ブギーナイツの館 - 青春の蹉跌から超暇人への道までを記すブログ

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今日の1冊 未解決事件 グリコ・森永事件~捜査員300人の証言 NHKスペシャル取材班 (著)

2013-01-27 11:53:53 | 今日の1冊
本願寺月光蟲です。

ここ最近人口が減少しているというのに未解決事件がかなり増えた印象がありますね。
科学捜査も進歩しているのに。

小学生の頃母親や学校から「グリコ食べるな」と言われた。
そう、グリコ森永事件。

グリコ工場放火
グリコ社長誘拐
グリコ、森永等菓子会社のお菓子に青酸を混ぜてコンビニに置く。
しかもその歌詞に「食べたら死ぬで」と丁寧に断り書き。
警察やマスコミ相手にふざけた脅迫状を送り付ける。


何度も何度も犯人を見かけておきながら逃がすというありさま。
警察のヤクザみたいな縄張り意識、偶然、運によって犯人は消えたし時効。

子供心に正直「凄いなあ。面白いなあ。」と思って報道を見ていた記憶があります。
面白いだなんて、まあ小学生の頃だし許してね。

普通脅迫状を送る犯人はプライドが高く自己顕示欲が強い。
が、この連中はどうも様子が違う。

建前上、犯人達は一人も殺してないし、建前上企業から金を受け取ってない。
が、裏では多分金はかなりもうかったのかもしれない。

滋賀県警の偉い人が自殺をしたら自分達も終わりにした、ってのが凄い。
人情あるのかないのか全くわからん。
色んな説があるが、私はグリコに対する怨恨説を支持(笑)

警察やグリコに対する金銭要求する声が子供だとか若い女。
現場に現れるキツネ目の男はオッサン。
家族のようなつながりがある。

時効を迎えた今でも犯人は表に現れない。
複数犯だから裏切りや口の軽いやつが普通は出てきそうなもんだが、こいつらの場合どうも結束が固い。

それにしても警察である。
何度も犯人を見かけてるのに「一網打尽にしたいから職務質問はするな」という偉いボンクラの支持により毎回逃がす。
何やってんだ、と当時しょっちゅう叩かれてたのを覚えているが私も同感。

当時滋賀県警がパトロール中に犯人の車を偶然みかけ職質をかけたら逃げられた。
その後警察は滋賀県警のせいにするという身内でなすりあい。
滋賀県警の偉い人は責任をとって自殺。

●●●
で、新証言を集めた本が出ている。
びっくり、というか滋賀県警の証言が凄い。
今だから言える事が多く書かれてるが滋賀県警はむしろ褒められるような行動をしている。
大阪の警察がボンクラ。
滋賀県警の自殺した偉い人はとても可哀想な気分になります。
この本、ほんとよく調べてあり「今だから言える事」が凄く興味深い。

あの時ああしてれば

が、凄く多く警察の組織がいかに縦社会かわかる内容にもなっている。
グリコ森永の総括として凄く面白い。

正直、もう時効だし、犯人グループも高齢化などでもう死ぬとか仲間が死んでるとかありそうだし、犯人の暴露本を期待したいなあ。

グリコ 森永事件 ドキュメント




今日の1冊 未解決事件 グリコ・森永事件~捜査員300人の証言 NHKスペシャル取材班 (著)



未解決事件 グリコ・森永事件~捜査員300人の証言 感想
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最近サブカルもオタクもつまんなくなりましたね。

自称する連中ばかりが多くてゲンナリしてます。
面白い文化って自分で見つけないといけないね。
メジャーもマイナーも関係ないっす。

読んだ本の感想です。(批評ではなくただの感想)
読んだ事がない人向けに書いてるつもり。
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