしかありえず、事実はそのように展開したのである。逮捕された仲間は、
その現場において、たまたま逮捕されたその地点に立っていたにすぎず、そこに
は他の誰がいても不思議ではなかった。
 赤坂署はさらに、行動のあとで逮捕者に対する差し入れのために警察署に向か
う人びとさえ、途中で止めて公園の中に押し込むことまでやってのけた。この、
権力のなりふりかまわぬ無法ぶりが、どうしてまかり通ってしまうのか。
 今回の行動において主催者がこだわったのは、おそらく現場の直接性に立ち続
けることである。そして私たちも、それを支持する。力を持たない民衆の抵抗の
手段としてのデモや集会、申し入れ行動、そしてさまざまな行為をあたりまえの
行為として持続すること、そしてそれが目前で踏みにじられるとき、その場所で
抗議の声を上げていくことは当然のことだ。権利は与えられるものではなく闘い
とるものであるというのが真理であると、その場に参加した人はあらためて、は
っきりと心に刻んだはずである。私たちもそうだ。一方的にわれわれのありかた
を決めるな。それはわれわれ自身が決める。そのような思いを共有することを通
して、われわれはそのような声をあげ続けている高江や辺野古、沖縄の人びとと
向きあうための手がかりを得るはずである。それは希望ではないだろうか。そし
て今回、権力が暴力的に、力ずくで押さえ込もうとしたのはそのことである。
 私たちも、自らの運動課題を通して、一方的に与えられた現状を否認し、闘う
仲間とともにあり続けるための行動を、これからも続けていく。
 不当逮捕糾弾! 警察は謝罪し、二人をただちに釈放しろ! 

当該支援のブログはこちら●http://d.hatena.ne.jp/ametaiQ/
(2.20アメリカ大使館前弾圧救援会ブログ)




最新の画像もっと見る