ヤフオクによく出てくるオシロ。外見がよく似た557に対し、こちらはトリガー掃引方式(リタイアした技術者がよく言い、今は死語になりつつあるいわゆるシンクロ)になっていて、やや高級に出来ている。
かなり古い設計で、ブラウン管は5UP1Fだ。このCRTは古典的なモノで非常に感度が悪い。真空管で言うと、50とか845みたいなものと思えばよい。そこで水平及び垂直の偏向には大きな電圧が要るのでどうしても真空管を使う。その為だけと言うのでもないが、故障が多くなるのは不可避だ。だいたい球と石が混在の測定器は故障が多いと考えて良い。
修理というのも出来なくはない。ダメになるところはほぼ決まっている。だが帯域は狭く感度も悪い。何の為に直すのか、直して使うのか? というのが有る。となるとやるだけ馬鹿馬鹿しい。かと言ってバラしてオシシイ部品が取れるのかといえば2Kgくらいのたいしたことないパワートランスと使い込んだ真空管が僅か、といったところ。
動作しますと書いてない場合は、まず、故障と考えていたほうが無難だ。今まで二台買ったがどちらも不動品だった。価格1000円でも運賃入れれば合計2500円くらいになる。そこら辺りはよく考えて下さい。
7Mhz 20mV
全ての突起を含むサイズ/重量 21w 30h 45d 11Kg
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます