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ロースクール留学(していた)日記

米国ロースクールLLM卒業生の日常→アメリカ駐在員の日常

English

2013-10-09 08:57:58 | ロースクール・法務・法律・仕事ネタ関連
こんにちは。こちらは現在14℃。最近はあつかったり寒かったり、移り変わりが激しいです。

今日のテーマは英語です。

留学する前は、
「アメリカに行く⇒英語に触れる機会が増える⇒英語が上達する!」
なんて考えていたこともありますが、意識的に自分から機会をつくらないとダメですね。ただ普通に暮らしているだけだと、英語を話すチャンスが思ったほどとれないです。英文を読む時間、英語を聞く時間は放っておいてもかなり増えますが、それでも漫然とこなしていると、すでに知っていることを復習するだけになってしまいます。例えば、知らない単語は英語やラテン語含め無数に出てきますが、やろうと思えば、意味を調べずにやり過ごすこともできます。

英会話に関しては、授業で発言するといっても、クラスの人数にもよりますが、発言したとしても、せいぜい数回だけになってしまいます。その辺での立ち話やランチにしても、絶対量が少なく、また、”自分ができる会話”をするだけで、その幅が広がるような感覚がありません。

他方、英会話会での教授のコメントによれば、「母語でも自分が使わないような言い回しは英語でも使わない」ということで、この点は自分も前からそう思っています。とかく英語になった瞬間に、知らない単語、フレーズがでてくると、知らないこと自体に焦りを感じることもありますが。


…いずれせによ、こりゃいかんということで、大学で開講している無料の英会話会(簡単なフィードバックあり)に参加してみたり、JD(アメリカ人学生)とのLanguage Exchangeに応募してみたりしています。


Language Exchangeですが、当初JD側からのアジアの希望言語は中国語しかないということで、日本人にはとくに声がかからなかったのですが、数名希望者が出てきたということで、これから初顔合わせに向けての調整が始まります。楽しみです。

おそらく一昔前であれば、日本語希望者はそれなりにいたのでしょうが、時代の移り変わりを感じます。


ちなみに自分の英会話力は以前出会ったルイジアナ出身のJD(リッキー君)によれば、「君の英語は僕のスペイン語とおなじくらいだよ、HAHAHA~」だそうです…ナイーブな心が傷つきました(笑。


こちらに来てみて、いろんな国の人の英語を聞いてみて思うのが、外国人にあって日本人に欠けているのは発音のきれいさでも、単語力でも、文法力でも、イントネーションでも、話す内容の中身の濃さでもなく、自信だと思います。ホント自分ももっとがんばらないといけないと思います。
(ちなみに日本人英語慣れしていることをさっぴいても、日本人英語は聞きやすいほうだと思います。WPM(Words Per Miniute)が少ないからかもしれないですが。)


結構、みんな自国語なまりの英語ですし、ことばに詰まることも多々ありますし、何を言いたいのかよくわからないことを言っていたりします。それでもそれなりに自信がある感じでしゃべっていると、やはり聞き手に与える印象が違います。


ただ、こういった気持ち以外の点について、あえてコメントするとすれば、日本人に相対的に多いかなと思うのが、会話中の文法の崩れ、構文の選択ミスだと思います。自分も難しいことを説明しようと思うと、焦りも重なって、情けないことになってしまいます。

おそらく、
・日本語はセンテンスが崩れていても許される(主語や動詞を省略しても、文脈で十分に意味が通じる)ので、英語になったとたんに、いちいち脳内で正しい文を考えてアウトプットすることの負担が大きい。
・複雑なコンセプトになればなるほど日本語で考えてから、英語にアウトプットしようとしてしまうが、語順の発想が英語と大いに異なるので脳内のCPUが処理しきれなくなる。
・特にロースクールの場合、たいてい白黒で割り切れるような意見や質問はないので、条件付きの意見表明や仮定を多用することになるため、時制のミスその他を招きやすい。
といったあたりが要因でしょうか。


ちなみにアメリカ最高裁での口頭弁論の様子はこちらのサイトでキャプション(+顔写真)付きで聞くことができます。英語でのリーガルディスカッションの勉強に役立つかもしれません。

The Oyez Project

観光ガイド~ジョージタウン

2013-10-05 17:48:27 | アメリカ生活関連
こんにちは。近頃は予習、復習、宿題…が終わるまで外出しない!なんて思っていましたが、そんなこと言っているといつまでたっても外出できないという結論に至ったため、今日は観光に出かけることにしました。

