競馬 変わる傾向と変わらない鉄則

前週までの馬券圏内馬の血統や馬番を集計し、次週を推理します

秋華賞 攻略の切り口 とスプリンターズSの回顧を少し

2013-10-13 12:57:47 | 京都競馬

なかなかブログを更新する時間が取れません。G1攻略の切り口に関しては1エントリーは挙げたいなと思っていますが。

まずは、今さらながらスプリンターズSについて

前回β版として載せたものから、母父と父母父の位置を交換しました。

これまでも利用してきた父と母父の絞り込み一覧は、どうしても欠かせませんからね。またセルを結合すると並べ替えが出来ないことに頭を悩ませていましたが、この表では見えないセルで色々と細工を施して、何とかある程度は納得できるものに仕上がりました。

その都度、修正していくかもしれませんが、しばらくはこれを利用していこうと思います。

で、話題にしたいのは『中山最終週は内と外のどちらに有利だったのか』ということなのですが、大雑把ですが手っ取り早い方法をひとつ紹介したいと思います。JRA-HPのレース結果頁を1分眺めれば、誰でも簡単に把握できます。と言うと、怪しげな情報商材の紹介みたいになってしまいますが。

上表の馬番をご覧下さい。出走頭数の半数より上位8頭の馬番をロードカナリアから順番に並べると、『10⇒7⇒5153⇒6⇒1⇒4番』でした。この中で太字は6番人気以下の穴馬です。また、人気馬の中で9着以下に惨敗した馬は13番のサクラゴスベル。

見えてきませんか?偶然かもしれないと?確かに、たった1レースの結果だけを眺めて決めつけてしまうのは危ないとも言っておきます。疑問に感じたら、その前のレースは?前日は?前週は?と辿っていけば、より確かなバイアスを予測することが出来るでしょう。レース結果の馬番を確認するというのは、その取っ掛かりである訳です。

当日のパドック診断では、グランプリボスが如何にも休養明けの気配であることや、サクラゴスベルが能力の3割減の歩き方をしていたことから、3連系馬券なら1頭ヒモ荒れが期待できると考えられました。そして、穴馬をチョイスするなら内枠からだろうと予想するのに、それほどの時間は掛かりませんでした。

亀谷氏がnetkeiba.comで連載しているコラムで、当日の馬場バイアスについて面白い事を書いています。

亀谷敬正 血統ビーム netkeiba.com

『馬場についての騎手コメントで気になったことがひとつありました。スプリンターズSのレース前レポートで「騎手の話によると、内が傷んでいる状態」とのこと。続いて「だから外が伸びる」とコメントしていたことに衝撃を受けたのです。』

私もこの日はフジTVで観戦していました。ゲート裏でこのコメントが流れた時には、思わずのけぞってしまいました。

亀谷氏はこの騎手のコメントを好意的に、相手の裏を掻く戦術的なものと解釈してもいいのではないか的なニュアンスで纏められています。しかし騎手の中には馬場を読まない、読めない人も多くいますからね。

という訳で、ようやく今回の秋華賞に話が繋がります。前フリが長いですねw

秋華賞のテーマは、馬場バイアスを読めて内ラチ沿いでジッと我慢できる騎手を狙え! です。

時間が足りないので他の方の記事を参照させて頂きっぱなしですが、馬番考察と騎手分析についてはけんさんの『けいけん豊富な毎日』の内容が秀逸ですかので、こちらを紹介させて頂きます。

秋華賞 枠順別実績

秋華賞 騎手データ分析

『2008年から内枠優勢に変化』 これ、大きなポイントだと思うんです。巷の噂の域を出ない話では、京都競馬場はまだエクイターフを導入していないとの事ですが、どうなんでしょうかねぇ。結果の変化を見ると、この時期に芝を変えたか路盤を改修したか、何らかの手を加えたとしか思えないのです。情報公開。何度も言いますが、この流れを大きくしていきたいものです。何のためにかって?馬券を当てるためにです。

余談ですが、夏の新潟開催以来、あちこちの競馬関係者のコラムでエアレーション作業が取り上げられるようになりました。城崎哲さんが競馬ジャパンで連載を始め、そこで話題に上げたのが大きかったと思います。

城崎哲 馬場の真実 競馬ジャパン

城崎氏の上記の記事より4日前に当ブログでエアレーション作業を取り上げたことは、ここだけの秘密です。何より読者数が違いますからね。これらの記事により、馬場について関心を持たれた方も多いのではないでしょうか。そして馬券の参考にもなったと思うんです。城崎氏には馬場造園課との独自のコネクションがあるようですので、今後の活動も大いに期待しています。まずは、エクイターフがそれぞれの競馬場でいつからどの範囲で使用されているのか、これを取材してほしいものです。

京都芝2000mで成績のよろしくない幸&秋山騎手。これはイメージそのままです。内優勢な馬場で、何が何でも内ラチに潜り込んでやると狙っている岩田騎手とは対照的に、馬の気分そのままに空いたスペースにスーッと入っていく印象です。調べたわけではありませんが、恐らく、開幕後半の阪神芝1600m外や中京芝1200m、1400mも成績は乏しくないだろうと思います。

またしても余談になりますが、関東では武豊騎手に匹敵するとまではいいませんが、馬場読みに関して非常に信頼出来る若手がいます。こういう騎手こそ京都芝2000mで、と思うのですが、もう少し実績を積み上げてからになるのかな。いずれ、角田厩舎や本田厩舎が秋華賞に参戦する時、是非彼を指名してほしいものです。

書きたいことは色々ありますが、そろそろ時間が迫ってきました。参考になるものがあれば幸いです。

穴馬は内枠から、ということで。

 

クラスの壁

※クラスの壁は、2012年リーディング30位以内は2010年以降を、30位以下については延べ出走数約1,000頭を目処に2010年以前に遡って集計しています。従ってカワカミプリンセスの秋華賞制覇は、キングヘイローの産駒成績には含まれていません。