社労士受験講師日記

社会保険労務士試験の受験講師の独り言
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本当にびっくりしました。

2006-01-16 06:26:52 | 労災法
昨夜、講義を終えて帰る駅で一人の盲人の男性をみかけました。彼はまだ20歳過ぎ。私の息子と同じような年齢でした。彼は盲人の安全つえを使いこなし、私よりも早いスピードでホームを歩き、階段を登り、そして改札をでて、夜の街に消えていきました。本当にビックリしました。まるで魔法のつえを持って自由に歩いているように見えました。その時、私はある盲人の方のコメントを思い出しました。読んでみてください。

目の見える人から見た場合、目の見えない人が、外を歩いているのは、けっこう危ないことに思えるでしょう。

優しすぎる人、身内の人の中には、「外に出ないで、家の中にいれば、安全なのに…」と思う方もいるでしょう。しかし、私たちは、何が本当の危険なのか、考える必要があるかもしれません。外に出て、車に出会ったり、道路の穴に落ちたり、倒れたりするかもしれないのが、危険か。それとも、家の中にいて、何も学べない、進歩できないかもしれないのが、危険か。

目の見える人に置き換えて言えば、何も、普段とは違った感覚を味わうために、バンジー・ジャンプとか、危ない遊びをするよう、薦めているわけではありません。何か自由を得たいなら、少しの危険、リスクはあるということでしょう。

ま、生まれた瞬間から、いつかは死ぬ体を持っているわけですから、既に、そのリスクとは向き合わなければいけないのです。

その命のリスクと、精一杯生きれないリスクのバランスが、人生では、いつも問われます。今日は、どちらのリスクが高い1日になるでしょうね。




【労働者災害補償保険法 14】

次の記述のうち正しいものはどれか。

A 二次健診等給付の支給は、労働福祉事業として設置された病院若しくは診療所又は都道府県労働局長の指定する病院若しくは診療所において行われる現物給付であるが、これらの病院若しくは診療所によることが困難な事情にある者については、これら以外の病院若しくは診療所受けた場合には現金給付として二次健診等の費用が支給される。

B 二次健康診断等給付の請求は、原則として、一次健康診断を受けた日から3月以内に行わなければならない。

C 二次健康診断等給付の請求書には、一次健康診断の結果、厚生労働省令で定める検査のうちいずれかの項目に異常の所見があると診断されたことを証明する書類を添付しなければならない。



【解 答】B

A × 労災法第26条、則第11条の3。 二次健康診断等給付には、療養(補償)給付のような費用の支給は行われません。

B ○ 労災法第26条、則第18条の19第4項。なお、医師からの意見聴取は、当該二次健康診断の結果を証明する書面が事業者に提出された日から2月以内に行うこととなります。

C × 労災法第26条、則第18条の19第2項。「いずれかの項目」ではなく、「いずれの項目」です。



本試験まであと223日です。