ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

時を超えて愛される、「焼売太樓」の中華ランチ。

2018-07-23 20:00:00 | うまいもん
諸事情あって、西梅田に来る事そのものが激減してしまった。
社会にしてしばらくの頃、そして職場が変わってしばらくの30すぎの頃と、とかく西梅田には若くてホロ苦い思い出が詰まっている。

とにかく、お昼を食べに出るにも目移りするぐらいは昔も今も店がある。
駅前ビルの地下には安いランチの店がひしめいているし、大阪駅の周りのデパートの上、という選択肢もある。
もちろんR2を渡って北新地に行けば高級店が沢山あるが、その北新地も最近は千円以下でランチを出す店が増えた。

そんな中で、久しぶりに寄ったのがこの「焼売太樓」。

3年ほど前に、地下のホワイティにある支店で「胡麻そば」を食べたというのを記事にしたが、あのホワイティの支店も今はなくなってしまった。

この本店は、昔は雀荘に入り浸っていた時に決まって出前を取っていた(笑)。
看板メニュウが、コレ。

他にボリュウムたっぷりの麺+炒飯のセットもあるのだが、なぜか今日はこの野菜たっぷりの皿うどんに目が行ってしまった。

カウンターに陣取り、出てきたのがこちら。

そうそう、コレである。
右半分が皿うどん。左半分がごはん、焼売2個、焼豚2枚。
スープと、タレ用の小皿も付いてくる。この小皿に好みの量で酢・醤油・辛子を取り、焼売と焼豚をつけていただくのだ。
ちなみに、コレでデフォルト。大盛りにはしていない。

せっかくなので、皿うどんをアップで。

左半分のごはん、焼売、焼豚もアップで。

久しぶりにいただく皿うどんは、実に薄味だ。
若い人や激しく汗をかいた人にはまず物足りなく思えるだろうが、このトシになるとこの薄味の奥がわかるのである。

焼売はいつもの裏切らないウマさで、そこそこ大きめだが正直もっと食べたくなる(笑)。
焼豚は脂が少なくさっぱりしたモモ肉のようで、こちらもあっさりといただける。

そしてこの中華ランチは、敢えてワンプレートに盛ってある事に意義がある。
皿の真ん中で、皿うどんの餡とごはんが交わる。この部分だけ、中華丼のノリでいただけるのだ。
仮に八宝菜や皿うどんの単品とごはんを頼む場合、ごはんに餡をかけるのは勇気が要る人もいるかもしれないが、ワンプレートだけに勝手に混ざってくれるのである。

若い時には何だか物足りないようにも思えた中華ランチだが、このトシになると敢えてここまで薄味にしてある意味や敢えてワンプレートで供される意味など、作り手の意図を汲み取れるのである…