4年越しの夢だった。スピードスケート男子500メートルで、長島圭一郎選手(27)が銀メダル、加藤条治選手(25)が銅メダルを得た。
表彰台に登った2人は、場内の声援に応えた。
レースを終えた加藤選手はサングラスを外すとタイムの表示を見つめ、一瞬顔をしかめ、頭を抱えた。
自己ベストにはほど遠い35秒07。だが500メートルは2回の合計タイムで競う。
ひざに手をつきながらリンクをまわり、荒い息を整えながら順位の確定を待った。
会場内に順位が表示される。銀メダルの長島選手に次ぐ銅メダル――。加藤選手は長島選手と抱き合った。
スタッフから日の丸の旗を受け取るとリンクを回った。
旗を体に巻き付け、仰向けになって喜びを爆発させた。
トリノでの惨敗から4年。天才スケーターはタフになった。
加藤選手は、4人兄弟の末っ子として山形市に生まれた。
カルガモの兄弟のように、3人の兄の後をついてスケートを始めた。
自宅は山の中腹にあり、通学するだけで自然と足腰が鍛えられた。
北海道よりスケートが盛んではない分、兄とショートトラックをやった。
ショートは、1周400メートルのスピードスケートリンクよりカーブがきつい。「飛ぶように駆け抜ける」と評されるコーナーワークが養われた。
山形中央高の椿央(つばき・ひろし)監督は言う。「コーナーでの一番いい体の倒し方を自然と身につけたのでしょう。カーブは教えることがなかった」
≪続きあり。≫
甘えん坊の加藤、忍耐学び「銅」 4年越しの夢実現
asahi.com(朝日新聞社):スポーツ
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これに続いて欲しいですね。
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