
統一地方選の後半戦から一夜明け、今日はいよいよ大阪都構想の是非を問う住民投票の告示日である。
私は大阪市民ではないので投票権はなく、また立場上公正中立であらねばならないので一切の個人的意見は控えるが、この住民投票の結果をものすごく愉しみにしている。
今日の告示を迎え、新聞各紙の社説も賑やかだ。
まず朝日。
「橋下氏の説明ぶりには疑問を感じる。構想のデメリットはほぼ語らず、質疑では「反対の人とは議論しない」「もっと勉強して」との発言も。異論を認めない姿勢が目に余る」
続いて毎日。
「維新は広報費に数億円をかけて既にテレビCMを流しているが、イメージ戦略に終始するのは望ましいことではない。都構想のメリットとデメリットをきちんと示す責務は一義的には提案した橋下氏らにあることを忘れないでもらいたい」
産経。
「協定書は、橋下氏は反対派を協議会から排除し、大阪維新の会の議員だけで作成された。議会で十分に審議されたとは言い難い」
取り上げていない読売を除けば、あまり橋下氏に好意的とは思えない。
唯一、ニュートラルなのが日経。
「最大の利点は大阪という地域の司令塔を府に一本化して二重行政をなくし、政策を迅速に進める体制をつくれるということだろう。一方、新たな区庁舎の建設やシステム改修などにかなりの費用がかかるのがマイナス点だ」
私は、とにかく税金のムダ遣いがなくなり、大阪が活性化してくれればどちらでもいい。
賢明な大阪市民の判断を、興味深く見守らせていただく…