こんばんは。
そういえば、先日ニューヨークまで事務手続きの所要(+ついでに少し観光)で行ってきたのですが、DCとの違いをいくつか感じました。
・人々がみんな急いでいるし、信号を守らない
・日本人がとても多い、どこにいっても日本人に遭遇する
・電車は新しいが、メトロカードは性能が悪い
・飲食店がおいしいし、種類が豊富
・(DCもそうですが、)肥満体系の人がさらに少ない
・黒人の比率が少ない
・おしゃれなひとが多い
・観光先がたくさんある
・夜中も人々が町中にあふれている etc.
特急で3時間程度の距離でも大きな違いがあるもんです。まぁDCやNYをさして”アメリカ”というと違う気がしますが。
アメリカの大きな駅でそこそこ遭遇する詐欺?に「お金がないんです」詐欺があります。正式名称は知りません。
ニューヨークでも二人に声をかけられまして、曰く
・一人目:はるばるニュージャージーから出てきたが、帰りの電車賃が少し足りない、つり銭でもいいので恵んでほしい。
・二人目:はるばるニューヨークのアルバニーから…(以下、略
だそうです。
DCのユニオンステーションという上野駅的な大きな駅でも、自称フロリダから来たとかいう女性に電車賃がほしいとか言われたことがあります。
いわゆるホームレス風の物乞いと違って、それなりの格好をしているのですが、十中八九詐欺だと思います。
金を払う意思がないと明確に伝えればすぐに退散するのですが「アイ ドント アンダースタンド イングリッシュ」とかあえて棒読みのじゃぱにーず英語で答えてみても、何度もこちらの意思を確認するまでご丁寧に説明を繰り返してきます。英語のリスニング練習を無料で実施したい方にはいいかもしれません(冗談)
次回に声をかけられたらコンシダレーションのエクスチェンジがない取引には応じられないとか捻りを加えてみようかな。
・・・と、前置きが長くなりましたが、今日は他国のロースクール生に聞かれることの多いトピックについて。
よく留学前には自国のことを勉強しておいたほうがいいとかそんなことを言われますが、やはりこちらに来てみて、そのとおりだと感じています。もちろん、同様に他国についてもメジャーなトピックは抑えておいたほうが会話が弾みます。
やはり、自国の話題をふられた時には自国の代表的に扱われるので、答えられたほうが望ましいです。
以下、ほかの学生から質問されたり、説明したことのあるトピックです。ぱっと思い出しただけでも、やはりそれなりにセンシティブな話題や法学的な話題が含まれます。
よく研修なんかでは天気の話がベターで、政治問題のようなものは避けるべきといわれていますが、なんだかんだと言って他国の人間の本音や実情を聞ける機会はそうそうないわけで、当たり障りのない話を重ねてある程度の信頼関係ができあがったら、こういうトピックになることが少なくはないように思います。DCだからかもですが。
・東日本大震災、原発問題の見通し
・天皇の憲法上の位置づけ、天皇制に対する一般市民の考え
・自衛隊の合憲性、最終的な指揮権の所在
・日本の法制度がどこの法律制度を模倣しているか(民法、会社法など
・法人格否認の法理が日本にもあるか
・契約の成立要件
・日本はシビルローか、コモンローか
・日本における法規の解釈はどのような解釈基準か(文理に忠実か、目的にあわせて解釈か等
・日本における判例の位置づけ(コモンローではない国として)
・日本の法曹になるための制度概要、司法試験の難易度
・裁判官、検察官、弁護士になるための典型的なキャリアパス
・企業法務が必ずしも法曹資格を持っていないことの理由
・死刑制度の有無と、その運用
・近隣国との紛争、第二次大戦頃の話
・日本の治安、物価
等
ちなみに上記の質問で困ったのが、情けないですが、日本における判例の位置づけでした。さて、みなさんいかがでしょうか。
もちろん、いつも小難しい話はしていなくて、お互いの授業の近況、週末に何をしていたかといった話題、最近のニュースやイベント、相手国のエンターテイメント、フードカルチャー、相手国に旅行したときの話、気候、信仰、あたりがちょっとした雑談では多いです。
前も話しましたが、アニメ、漫画、映画といったエンタメや東京、京都、大阪といった有名な観光地についても押さえておくといいと思います。
(ちなみ進撃の巨人はAttack on Titanとかいって近隣国でも人気だそうで。)
この手の話題のおそらく一番効率的な対応方法は、ハロウィン、サンクスギビング、クリスマスといった季節のイベントについて、あらかじめ日本ではどのように祝っているかといったところを簡単に説明できるようにしておくことだと思います。必ず話題になるので。
その次に大学内外の近隣のイベントの話、相手国の”何か”についての質問を考えておくのが良いと思います。
知らない人と付き合うときはFind something in commonとよく言われますが、ビジネスと一緒で、質問上手になるのがたぶん一番外人と付き合うときも役立つのではないでしょうか。
とある研究によればカルチュアルディファレンスは実際のところ過大評価されていて、少なくとも、たいていのビジネス上のトラブル、衝突、摩擦はどちらかというと他の要因が原因であることも多いとか。(ひとはこれらのトラブルを国民性や文化の違いでラベリングして済まそうとする傾向があるようですが)
確かに出身国、文化、宗教、言語、その他違いは多数あれど話をしてみると考えてることは同じなんだなぁと思うこともしばしば。
もちろん、これはこれで表面的なラベリングなので1を見て100を語ることはできませんが。
そういえば、先日ニューヨークまで事務手続きの所要(+ついでに少し観光)で行ってきたのですが、DCとの違いをいくつか感じました。
・人々がみんな急いでいるし、信号を守らない
・日本人がとても多い、どこにいっても日本人に遭遇する
・電車は新しいが、メトロカードは性能が悪い
・飲食店がおいしいし、種類が豊富
・(DCもそうですが、)肥満体系の人がさらに少ない
・黒人の比率が少ない
・おしゃれなひとが多い
・観光先がたくさんある
・夜中も人々が町中にあふれている etc.
