
今日は、「愛国系女子シンガー」、山口采希(あやき)のコンサートに行ってみた。
「行くぜ日の丸!日本の歌だ!」
と題されたコンサートで、集まったファンはみな日の丸を形どったリストバンドをしていたので(笑)怖くなったが、いざ聴いてみるとごくごく普通の26歳の女子であった。
このところ、若者の右傾化が進んでいると云われる。世論調査でも、若年層の内閣支持率の高さに驚く事がある。
迫り来る北朝鮮や中国に立ち向かい、内政の改革を進めている(ように見えているらしい)安倍首相は、若者には頼もしく見え、反面何でも反対の野党の方が保守的に映っているらしい。
彼女もその手合いか?と思っていたのだが、全くそのような事はなくまず単純にお祖父ちゃんっ子だったようだ。
それだけにお祖父ちゃんが話す歴史と学校の先生が教えた歴史との差に違和感を覚えたため、このような思いを歌にしたのだろう。
30年ほど前のブルーハーツやジュンスカなどに代表されるいわゆるバンドブームの頃に全盛だった早いテンポのロックンロールが中心だが、中盤では亡くなった祖父や愛犬を偲んで書いた曲を生ギターを抱えて泣きながら歌ったりと、意外な一面も見せる。
声はキロロによく似ており、よく伸びるいい声だ。バラードになると、よりキロロっぽくなる(笑)。
「愛国」と言えば右と云われ、「平和」と言えば左だと云われてしまう生きにくい世の中だが、彼女のようにピュアな心でこの国を愛し、平和を願えればと50のオジサンは思ったのだった(笑)…