が、ほとんどの観光名所はシャットダウン中。ということで、ジョージタウンまで出かけてきました。

まずは自宅近くにて一枚。


よーく見てみると、ポテチをくわえています。


ジョージタウンはワシントンDCの北西部にありまして、DC市内から地下鉄ではいけないのですが、サーキュレーターと呼ばれる巡回バスが走っています。サーキュレーターは比較的きれいな乗り物ですし、料金も1ドルなので、お手頃です。
DCの地下鉄は便利な一方、時間帯によって値段が変わったり、近距離でも数ドルかかったりするので、日本の感覚だと高いです。
なんでこんなにサーキュレーターが安くて地下鉄の商売が成立するのかなぁと思っていたりしましたが、今日はじめて乗ってわかりました。


危険です。


「ブログだからちょっと盛ってるんじゃないの?」とか、
「そんな危険な乗り物が天下のアメリカの首都であるわけないじゃないの」とか、
そんな風に思った方もいるかもしれません。

でも、もう一度言わせてください。


危険です。


まさかバスに乗るだけで、
・心筋収縮力の上昇、
・心、肝、骨格筋の血管拡張
・皮膚、粘膜の血管収縮
・消化管運動低下
(ソース:wikipedia)
をもたらすアドレナリンを放出する羽目になるとは思いませんでした。

何が怖いって、座席に座っていると、何度も何度も自分が20㎝くらい座席から浮きます。それも目的地までずっと。
座席も、ホントに硬いです。アメリカ人は座り心地を求めないんでしょうか?


スピードがそれほどでているわけではないのに、それほど道路がでこぼこしているわけではないのに、ほんっとうに車体がぐわんぐわん揺れました。東京ディスニーシーのインディージョーンズアドベンチャーよりは確実に怖いと思います。
思い返すと、やけに社内が静かだなと思いましたが、おそらく、しゃべっていると舌をかんで死ぬおそれがあるからではないかと思われます。

と、話がずれましたが、ジョージタウンの町並みはこんなかんじです。

ヨーロッパ風の小さな建物がならぶ街並みはなかなか雰囲気がいいです。表参道的な雰囲気を醸し出している高級なエリアということもあって、おしゃれな人、体型がスリムな人が多いです。

ちなみに、現地人にまぎれようと思って、Tシャツ、ジーパン、レッドスキンズというDCのアメフトチームの帽子をかぶり、サングラスに運動靴、それと撮影用のカメラを首から下げてジョージタウンを歩きましたが、とても浮きました。よくよく考えたら高級ブランドエリアにこんな格好で歩く人はいないですね。

高級エリアは店員もいいひとが多いです。アパート近くだとふつーに店員が客に対して悪態ついたりしますが、このあたりはいい感じです。

たちよったお店でジャズの演奏なんかもありました。


先日、自宅近所では一心不乱にバス停の看板をドラムに見立ててたたいていた謎の男がいたりしましたが、やはりジョージタウン、レベルが違います。

ジョージタウンの街を抜けてあるいていくと、クリントン大統領などを輩出したジョージタウン大学の本キャンにつきます。

ほんとうにきれいです。

ちなみに、ロースクールは全然違うところにありまして、日本でいう永田町みたいなところにあります。キャンパスも非常にせまい感じです。
先日カメラをもって行ってみたところ、たまたまマスコットキャラを置いているところに遭遇しました。


ジョージタウンは洋服のブランドショップと飲食店が多いので、街並み以外にはこれといった観光名所もないといえばないのですが、観光ガイドに載っているようなのだと、ワシントン大聖堂、オールドストーンハウス、エクソシストの撮影で使った階段があります。
エクソシストの撮影でつかった階段には行ってみましたが、何の表示もない、ほんとうにただの階段でして、がっかりスポットでしたので注意。

wikipedia(ジョージタウン):http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%BF%E3%82%A6%E3%83%B3_(%E3%83%AF%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%B3D.C.)

DCの治安について

2013-10-03 20:38:45 | アメリカ生活関連
"Stay inside!"

