堀井 勝のきまぐれ日記

枚方市議会議員

文化施設の先進都市を視察しました。

2013年10月17日 | 日記

本日、私たち総務常任委員会委員と行政の担当部課合同で、吹田市文化会館(メイシアター)と兵庫県立芸術文化センターを視察させて頂きました。
吹田市の文化会館は、1・2階合わせて1397席の大ホール、492席の中ホール(アリーナ形式622席)、156席の小ホールの他、屋上庭園、レストランを有する立派な会館で、各ホールの稼働率が85%を越す国内トップクラスを続ける会館で、吹田市文化振興事業団が黒字で運営されていました。
また、兵庫県立芸術文化センターは関西でもまれな、4面舞台を有し1~4階で2001席のコンサートを初めオペラやバレエに対応出来るKOBELCO大ホー ル、800席で演劇・ミュージカル・古典芸能に対応出来る阪急中ホール、417席で室内楽に適したアリーナ形式の神戸女学院小ホールがあり、驚いた事にここでも各ホールとも95%を越える稼働率でした。しかも、それぞれのホールがネーミングライツを活用し、年間総額5000万円を賄っていました。今日一日、大変貴重な勉強をさせて頂きましたので、本市の総合文化施設に生かせて参りたいと思っています。
引き続き、私たちは来月大分県立複合施設「OASISひろば21」内の総合文化センターと大分市立複合文化交流施設を視察し、勉強をさせて頂きます。これら勉強させて頂いた数多くの課題を先に報告させて頂きました中間報告に加筆し、12月議会に総務常任委員会としての最終報告をさせて頂きたいと思っています。

決算らしからぬ決算審査が行わている。

2013年10月09日 | 日記
我が枚方市議会では、一昨日から平成24年度の決算審査が14人の議員による「決算特別委員会」により行わなれています。2日間の質疑を聞く中で、奇異に感じる点について述べさせて頂きます。
第1点目は、どうしてこんな「セレモニ的」決算審査が行わなわれているのだろうか?と感じる事です。
行政、議会ともに重大な課題に取り組んでいるのだから「寸分の違いのないように、十分な下打ち合わせをしておきたい」と言う気持ちはわからない事はありませんが、質問、答弁ともに一言一句間違いなく、原稿の棒読みが多く、傍聴している者にとっては何ら新鮮さも、その人らしい表現も、またお互いの緊張感も、全く伝わって来ない「儀式」が淡々と行われていると感じた事です。
第2点目は、平成24年度の決算審査であるにも拘らず、今年度になって話題になっている課題についての質疑がなされている事です。24年度の決算に関連させて、これからの成り行きや見通しについて、自らの 持論を展開される事に何ら異論はありませんが、決算と直接関係のない課題で、答弁や同意を求める事は慎まなければならないのではないか?と思った事です。
第3点目は、本市議会の改革を目指して設置されている「議会改革調査特別委員会」を初め、昨年度に引き続き各常任委員会で、調査課題を選択し、その課題解決に向け、目下その所属議員(委員)によって、白熱した議論が交わされている真っ最中の問題そのものを取り上げての質疑は慎むべき事柄だと思います。
議会運営上の法的根拠は何らありませんが、議会を構成している各会派は、それぞれの常任委員会に自らの会派から議員(委員)を送りだし、その常任委員会で議論されている課題については、その委員を中心に会派内で議論し、その結論を常任委員会に反映させる様にする事が、最も民主的組織運営であると思います。ルール化されたものではありませんが、今回、総務常任委員会で議論し、委員の意見の一致をみたものを中間報告として議会に報告し、最終報告に至るまで、まだまだ委員会で議論をして行かなければならない、正に進行形の中にある時に、行政の最高執行権者(市長)に、その考え方を質す事も、またそれに答弁されるほうも、議会の暗黙のルールを無視されているのではないか?と思えてなりません。こうした事がまかり通るようになれば、議会は益々形骸化し、それはいつしか自殺行為になる事でしょう〓。