社長のひとりごと

箕面の工務店 ホクト住建(Life-labo北摂)社長のよもやま話

被災地の声

2011年07月28日 | 暮らし
昨日、ライオンズクラブの例会で、
石巻市にお住まいで、津波に飲みこまれ米軍のヘリに救助された方のお話を聞く機会がありました。

今回の津波で家も全て流されたこの方は、
昔のチリ地震の津波でも家を流されたそうで、今回で2度の津波被害に遭われたという事でした。

地震の時自宅にいて大きな揺れに「家が壊れる」と判断してテーブルの下にもぐったそうですが、
棚の上にあげてあった長机が崩れ落ちてきて身動きが取れなくなったときに、
防災無線では「津波がきます!!避難して下さい!!!」とくりかえし呼び掛けていたそうです。
慌ててもがいているうちに少しだけ隙間ができて外に出ることができた時、
眼の前には真黒な壁が・・・・
それが今回の津波であっという間に飲みこまれ、
幸い防寒用の上着を着ていたためにそれが救命胴衣の役目をして津波に流されながらも浮いていることができたそうです。
それから引き波にもまれ、いろんなものにつかまりながら流されて、
ちょうど電柱に引っかかったのを幸いに電柱に登ったそうです。

日も暮れて寒さで凍えながら必死に電柱につかまり、
まわりにもそんな方が大勢いたそうですが、
夜になると「ドスン! ザザザー!」という音があちこちから聞こえてきて、
自分と同じような境遇の人が、一人また一人と凍死して高い場所から落ちて行ったそうです。

その後、
漏れたガソリンに火がついて水面が燃えだしたために暖をとることができて、
必死で電柱にしがみ続けたそうです。

その後、たまたまヘリに救助されるまで、
廻りに見える光景は、とても文章で書けるような情景ではなかったという事です。

私たちが報道で見た光景は、テレビで映してもいい光景ばかりで、
実際には目を覆わんばかりの遺体の数々が・・・・


このような体験をされて、
命を守るためには水と普段飲んでいる薬や包帯などの非常袋を普段一番出入りするところに置くこと。
当たり前ですが、津波の時はとにかく高いところに逃げる。
大阪市内でも津波の心配が十分にありますので、地下街からはすぐに出る。

等々・・・。

当たり前のことを当たり前に普段から備えることが一番大切だと言う事です。

最後に、
この地域は普段から地震(津波)の備えとして「コンドーム」が配られていたそうです。
なんで・・・・?????

実はこの方も地震が起きた時にとっさに携帯電話をコンドームの中にいれていたそうで、
このことで携帯が水没から免れて、
最終的にヘリに対して携帯の光で合図をして救助されたというお話でした。




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