(概説)管球式ミリバルとしては最高峰の1mV~300V 10Hz-4Mhzを実現したものです。HPの管球式ミリバルは400
から始まって400Dまでヴァージョンアップを重ね、それ以後は半導体になりより一層高性能になりました。(ただし、400Hは管球式)。
古い管球式ミリバルはメーター指示回路と、増幅器とが回路的に分離されていないものが多く、そういうミリバルを増幅器として使うと波形が歪
んでいるものがありました。キクスイの管球式ミリバルなどではそうです。本器は両方の回路が途中からハッキリ分離されているので出力波形の
歪みはありませんが、其の分タマも多くなってコストも掛かります。電圧分割にはマンガニン線が使われるといったオカネの掛けようで1969
年のカタログでは$275でした。
ミリバルはアマチュアが普通に使うにはあまり高感度でも意味が無く、また広帯域である必要もありません。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます