ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

バニラエアで行く1万円奄美ツアーその3・ハブと大島紬と西郷どんの足跡。

2018-12-03 22:50:00 | 旅行・レジャー
「ホテルウエストコート奄美Ⅱ」は、朝食も素晴らしかった。
ビュッフェ形式だが、郷土料理の鶏飯もちゃんとある。


さて最終日の今日は、奄美の文化に触れて回る日である。
まず向かったのは、名瀬の市街地にある「奄美ハブセンター」。

工事中のため見学可能な部分が限られており、そのぶん通常500円のところ200円で入館出来た。



これらの古い展示物が、今は亡き伊勢国際秘宝館に通じるものがある(笑)…

奄美といえばもうひとつ、大島紬。
「大島紬村」へ。

染める工程・織る工程を見学させてもらえるのだが、それはそれは恐ろしく手間がかかるものだ。
まず、車輪梅の木の抽出物と泥で何十回も繰り返して糸を染める。

織る工程は、あらかじめ目を計って染めてあるタテ糸・ヨコ糸の目を合わせながら織り、模様がズレるとその都度調整するのだ。

職人さんが1日かけても、ハンカチ1枚ほどの長さしか織れない。
そら、高価な筈である…

そして今、大河ドラマでおなじみ西郷どんが奄美に流され蟄居していたお屋敷。



わずか200円で中を見せてもらえて、管理は民間人でまかなっているそうだが、語り部でもあるその管理人の朴訥な口調に鹿児島県民、奄美の人々の西郷どんへの愛と尊敬の念を窺い知る事が出来る。

奄美最後の食事は、ガイド本で目を引きまくっていた「カズボバーガー」の、ボリューミーなハンバーガー。

このカズボという店はサーフショップのようだが、アメリカンスタイルのバーガーショップも営んでいる。
見た目通り、ひと口ごとにビーフパテがずっしりと来る。

後ろ髪を引かれつつも16:55発のバニラエアで関空へ。

旅には年に数回出ているが、今回ほど心の底から楽しめた旅は、いつ以来だろうか。
手つかずの自然をいつくしみ、島の人々の息遣いにも触れ、郷土料理も存分に味わえた。
インバウンドの人達も全く来ておらず、何処に行っても静かに楽しめた。
私のプランニングも、ほぼ完璧だったと自負している。
これから奄美を訪れる人達にも、案内出来る自信もついた。
近い将来、早くて来年に、また奄美に帰って来ようと思う…