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骨と腰

骨と腰の大冒険
主にクライミングの記録です。
ムーブに言及しているのでオンサイト狙いの人は見ないほうが良いかも。

10/17 Cliff講習@そらまめスラブ その2

2009-10-17 23:59:08 | 小川山
午後はそらまめスラブの上部エリアへ5メートルほど移動。

この日4本目はソラマメ 5.9+
どスラブ課題です。

杉野さんからスラブの心得を再伝授してもらう。
①体重は一気に移す。加重が中途半端だと滑りやすい。
②体重を移したらすぐにひざを伸ばす。重心がスタンスの真上から外れていると
(腰が引けていると)やっぱり足が滑りやすい。
③やや踵を下げてソールの設置面積を増やす。
④足の指先で岩の粒子を掴むイメージ。

というわけでソラマメ5.9+。
出だしマントルを返す箇所を越えたら後はずっと(20メートルくらい?)スラブ。
傾斜はゆるいしジャーマンスープレックスの核心よりは楽だけど…。
なによりボルト間隔が長い。
自分の花崗岩でのスラブ足さばきがイマイチ信用できてないので
一歩一歩に思い切りがいる。
実際に足が滑ったりしているわけではないけど
手の効くところが全く無いので常に足の指先に力が入っていてレストができない。
最後のボルトが5メートルくらい下になると激しく怖い。
何度も途中のヌンチャクを掴んでしまいたい衝動と戦いながら
なんとか終了点に到着。
最後のクリップをした時には本当にホッとした。
グレードは5.9+だけど自分のメンタル的にはかなりギリギリだったので
このルートのフラッシュはかなり嬉しい。

5本目は Long Long Ago 10b
これは他の人の登っているのを見ていないのでオンサイトトライ。
前半5、6メートルが核心でずっと気が抜けない。
核心の最後のほうで気持ちが折れそうになるが何とか粘って抜ける。
下から見えない上部はまたしてもずっとスラブ。
ただ直前にソラマメを登っていたのでさっきよりは簡単に感じて無事完登。
これもかなりがんばった。

このあたりで雨がパラついて来る。
他の人がトライしていたソラマメハング 10c がダイナミックな感じで面白そうだったので
トライするつもりでロープを結ぶが雨が降って来たのでしばらく様子を見る。
しかし止む気配はなく撤収ムードになってきたので
このままでは次のチャンスは来シーズン、と思い無理やり決行。
核心部はハングしていて濡れてなさそうだし。

1本目のクリップをしてからハングを乗りこしつつ2本目をクリップするあたりで他の人は苦労していた。
下からだとどのホールドが効くのかわからないので探りながら進むが思ったよりもホールドが良い。
ハングの上に左手を出して左足を上げて2本目をクリップ、というところまでスムーズにクリア。
そこから上は簡単だったけどずぶ濡れ。
貴重なフラッシュトライなので慎重に進んで完登。
この日トライした中では一番難しいグレードだったけど
これが一番スムーズだった気がする。

16時前だったけど雨が止まないのでここで終了。
この日トライした6本は全て初見でリード完登。
しかも簡単グレードのルートも含めかなり苦労しながら登り切ったのでとても充実した一日だった。

10/17 Cliff 講習@ソラマメスラブ その1

2009-10-17 22:42:29 | 小川山
今回の講習はソラマメスラブ。
カモシカ登山道を10分ほど歩いて分岐岩を右に。
初めてのエリアです。

1本目:三色すみれ 10a
1本目だしトップロープで、と思っていたけど
杉野さんに「リードでいいよ!」と言われたのでリードでフラッシュトライ。
2メートルくらい上がったところに最初の核心。
微妙なスタンスに乗って手を伸ばす。

最後終了点の手前のところでスタンスが決まらず止まってしまう。
どうしようか迷っていると
「ジャーマンよりは簡単なはず」と下から声がかかる。
まぁそうなんでしょうけど…
怖くてスタンスに乗り込めないまま消耗するが
最後にダメモトで乗り込んでクリア。
1本目からフルパワーだ。

