和束 茶源郷ガイドの会「徒然草」

京都府景観資産登録の茶畑や史跡や歴史の中へご案内する和束茶源郷ガイドが皆さまの訪問をお待ちしています。

和束 茶源郷ガイドの会活動報告 3月31日(日) 

2013年04月02日 19時19分39秒 | 日記
      湯船に刻まれた歴史を辿る  ー百丈岩・柞峠ー

3月31日(日)曇り、ガイドの会自主企画で百丈岩と柞峠へと行きました。
参加者8名、ガイドの会は4名、、事務局のニューフェイス1人の計13名で、先ずは百丈岩のある山へと向かいました。
     
山裾まではマイクロバスで移動。百丈岩へと続く山道は狭く険しい所も多く気が抜けないでしたが、沢近くは景色も良く山の中を満喫できるような眺めでした。
山に入った頃一人のハイカーに会い早くも登ってこられたことに驚きました。
”知る人ぞ知る”といった所ですので、人に出会うとは思いもしなかったのです。
足元に気をとられ、下を見て歩いていると見落としがちですが、この山にさしかかる時に木の鳥居をくぐります。
立派なものではありませんが、これから神聖な場所に行くんだなという気持ちになります。
ですから、途中のちょっと怖い道も守られているようで気丈な思いでいられたのかもしれません。
参加者の皆さんはどうだったでしょうか。
    
空也の滝で不動尊に手を合わせ、山上へ。
山裾から歩くこと40分、百丈岩に到着です。
          
前回は気後れして岩の上に登らなかったのですが、今回は挑戦”登れました””絶景かな””うれしい”花粉症のつらさを一時、忘れました。
大観禅師が百日間座禅修行したといわれる岩に足を置き、満足でした。
来てみる価値のある所です。
すぐ近くに、文殊石もあります。      
文殊菩薩が修行をしている大観禅師の前に現れたそうです。
三人寄れば文殊の知恵の文殊です。もうちょっと、賢くなれるよう拝んで帰りました。

 さて次は、柞峠(ほそとうげ)。
 
車は湯船の小杉方面から、少々戻って、上村地域から協和ゴルフ方面へ。
車から降りて峠に向かって1,6㌔メートルほど行くと左手茶畑の端に道標が建てらています。
ここが峠柞と呼ばれ、和束町と信楽町との境をなしている峠です。
道標には「従是南山城国 従是北近江国」と刻まれています。
        
この峠を越えて北上すると信楽の宮跡に至ります。聖武天皇がお通りになったという恭仁京東北道の一部分をなす峠越えを皆さんとしようという事で、笹をかき分け峠道に入りました。
峠といっても道は極めて緩やかですが、足元は、何箇所かぬかるんでいて足の置き場所を選ばなければなしませんでした。
道中、カエルを見つけカメラタイム。
早い季節の出会いに、向こうも驚いたことでしょう。
              
また、参加者の中に花に詳しい方がおられて、私たちが通り過ぎてしまう雑草に目を向け、これは「ネコノメソウ」これは「ヤマネコノメソウ」と教えて頂いて、しばし野の草花の観賞会となりました。
 ほとんど人の通ることのない古道にて”皆と花愛でる楽しさよ”と風流な楽しい時を過ごし峠を抜けきると朝宮小学校前に到着。ちょうど1時間歩きました。
百丈岩では雷鳴が聞こえ、雨粒がパラパラふりかけ肌寒い感じもあったので、カフェに戻って少々遅いお昼となりました。
参加いただいた皆さん、湯船で過ごした半日いかがでしたか。
また、皆さんと歩きたいです。
ぜひ、4月7日の企画にもご参加くださいね。 

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