汗をふきながらたどり着いた本堂と大師堂、掃除しているお姉さんが300段だったのよ階段は、きつかったでしょうと笑顔で言います。 はいと息絶え絶えで答えて、輪袈裟をして、笈づるを着ようと思うのですが暑くて汗が吹き出てきます。 えい、いいやと笈づる無しで本堂でお経を唱えていると、中からお婆さんが僧侶に連れられて出てきました。 大師堂でお話を聞くと、死んだお爺ちゃんの法要で来たそうです。 あの階段を上がってきたのですかと聞くと、昔は下のにあるお堂でやっていたんだけど、今度の坊さんは上の本堂でやってくれるのでありがたい、それに車で上まで連れてきてくれたで助かったとのこと。 お寺専用道があるようです。
納経場で納経をお願いすると、お時間あります?と聞かれて勿論というと、あちらの杉の切り株を見てください。 二つに見えるでしょうけどあれは元は一つであそこからここの千手観音さんが現れたという伝説であの切り株から流れ出ている水には霊験あらたかなので、是非飲んでいって下さいとのこと。 たしかに美味しい水でした。
本堂前には護摩壇それも使用中の雰囲気があり中々雰囲気のあるお寺でした。