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ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

低視聴率を、主演女優に謝罪させてはいけない。

2015-04-21 22:51:36 | エンタメ

大河ドラマ「花燃ゆ」が、ついにひとケタの視聴率になったそうな。そして昨日の記者会見で、主演の井上真央が
「低視聴率は、自分の力量不足」
と詫びたというのだ。気の毒としか言い様がない。

私はそんなに真剣に大河を観ているわけでもないのだが、「花燃ゆ」はある種学園ドラマ的で意外に面白い。井上真央扮する杉(のちに久坂)文は吉田松陰の妹だが、そもそもそのような人物を題材に1年間ドラマが持つのかどうか、甚だ疑問だったのにキャストはイケメン揃いだし、高良健吾扮する高杉晋作は「巨人の星」の花形満のようだし、東出昌大扮する久坂玄瑞は相変わらず棒読みで面白い(笑)。

そもそも視聴率とは、何人に刺さったかの数値に過ぎずその作品の優秀さを表すものではない、と思っている。ドラマAとBがあって、BはAに比べて視聴率こそ振るわなかったが後世に語り継がれる作品だ、という例は枚挙にいとまがない。

松陰の妹にスポットを当てよう、と決めたのもNHKであり、その主人公の井上真央を抜擢したのもNHKである。
そしてドラマ本編をご覧になった方ならお分かりのように、井上真央は実にいい演技をしている。そのいい演技をしている女優本人が、低視聴率を詫びているというのが気の毒で仕方ない。

一刻も早く、NHKのフォローがほしい。このテーマにした責任、このキャスティングにした責任をかぶってほしい。
でないと、出演者が報われないのである…