月刊「祭御宅(祭オタク)」

一番後を行くマツオタ月刊誌

139. 馬(月刊「祭」2019.7月20号)

2019-07-24 20:25:15 | 屋台・だんじり・神輿-台車、骨組み、かけ声、楽器、担ぎ方-
●太鼓台や屋台を支えるもの
屋台や太鼓台の祭は、実は担いでいる時間と同じくらいかそれ以上に休憩する時間は長いものです。
その時に支えてくれるものが必要になります。

上の写真は播州の姫路市や加西市など角棒分布地域でよく使われるつっかい棒の役割を果たすものです。呼び名は知りません。

●三木の「馬」

上の写真の赤丸の中の木の台でで、屋台が倒れるのを防いでいます。これを三木の人は「馬」と呼んでいます。

●大阪市生根神社の「馬」



上の写真は大阪市西成区生根神社の台額と呼ばれるものです。担がない間は、下の写真のようなものにのせるのですが、やはり「ウマ」と呼んでいました。

●なぜ三木でウマと呼ぶのか
ここからは、全くの憶測です。
なぜウマと呼ぶのかを考えます。
まず、三木の場合は「うってくれ、もひとっせ、よーさんどい」の掛け声で担ぎ上げます。これは大阪締め「うちましよ、もひとつ、いうぉーてさんど」を担ぎ上げの掛け声として使っているからだと思われます。
掛け声と共に、「ウマ」の呼称も伝播したと思われます!?

●妄言 生根神社ではなぜウマと呼ばれるのか
では大阪の生根神社ではなぜウマと呼ばれたのでしょうか?そのために、この台額がいつ出されるのかについて考えます。
台額は七月二十四日、二十五日に出されます。つまり、大阪の天神祭と同じ日に出されます。天神と言えば牛、牛と言えば馬ということでしょうか??
また、台額は提灯が目立ちますが、太鼓も付いています。太鼓には牛の皮があり、それに対する馬ということでしょうか?

●生根神社の台額保存会の皆様に多大なご厚情を賜りました。感謝申し上げます。