2本目:生木が倒れたよ 5.9
5.9と思って油断してとりついたがこれも最後が分からず手詰まりに。
右手ガバで右足を上げて左手を伸ばすムーブで
上のホールドを取りに行ってクリアしたけど、
自分のリーチでこれだけギリギリなムーブが正解な訳が無い。5.9だし。
正しくはもう少し右から登ったほうが楽だったみたい。
小川山ストリートをトライしたときも感じたけど、
ルートファインディングもかなり重要なクライミングの要素だ。
自分たちだけで初めてのエリアに登りに行ったりする場合には特に。
それにしても情報なしのトライだと5.9といえども普通にしんどい。

3本目:甘食 10b
中間の甘食型ハングを超えるところが核心らしい。
他の人のムーブを見ていてその通りにムーブを起こしたら
核心のところは簡単だった。
情報無しで取り付いたらかなり厳しそう。
ムーブを知っているか、いないかでかなり差が出るなと感じた。
核心は簡単に越えたが、
最後に2メートルくらいスラブのセクションがあり、
個人的にはこっちが厳しかった。
ほんの2歩くらいの立ち込みだけど完全にスラブのムーブ。
なんとか足を上げてすばやく終了点にクリップ。
無事FLでした。

午後は上部エリアに移動です。

10/16 小川山

2009-10-16 23:34:04 | 小川山
11時に廻り目平到着。

標高1570mではすでに紅葉が始まっていて肌寒い。


テントを設営して


お昼を食べてから左岸スラブへ。

小川山のスラブ宿題3兄弟のひとつジャーマンスープレックスをトライする。
(あとの2つは水晶スラブ あばたにえくぼ 10c、マラ岩JECCルート10d)


最初のマスタートライはやっぱりダメだった。
花崗岩のスメアが怖い。
重心を移動できない。

とりあえずA0で終了点まで行ってトップロープをセット。

トップロープでのトライでは落ちる心配が無いので
スタンスに乗れている感覚はないけど無理やり立ちこむ。
するとまぁ結果的には立てる。
感覚が無いので怖いけど。

3本目のボルト近辺の核心部分は明確なスタンスはないけど
とりあえず上のポケットを取りにいくときの足の位置を確認して
そこまでの足の刻みを決める。
このあたりはホールドもない。
小さな窪みが2つあるのでこれでバランスを取る。

一通りムーブを決めて下から登りなおしたらノーテンションで抜けられた。

というわけで改めてRPトライ。

1本目のボルトの上も、2本目ボルトの上もリードだと怖い。
なんとか3本目をクリップして核心部分へ。
相変わらずスタンスに乗れている感覚は無いけど
くぼみでバランスをとりつつ決めた場所に立ちこむ。
決めていた高度まで足が上がったところで
ポケットを右手で取る。

一番の核心は越えた。
後は乗り越し。

左足をスメアして右足を右手の先まで上げて
右足に重心を移して立ち上がったら
ゆるいスラブを2歩ほど上がって終了点にクリップ。

ついにジャーマンスープレックス 10c をRP!!!

5/23に初めてトライしてから通算10トライくらいかな?
スラブの足の感覚が分かった上で登れているわけではないし、
次に来たらまた引っかかりそうな気がするけど
スラブは恐怖との戦いなので
自分に勝った感じがしてとても嬉しい。

小川山が今シーズンはこの週末が最後なので
他の2つのスラブ宿題は来シーズンに持ち越しだけど
とりあえずひとつ片付いて良かったです。

8/29 小川山 CLIFF講習 砦岩

2009-08-29 17:38:09 | 小川山
この日は砦岩に。
行ったことのないエリアなので楽しみだがちょっと遠いらしい。

駐車場を抜けて「カモシカ遊歩道」を進む。
登山道なので分岐があるところには目印が付いていて分かりやすい。

20分ほど歩いてきれいな沢に出る。
ここで小休止。
川の水で顔を洗っていたらサンショウウオがいた。
天然記念物のオオサンショウウオではなくて1㎝くらいのちいさなオタマジャク
シみたいな感じ。

ここから沢に沿って急登。
さらに20分ほど登って砦岩に到着。
かなり汗だくでこの時点ですでに疲れた。

一本目は「お手伝いします 10a」トップロープで。

途中足がすべっておでこを強打した。
降りてきたらタンコブになっていた。


続いて「つかみたくなる 10c」これもトップロープ。

ぱっと見地味だけど、ヒールフックを使ったり、マントルを返したりとても面白
いルート。
最後に1手、2手スラブのセクションがあって、木の根っこをつかみたくなるけど、
手を伸ばしたらカチに届いてしまったのでそこのムーブはこなしてません。

この日のメインイベントは「かみなり太郎 11a」。
これもトップロープでのトライ。
7、8メートル登ったところの最初の核心でまずテンション。
ここは下のガバから立ち上がって甘めなホールドをガストン気味とってから
上のカバクラックを取る。
ムーブが分かれば問題ないかな。

中間部も比較的ホールドが良く、
少しハングしている部分の下をアンダーで進むのだけど、
このホールドの中に何かがいる。
アンダーに指を入れた瞬間「キーッ」と鳴き声がするのだ。
姿は見えないのだけど、どうやらコウモリがなかにいるみたい。

コウモリを刺激しないように手早くこなして
ハング部分の左から最後のスラブ部分に出る。
自分にとってはこの部分が一番難しかった。

きちんとスタンスを拾えればそれほど難しくないのかもしれないけど
長めなルートなのもあってこのあたりまで来るとかなり疲れてくるし
丁寧なクライミングをしないとかなり厳しそう。

このあと15時くらいから雨が降ってきて講習終了。
合羽を着こみしばらく雨宿りするも一向に止む気配がないので諦めて下山。

岩場自体が遠いので今シーズン中にまた来る機会があるか微妙だけど
「かみなり太郎」は次回リードでトライしてみたい。

8/28 小川山父岩

2009-08-28 23:18:41 | 小川山
本日の目標は父岩へたどり着くこと。

↓キャンプサイトから見た父岩


いつもキャンプサイトから眺めている岩で
小川山ストーリ 5.9 という27、28メートルのロング名物ルートがある。

この日の西股沢は水量も少なく問題なく渡渉。
川を渡って少し登ると兄岩の下部へ。

ここから右(南?)に移動すると程なく岩場が出てくる。これが弟岩。

弟岩の前を通り過ぎて2、3分で母岩の下にたどり着く。

ここから母岩の右端を登っていく。それなりの急登。
しばらく登ると眺めの良い場所に出て、
さらにもう少し登ると左側にトラバースすると父岩に到着。

迷うことなくさくっとたどり着いた。

荷物を降ろして準備をしているうちに
別のパーティーが小川山ストーリーに取り付いたので、
となりの小川山ストリートをやることに。こちらも5.9。

グレードは5.9なので特に難しいところはないが、
ボルトの間がやや長いところがあり怖い。
そしていくら簡単とはいえ長いのでだんだん疲れてくる。
最後のクリップをして残り5メートルというところまで来るが、
ここで手詰まりになってしまう。5.9なのに…
色々粘ってラインを探るが力尽きフォール。
ボルトが足元だったので3メートルくらい落ちてしまった。
しかも傾斜がないので軽く左足の足首を捻挫してしまう。

結局最後のボルトから右のカンテに出るのが正しいラインらしく、
そっちでトライするとあっさりできた。

続いて本日のメインイベント、小川山ストーリー。

これも5.9だけあって簡単だが、出だしボルトが遠くて絶対に落ちられない。
途中でラインに迷うこともなく高度を上げていく。
20メートルも登ると岩の基部自体がそれなりの高さなので
見晴らしも良くて高度感抜群。
ビレイヤーも遥か下なので孤独な感じがする。
こちらは無事オンサイト。
終了点からしばし景色を堪能した。

父岩へのアプローチも分かったし、
有名ルートも登れてなかなか楽しかった。

実はこの後 タジヤンII 10a をトライしたが
スラブの核心が越えられずトップアウトできずに敗退したので
無かったことにします…

8/8 CLIFF講習その2

2009-08-08 23:45:02 | 小川山
スキゾフレニーですっかり吸い取られた後は
「JECCルート 10d」 をTRでトライ。
マラ岩の頂上を見上げる迫力ある西面を登るスラブルート。


スメアが効いている感覚がないながらも
TRなので無理やり重心を移して登っていくが
上げた足に乗り込むきっかけとなるホールドがないセクションがあり
ムーブを起こせなくて何度かテンション。

3本目のボルトまでは何とか到達するも次の核心が解決できない。
そうこうしているうちに雨が降ってきたので
雨を理由にここで敗退。
このグレードのスラブはまだまだ厳しいです。

しばらく洞穴で雨宿りした後はマラ岩上部に移動。
ここでの目標は「レギュラー10b」と、「イレギュラー10d」。
レギュラーは別のパーティーが取りついていたのでイレギュラーからトライ。
このルートは20メートルくらいのなかなかスケールのあるルート。
終了点がマラ岩の頂上というのも良い。

TRで取りつくのだが、このルートは出だしが怖い。
5、60cm手前に大きな岩がありここから壁に手か足を出してスタートする。
でも手前の岩が傾斜しているのと下まで2メートルくらいあるので
壁側に重心を移す最初の一手、一歩が怖い。
自分はリーチがあるので他の人より楽なはずなのだが…

出だしをなんとかこなして壁に貼りつく。
登り始めると意外と良いホールドがたくさんあるし、
細かいけどスタンスもある。
左側のレギュラーとルートが近いので左に行きすぎないように
ホールドを探しながら進む。

初めの核心は右手のガバホールドから左手のカチを取って
右手で遠目のホールドを取る、という箇所なのだけど
最後の右手のホールドの位置が分からなかったので
左に足を出して一手先の左手を取りに行くムーブで解決した。

その後も終了点手前のスラブセクションがこなせずテンションが入るも
なんとか終了点に到達。
終了点の向こうはマラ岩基部まで
50メートルくらいスパッと切れ落ちていて高度感抜群。
ちょっと足をガクガクさせつつ小川山一帯を見渡して終了。

すごく難しい箇所があるわけではないが垂壁が続く長いルートで、
細かいスタンスにきちんと立って途中途中でしっかりレストできれば
ギリギリなんとか行けるか?という感触。

次はリードで行ってみるか?
と思っていたらまたも雨。
しかも今度はかなり本格的に降ってきた。
これはさすがにダメか、本日の講習はここまで。
急いで合羽を着て撤収。

帰り道でCLIFFチームとはぐれてしまい
かなり上流に出てしまう。
少し登り返してリバーサイドに辿り着き
流れの浅そうな場所を選んで渡河。

無事山荘前に帰還しました。

マラ岩もアプローチがわかったし、
イレギュラーはまた来て片付けたいなー。
そしてレギュラーはオンサイトを狙いたい。
(トポにもオンサイト向き、と書いてあるし)

8/8 CLIFF講習

2009-08-08 23:44:38 | 小川山
朝は「萌え木の村」で買った「グリーンペッパーソーセージ」を焼いて食べる。

「グリーンペッパー」はピーマンのことかと思ったら、
完熟していない胡椒のことだった。
グリーンペッパーの香りが効いていてとても美味しかった。

本日の講習は「リバーサイド」エリア。
行ったことのない場所で楽しみだが川の向こうらしい。

徒渉ポイントまで移動して
いざ、川を渡る、という時になって
ザックの後ろにぶら下げていたサンダルがなくなっていることに気付いた。
皆様には先にエリアに行っていてもらって
落し物を探しに来た道を戻る。
無事見つけてホッとしたところで川を渡る。
サンダルに履き替えて水の中に足をのだが、かなり流れが強くて怖かった。

川を超えてからのアプローチは直登5分くらい、という情報を頼りに進む。
しばらくしてCLIFFチームの待つリバーサイドエリアに辿り着くが、
岩がぬれていてこのエリアはダメ。

ということでマラ岩に移動。
3年ほど前にもマラ岩、妹岩に来たことがあって、
今回も3年前にTRでトライした「屋根の上のタジヤン 5.9」からスタート。
出だしの壁の下がスパッと切れていて
一本目のボルトにクリップする前に落ちると
大変なことになるのだが、リーチがあるとスタートのガバから届くので
安心してスタートする。

出だしから3本目くらいまで微妙なスラブでかなり苦労するがなんとかRP。

続いては「ホリデー 5.9」これはTRでトライ。
これは前半のフットジャムが核心。テンションなしで無事トップアウト。

次が本日のチャレンジ課題「スキゾフレニー 11c」
これは後半がクラックでNPのルートなので
NPの技術がない自分はリードできないけどTRでチャレンジさせてもらう。

初めの核心は中間部へ上がるところ。
ちょっと遠目のフィンガーポケットを左手で取って
細かいスタンスを拾って立ち上がる。
ポケットを取るところはリーチで無理やりなんとかするが、
本当はもうすこし足をあげてから取りに行くみたい。
ポケットを取った後のスタンスもかなり悪くて
スラブの足使いがきちんとできないと立ち込めない。