特急で3時間程度の距離でも大きな違いがあるもんです。まぁDCやNYをさして”アメリカ”というと違う気がしますが。
アメリカの大きな駅でそこそこ遭遇する詐欺?に「お金がないんです」詐欺があります。正式名称は知りません。
ニューヨークでも二人に声をかけられまして、曰く
・一人目:はるばるニュージャージーから出てきたが、帰りの電車賃が少し足りない、つり銭でもいいので恵んでほしい。
・二人目:はるばるニューヨークのアルバニーから…(以下、略
だそうです。
DCのユニオンステーションという上野駅的な大きな駅でも、自称フロリダから来たとかいう女性に電車賃がほしいとか言われたことがあります。
いわゆるホームレス風の物乞いと違って、それなりの格好をしているのですが、十中八九詐欺だと思います。
金を払う意思がないと明確に伝えればすぐに退散するのですが「アイ ドント アンダースタンド イングリッシュ」とかあえて棒読みのじゃぱにーず英語で答えてみても、何度もこちらの意思を確認するまでご丁寧に説明を繰り返してきます。英語のリスニング練習を無料で実施したい方にはいいかもしれません(冗談)
次回に声をかけられたらコンシダレーションのエクスチェンジがない取引には応じられないとか捻りを加えてみようかな。
・・・と、前置きが長くなりましたが、今日は他国のロースクール生に聞かれることの多いトピックについて。
よく留学前には自国のことを勉強しておいたほうがいいとかそんなことを言われますが、やはりこちらに来てみて、そのとおりだと感じています。もちろん、同様に他国についてもメジャーなトピックは抑えておいたほうが会話が弾みます。
やはり、自国の話題をふられた時には自国の代表的に扱われるので、答えられたほうが望ましいです。
以下、ほかの学生から質問されたり、説明したことのあるトピックです。ぱっと思い出しただけでも、やはりそれなりにセンシティブな話題や法学的な話題が含まれます。
よく研修なんかでは天気の話がベターで、政治問題のようなものは避けるべきといわれていますが、なんだかんだと言って他国の人間の本音や実情を聞ける機会はそうそうないわけで、当たり障りのない話を重ねてある程度の信頼関係ができあがったら、こういうトピックになることが少なくはないように思います。DCだからかもですが。
・東日本大震災、原発問題の見通し
・天皇の憲法上の位置づけ、天皇制に対する一般市民の考え
・自衛隊の合憲性、最終的な指揮権の所在
・日本の法制度がどこの法律制度を模倣しているか(民法、会社法など
・法人格否認の法理が日本にもあるか
・契約の成立要件
・日本はシビルローか、コモンローか
・日本における法規の解釈はどのような解釈基準か(文理に忠実か、目的にあわせて解釈か等
・日本における判例の位置づけ(コモンローではない国として)
・日本の法曹になるための制度概要、司法試験の難易度
・裁判官、検察官、弁護士になるための典型的なキャリアパス
・企業法務が必ずしも法曹資格を持っていないことの理由
・死刑制度の有無と、その運用
・近隣国との紛争、第二次大戦頃の話
・日本の治安、物価
等
ちなみに上記の質問で困ったのが、情けないですが、日本における判例の位置づけでした。さて、みなさんいかがでしょうか。
もちろん、いつも小難しい話はしていなくて、お互いの授業の近況、週末に何をしていたかといった話題、最近のニュースやイベント、相手国のエンターテイメント、フードカルチャー、相手国に旅行したときの話、気候、信仰、あたりがちょっとした雑談では多いです。
前も話しましたが、アニメ、漫画、映画といったエンタメや東京、京都、大阪といった有名な観光地についても押さえておくといいと思います。
(ちなみ進撃の巨人はAttack on Titanとかいって近隣国でも人気だそうで。)
この手の話題のおそらく一番効率的な対応方法は、ハロウィン、サンクスギビング、クリスマスといった季節のイベントについて、あらかじめ日本ではどのように祝っているかといったところを簡単に説明できるようにしておくことだと思います。必ず話題になるので。
その次に大学内外の近隣のイベントの話、相手国の”何か”についての質問を考えておくのが良いと思います。
知らない人と付き合うときはFind something in commonとよく言われますが、ビジネスと一緒で、質問上手になるのがたぶん一番外人と付き合うときも役立つのではないでしょうか。
とある研究によればカルチュアルディファレンスは実際のところ過大評価されていて、少なくとも、たいていのビジネス上のトラブル、衝突、摩擦はどちらかというと他の要因が原因であることも多いとか。(ひとはこれらのトラブルを国民性や文化の違いでラベリングして済まそうとする傾向があるようですが)
確かに出身国、文化、宗教、言語、その他違いは多数あれど話をしてみると考えてることは同じなんだなぁと思うこともしばしば。
もちろん、これはこれで表面的なラベリングなので1を見て100を語ることはできませんが。