ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

弥刀のお好み焼「さゝや」で、豚キムチ定食。

2018-07-19 20:00:00 | うまいもん
近鉄大阪線の、弥刀(みと)という駅に生まれて初めて降り立った。
この路線の八尾や河内国分には何度も行った事があるが、弥刀は初めてだ。

折しもお昼時なので、店を探したのだが…

…見事になぁんもない(笑)。

あきらめかけたその時、こんな店を発見。

「お好み焼き&サラダ さゝや」と云う。
1962年からという事は、56年の歴史がある。
それだけ潰れずにやっているという事は、ウマいのだろう。

店内は、いかにもロウカルなお好み焼き店の風情。

グランドメニュウは、こんな感じ。

どれも手頃だ。
焼そばは自社工場の麺というから、こだわりが感じられる。

ランチメニュウは、こんなん。

お好み焼き店に来たからには、お好み焼きか焼そばをいただかねばならないのだが、出来れば「炭水化物オン炭水化物」は避けたい。

そんな事を考えて目線を下にやると、
「豚ニラキムチ定食 520円」
があるではないか。
別に今日はワンコインランチを求めてほっつき歩いていたわけではないのだが、思わぬ発見となった。
豚キムチなら肉と野菜のバランスもいいし、キムチは発酵食品だ。

よし、コレにしよう!と頼んでみたところがこちら。

充分ではないか。

せっかくなので、豚ニラキムチをアップで。

早速、いただいてみる。
猛暑でかなり汗をかいていたせいか、豚キムチは結構薄味だ。
しかしその薄味が、むしろ豚肉の旨味を引き出している。
この豚肉は、こんな豚キムチでグチャッと炒められて出てくるようなレベルではない。
ちゃんとした、ウマい豚肉である。

食べながら、
「なぜ、お好み焼き店のランチに豚キムチ?」
と謎の部分はあったのだが、考えたらお好み焼きや焼そばに豚肉は必須なので必ずある。
キムチも、お好み焼きや焼そばのトッピングで常備してある店も少なくない。
ランチは「余り物を安く提供するためのもの」とさんざん書いてきたが、仮にこれら豚肉とキムチが前日の余り物だったとしてもそれを全く感じさせない、全く別のご馳走に昇華しているではないか。

56年の永きにわたり、弥刀の皆さん、とりわけ若者に栄養のバランスよい食事を安く提供されてきたこの店に、敬意を表しながら店を後にしたのであった…