このあたりは何度かテンションをかけて抜ける。
厳しいムーブが連続するところがさすが11cという感じ。

後半のクラックはレイバクで足を高めにあげて手を効かせる感じ、
だと思うのだけどここも明確な足が無い箇所があって厳しい。
細かいスタンスやスメアが効く箇所にしっかり立てないと
あっという間に腕が消耗する。

蒸し暑かったのとフルパワーで頑張っているので汗だく。
途中手のかかりが甘くなる部分が解決できず「抜けられませーん」と
下ろしてもらうアピールをするが、
「下の部分が出来たのなら行けるはずだよ」
と杉野師匠に言われ泣く泣くがんばる。

テンションかけまくりでなんとかトップアウトするが
「さすが11c」という感じの厳しさだった。
今の自分の実力ではTRでこなすのも厳しいが、
これにNPが加わってくるとなるとちょっと手に負えない感じがした。
いつか登れる日が来ると良いけど、その日はかなり遠い予感。

8/8その2に続く

8/7 (金)小川山

2009-08-07 23:38:29 | 小川山
この日も会社を休んで小川山へ。

木曜日からETCの休日割引が始まり
世間は既に夏休みモードなのか中央道は車が多かった。

お昼に廻り目平へ到着すると
キャンプサイトもいつもよりも賑わっている。
家族連れとか若者のグループとかクライマーじゃない人が多い感じ。

まずはテント設営。
今回はトレッキングポールを持ってきて
前室の扉を跳ね上げてみた。

これがなかなか良い具合で
多少の雨や強い日差しも凌げるので
前室でいろいろ作業するのに都合が良い。

スーパーで買ってきたお弁当を食べたら
先々週講習で行った兄岩へ。
アプローチを進み渡河ポイントに到着するが
水量が前回より多く飛び石が水没している。

そのまま渡渉するか、川を渡らずにすむ別のエリアに転戦するか悩むが強行することに。

サンダルだったので覚悟を決めて川の中に足を入れるが
凄まじい冷たさで3秒も経つと足が冷たいというより痛くなってくる。
ギアやロープを背負ってバランスを崩しそうになるのを
トレッキングポールで持ちこたえ何とか向こう岸へたどり着いた。

兄岩へ着いてからは前回も登った 「もみじ 10a」 をマスターで登る。
帰り際に前回からの宿題「ウォーリーを探せ 11a」にヌンチャクをかける。

ウォーリーを探せのトライは自分にとっての核心
後半部分でちょっと余裕がなくなるも
フレッシュな状態なのも幸いして無事RP。
11a 3本目となりました。

その後急に雨が降り出し急いで荷物をまとめ撤収。
帰りの渡河もひざ下まで冷たい川の水に入れてなんとか向こう岸へ。


夕飯は先々週と同じくアボカドハンバーガーを作る。

前回は色々入れすぎて食べ辛かったし
卵があまるので今回は目玉焼きはなし。
あとちょうど良いパンがなかったので食パンで作った。
それからアボカドが余るので今回はポテトサラダに入れて食べた。

アウトドア料理も何度かやるうちに
買った食材をできるだけ余らせないようにしたり、
少しずつ勝手が分かってきた。

次回はなんか別のもの作ろうかねー。

7/25 CLIFF講習 兄岩

2009-07-25 22:45:13 | 小川山
早朝にも雨が降っていたが7時くらいに起床すると一応雨は上がっていた。

火をおこしてソーセージを焼いてホットドッグとコーンスープで朝ごはん。

9時に金峰山荘前に集合して雨の後でも比較的乾いているという兄岩へ。
兄岩は川の向こうなので本日の第一核心は渡河。

不安定な飛び石をわたり向こう岸へ。
兄岩の下に出たあたりでまた雨が降り出しどうなることかと思っていたが
兄岩上部のテラスにたどり着いたら一応雨はやんでいた。
朝まで断続的に雨が降っていたので岩の状態が心配だったが
うわさの通り兄岩は完全に乾いていた。
これは岩の状態を言い訳にはできないな。


コーナークラックの「金太郎 5.9」をTRでアップ。
短いルートだが面白かった。

続いて「もみじ 10a」をリードで。
一つ目のボルトの下に黄色キャメロットを入れてスタート。
クラックをレイバック気味に登り上部をやや左よりに登ってクリア。RP。

