サロン・風変わりな人材開発の宴 

人の育成について、色々な視点から書いていきます。これは、体験記であると同時に、次の人材開発施策に対するトライアルです。

「働き方改革」と別次元にある「働き方改革」をすでに実施している人の心理

2017年03月04日 07時59分12秒 | 日記
世の中、どこもかしくも「働き方改革」。長時間労働は大きな労働問題として扱われています。

これを今の70代以上の人に聞くと、「昔は〇〇時間の残業したが」とご指摘を頂くことがあります。

時間の長短だけで考えるのは難しいですが、確かにあの世代の人たちはよく長時間働いたと思います。

ニュースで「働き方改革」の話題が挙がるとき、だいたい東京の名のある会社が映像に出ます。これ、私からみて、「働き方改革」の現象をとらえるのに偏りがあると思います。
(ようやく、小学校の先生も取り上げてもらえるようになりましたが)

一方で、「ずっと前から『働き方改革』をやっているよ」という人もいます。別に時代の先端を行っているという自覚ではありません。「(付加価値が出ない仕事をしていると思われ)残業をするな」という指示がでているからです。

「モノづくり日本企業の危機」と言われていますが、技術レベルが上昇した発展途上国と戦う日本の製造にとって、世界レベルで高い賃金であれば、低価格に対抗するためにはコストカッターでいくという方向になりがち。日本のブルーカラーは世界一といわれて尊敬の念をもって見られてきましたが。

私が言いたいことは、上記のことではありません。。
「コストカットで残業もできない。その分、給料が減る」⇒「仕事の経験の蓄積に時間を要す」⇒「成長が鈍化する」⇒「昇格もしない」の悪循環にはまること。「会社は自分たちに三行半を突きつけた」と思うひとが増える。仕事へのモチベーションが下がり、会社への忠誠心が無くなり、「いるだけ」の気持ちになる。

そのひとたちは言うだろう。「何が働き方改革だ」と。



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