図書館からでようとしたら突然怖い顔をした警備員に止められました。
(大学の警備員はたいへん気まぐれで、たいていは誰かとだべっていたりするので、普段はザル警備です。気まぐれにIDの提示を要求されますが…。)

なにかと思ったら、また銃撃事件が、今度は国会前であったとのこと。同時に携帯電話にも大学から緊急連絡の自動メッセージが入っていました。
前回のネイビーヤードの時はまったく役に立ってなかった大学の緊急速報システムですが、今回はちゃんと機能していました。このあたりの対応能力は素晴らしいと思います。


今回はいまさら感もありますが、渡米前にかなり気にしていた治安について、約2か月間の感想を書いてみたいと思います。

前提として、ひとつの客観的指標としては、Crime Reportというサイトが役に立ちます。
<https://www.crimereports.com/>
こちらでDCを入れて頂くとわかりますが、ものすごい数の事件履歴が出てきます。。。
(NYとかは犯罪の多いイメージがあると思いますが、DCを見た後だと、システムの故障かと思うくらい少ないです)

そのほか、外務省もこんなサイトを出しています(Ⅰ. ワシントンDC及び近郊の治安について)。
<http://www.anzen.mofa.go.jp/manual/washington_dc.html>


やっぱり、総じて、決してDCは治安がいいほうだとは思いません。
…が、何かしら行く用事あるようなところであれば、それほど悪いとも思いません(もちろん日本とは比べられないですが)。
よく言われているように、安全なエリアを意識して生活していれば、危険を感じることや、大きなトラブルに巻き込まれることはなさそうです。
(外人は夜の11時とかから「パーティーやろうぜ!」とかいってよく集まってますが…。彼らからすると、自国のほうがよっぽど危険らしいです。南米の人なんかは知り合いに強盗にあったことのない人がいないとか。)
女性は男性よりも相対的に危険に対する感度が高く、帰るときも友人と時間を合わせて帰るようにする人が少なくないみたいです。


生活圏内でもそれなりに遭遇する危険なシーンは次のパターンくらいです。まだ銃声は聞いていません。
・物乞いが駅前、公園、スーパー、薬局、ATM、繁華街の近くには多い。たまに声をかけてくる。
・ごくまれですが、ドラッグを使っているのではないかと思われるような挙動不審な人がいる。
・車の運転があらく、前方確認をしないで曲がってくる。
・信号のカウントダウンが急に20秒から0になったりする(北京でもありましたが…)。
・ガラの悪そうな人がたむろっていたり喧嘩していたりする。

良い点としては、
・あちこちで頻繁に警察官が巡回している
・大学、公的な機関、スーパーなどには警備員が常駐している
といったところでしょうか。
(ちなみに日本のお巡りさんは自転車に乗っていますが、こちらは結構セグウェイに乗っています。)

気を付けておくとよいと思われるのは以下のようなところかと思います。
・治安の悪いエリアにあまり行かない
(廃墟、窓格子の家が並ぶ地域、低所得者の多い未開発地域、道路がぼろぼろでごみの多い地域、ガラの悪い人たちがたむろっている地域など)
・暗い時間に人気のないところを一人でだらだら歩かない、きょろきょろしない、なるべく複数で歩く
・背後につけてくるひとがいたら人の多いほうに進路を変える
・あまり金をもっていそうな格好をしない(日本で地味目の服装に抑えても、こちらでは相当金持ちでおしゃれそうに見えます…)
・貴金属を人目に見えるようにしない
・車道に車がずらずら駐車されている場合は車の近くを歩かない
・あぶなそうな人に声をかけられても英語がわからないふりをして無視する
・人前で財布を出さない
・荷物をおきっぱなしにしない
・多額の紙幣をひとつの財布にすべていれて持ち歩かない
・毎日同じ時間に同じ道を通らない
・エレベーターで他人に背を向けない
・テロがありそうな政府機関や人ごみはなるべく行かない
・まちなかのゴミ箱にはあまり近づかない


ちなみに治安のいいエリア(例:高級ブランド店が並ぶようなところ)は別世界かと思うくらい日本並みに?治安がいいです…。

シャットダウン

2013-10-01 14:12:19 | アメリカ生活関連
アメリカで政府のシャットダウンが問題になっています。上下院の対立により(例:オバマケア)、予算案が承認されないため、重要度の低い仕事は完全に機能停止です。



まったく意味不明なんですが、同じタイミングで我が家のテレビも映らなくなり、インターネットもつながらなくなりました。



我が家のTVとネットも連邦政府のバジェットの範疇なんでしょうか。



コムキャストに電話しても解決せず。明日またテクニカルサポートが見に来ることになっています…。