そして本日のメインイベント「ウォーリーを探せ 11a」をまずTRでトライ。
全体的にクラック主体だがボルトのあるルート。

出だし5手くらいのフェイス部分が核心で全然できない。
何度かトライしてようやくムーブを固めて上部へ。
上部はテンションしつつクラックをレイバックで登り終了点まで抜ける。

二度目のトップロープトライでも出だし部分に苦労するが
後半もなんとかこなしノーテンでクリアして
次はリードでのトライ。

4手目のクラックに右手を逆手で挿すところまではなんとかこなすも
5手目のカチへの左手がなかなか出せず苦労する。
が、なんとかこなして中間部へ立ち上がって3本目をクリップ。
ここからは先ほどのTRトライでノーテンで抜けた箇所だが
リードだとやはり怖い。
レイバックで進み上のクラックに手を上げた時点で足を置けず行き詰る。
足が極まらないとレイバックしている手もみるみる消耗しここでテンション。
核心である下部を抜けていただけにガックリ。

ダメだった箇所はクラックにフットジャムが正解。

気分を変えて「マガジン 10a」をトップロープで。
登り出しが兄岩中間部でかなり高度があるとこからのスタート。
ルート自体も高さがありかなりスケール感があって気持ちよいコーナークラック。
途中怪しい効き目のフィンガージャムを使ったり
コーナーをステミングしたりして終了点までノーテンで。

そして再度「ウォーリーを探せ」をトライ。
下部のムーブは完全に固まってかなりスムーズに抜ける。
中間部まで問題なく進み3本目をクリップして問題の上部クラックへ。
しかし中間部からのレイバックに移る1歩目、2歩目のスタンスが細かく安定しない。
このあたりで余裕がなくなり上部クラックに手を伸ばした後の
フットジャムが決められずまたしてもテンション。

がっくり。

3本目のクリップが足元ちかくなり
怖くなって手に力が入って消耗して落ちるという自分に負けたパターン。
中間部できちんとレストできないのも原因かも。

残念だけど今回はこれで終了。

ラペルして兄岩下部へ。

ラペルはなんどやっても初めが怖い。

下部から「SUNDAY 5.9」をTRでトライ。
クラックのルートだがジャミングが出来ないので
レイバックで進むが最後まで持たず途中でテンション。
5.9なのに…

続いて「八王子ルートの下部」5.9をTRで。

これもクラックルート。
出だしはワイドをバックアンドフットで。
中間部まではなんとこなし後半へ。
後半はハンド/フィストサイズのクラックで
ジャミングができないと抜けられない部分が何箇所があってやっぱりダメ。

やはりジャミング全然ダメなことが良く分かった。
クラック講習行かないとダメか…

ここまでで講習終了。
もう一泊して日曜日も登ろうか、という話だったが
すっかり疲れてしまったし、日曜日の夜だと中央道の渋滞は必至なので
この日で切り上げて帰宅。

土曜夜にもかかわらず事故で八王子付近は渋滞してましたが。

7/24 小川山 ガマスラブ、炭火焼ハンバーガー

2009-07-24 23:29:30 | 小川山
週末は小川山ツアー。

豪雨の東京を心配しながら小川山に向かう。
相模湖くらいからは雨も上がっていて
小川山もばっちり晴れ。

テントを設営してから「行った事のないエリアに行ってみよう」、
ってことでガマスラブを探しに行く。

ビクターの先を5~10分行ったところで
ケルンの目印を登っていくとかなりのスケールの岩場を発見。
平日だけあって誰もいないのでルート図とボルトの位置を見ながらルートを探す。


門番の娘 5.9をリード。OSm

続いて KC'S Banana Cake 5.10a をリードするもスラブに恐れをなしてテンション。
トップロープをでのトライはなんとかノーテンションでクリア。
出だしのスラブが核心か?
60メートルのロープがいっぱいのスケール感のあるルート。

まだ明るかったけど、この日は夕飯を作らないといけないので早めにテントに戻る。

金峰山荘で薪と炭を買って火をおこす。
Lea&Perrins Worcestershire Sauceを使ったハンバーグを炭火で焼いて
目玉焼き、トマト、アボカドスライス、スライスチーズでハンバーガを作る。

中身のボリュームが多すぎてかなり食べ辛かったけど
かなり理想通りの味で美味しかった。

途中から雨が降ってきて就寝後もテントに当たる雨の音で目が覚めるほどだったけど
なかなか快適なテント泊でした。